がまぐちモダマ
欧米でSea Purseと呼ばれるヂオクレア属のマメに似ている(Dioclea wilsonii or Dioclea reflexa ?)。
「purse」とは日本語ではハンドバックとか小銭入れ、がま口などと訳される。
なるほど、がま口の財布ににてるので、ここでは「がまぐちモダマ」と呼ぶことにした。
ワニグチモダマとまぎらわしいところがまたおもしろい。。
● まだら模様がカッコいい!!
 
長径3cm、厚さ1.5cm。
茶色地に黒のまだら模様。
ざらざらした質感で、ヘソの片端から炎状のしわが走っている。
これを海岸で見つけると、ヒョウ柄のブランド財布を拾ったようでうれしいくなる。。
2年間で8個だけみつけた、ちょっとレアなマメ。
●無地のヤツもあるの?
がまぐちモダマと形がよく似たもので無地のものをひとつ見つけている。
同じ種類なのだろうか??
 
● がまぐちモダマを植えてみた
2008年、がまぐちモダマを植えてみた。
マメに傷をつけて土に埋めると1週間ほどでヘソの片端が割れて、芽と根をのばす。
芽は赤色の短毛に覆われる。
成長の仕方はワニグチモダマなどと同様で、はじめのうちは葉を出さず、ツルをどんどんのばす。
 
左:ヘソの片端が割れて芽と根を出す。
右:芽を伸ばしているところ。はじめのうちはかなり成長が早く、1日で5センチ以上のびる。
左:成長したがまぐちモダマ、あんどんにからみつく。
右:芽、茎、葉は赤色の毛に覆われる。
三出複葉で、幅の広い小葉。葉、茎は赤い毛に覆われる。