マランツ MA-6 パワーアンプ

 

パワーアンプがラックスマンのA級アンプ、M-06α(BTL接続で2台)に変わるまで、途中のほんの一月間を除き、ずっとJBLスピーカーを駆動してくれていたのが、マランツのモノラルパワーアンプMA-6でした。

 このアンプは、A級、AB級が切り替えられます。最初は2台購入し、B級(120W) で聞いていました。その当時のスピーカーはJBLのL150A。まだ私はオーディオ駆け出しの初心者で、パワーアンプの能力を数字で評価していた時代。A級では30Wしかないのでとても足りない、と思いこんでいました。

 1年くらい立ち、少々は音の違いがわかるようになってきたある日、A級に切り替えたところがびっくり。弦楽器の荒々しさが消え、非常に滑らかな音に激変するではありませんか。しかし、さすがに低域の力感などは駆動力不足でいくらか後退。

 これはこまった・・・もうAB級には戻れないし・・・・。で、解決案は左右チャンネルそれぞれにMA-6を2台を割り当ててBTL接続とし、合計で4台のMA-6でドライブする案。これは成功しました。あまり雑誌などでとりあげられたことのない使い方ですが、MA-6はBTL+A級動作で使うと豹変します。

 ある日、さらなるグレードアップを狙い、プリもマッキントッシュC29だし、やはりパワーもマックか・・・と、MC7270を購入。確かに絢爛豪華な音だし、低域も圧倒的ですが、なんか私の思う弦楽器の音で鳴ってくれない。ひとことで言えば、少しきつい。その後、一ヶ月間苦労しましたが、ついにギブアップ。一旦は売りにまでだしたMA-6に戻ったのでした。その間に売れてしまわないで本当に良かった。やがて、スピーカーがJBL4344に変わった後も、ずっとMA-6は活躍したのです。

 MC7270を買うときに、かなり迷ったのが、同じA級動作でしかも2台でBTL動作が可能なラックスマンのM-06α。あの時、MC7270でなくM-06αにしておけばよかったのかな、という思いがずっとあったのでした。そして、その思いは、2006年についに実るのです。その経緯はM-06αのページをご覧ください。

 なお、今にして思うと、現在の経験と知識をもってすれば、MC7270も、もっともっとよい音で鳴らす方法があったのかも知れないなあ、と思っています。ただ、MA-6からの変更なら、M-06αのほうがはるかに楽であることは間違いありません。

 

(2007年11月3日)

 

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