「家持歌日記」を読む



何時の時代にも斬新な、詩人の感慨と詠嘆をしるし、抒情の秘密まで記録されたこの文人の生涯を、英雄の生涯として、かつて私はわが生成の信条としてしるしたのである(保田與重郎『わが萬葉集』)



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はしがき



 万葉集のテキスト(本文と訓読文)は、いくつかの古写本・活字刊行本・注釈書を参考に、私が独自に作成したものを用いています。校異等については(きわめて不十分なものですが)本サイトに収録された「大伴家持全集 本文編」を参照されたい。
 なお引用歌に国歌大観番号を付することは敢えてしませんでした。単純に、歌の頭やしっぽに数字をくっつける見苦しさを嫌ったためです。

 文中では以下の略称を用いています。
  萬葉集代匠記――代匠記
  萬葉集古義――古義
  萬葉集略解――略解
  続日本紀――続紀
  日本書紀――紀

 JIS第2水準までに含まれない漢字でも、ウィンドウズのMS明朝・MSゴシックなどで表示可能な文字(いわゆるシステム外字)は、そのまま用いています。これに当てはまる漢字については、以下を参照下さい。
  _けん 人偏に「兼」旁。用例は「_従(けんじゅう)」のみ。
  ぼう 「日」偏に「方」旁。用例は「玄ム(げんぼう)」(人名)のみ。


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(C)水垣 久 最終更新日:平成10-08-11
thanks! 平成10-10-05より