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54   LOOXな日々(その1) (2002.9.7)

前々話で書いたモバイル用パソコンだが、思い切って富士通のLOOX S73Aを購入してしまった。時期的には夏モデルと冬モデル発売の端境期で中途半端だが、ちょっと旅行にでかける予定もあってモバイルしたいので、どうせ買うなら早めに買おうということにした。パソコンはどんどん性能が向上するので買い時が難しいけど、必要なときが買い時なのだ。と、いうわけで今回も旦那が担当。

モバイルパソコンでは、テキスト読み書き、メール読み書き、ネットサーフィン、デジカメ写真一時保管・閲覧ができればいい。と、割り切って無線LAN内蔵で軽くて長時間使える機種を選んだ。CD-ROMやFDドライブはネットワーク経由でエンデバーのものを共有すればいいので不要だ。リカバリのときは専用のCD-RWドライブがいるようだけど、そうなったらその時考えよう。

LOOXの箱 箱の中の緩衝剤
■LOOX梱包箱
箱が思いのほか小さかったので、ビデオテープとならべて写真を撮ってみる。右の写真が開封したところ。最近の緩衝剤は段ボールだけで、なかなかエコロジーなのだ。LOOX本体はあっけないほど簡単に収まっている。

ちなみに外箱に描いてある地球の稜線に浮かぶ無限大記号のデザインは、プレインストールされているWindowsの壁紙と同じだ。

LOOXのパッケージ内容 LOOXのサイズ
■内容物の確認
一応、入っていたものを写真に撮っておく。あまり多くはない。リカバリCDやアプリCDと、簡単な取説、モジュラーケーブル、プロバイダ案内などだ。

マウスポインタを動かすポッチ(クイックポイント)カバーの予備が1個しか入っていないのが不安。たしかサテライトを購入したときは5個くらい入っていた。カバーはすぐにすり減って、思うようにマウスを動かせなくなるんだよね。サプライ品として購入できるのかな。

■CDケースの2倍弱
LOOX S73Aはやはり小さい。面積はCDケースを2枚弱、厚みは3枚分程度なので容積はCDケース6枚分弱だ。重さは見た目なりで持ったときのバランスもいいように思える。キーボードが少し狭いが、慣れればなんとかタッチタイプができそうだ。

LOOXのACアダプタ LOOXの裏面
■小さいACアダプタ
ACアダプタが小さくてとてもよい。モバイルには最適。長さはクレジットカードと同じ。ただ、ACアダプタは240V対応なのに、ACコード部は100Vのみに対応で、海外で使うためには専用のコードを買ってくれとのことです。旅行用品売り場で売っているコンセントの変換プラグの立場はどうなるのでしょう? ちなみに240Vまで対応しているコードはヨドバシに売っていた。240V用コードのプラグは端子が丸いタイプだったけど、240Vの世界ではこれが共通仕様なのか。

■LOOX裏面
LOOXの裏面にはクッション性を高めるためなのか、あるいはラップトップスタイルで使うときに熱が直接膝に伝わらないようにするためか、2/3位にフェルトが張ってある。フェルトはセーターを着ているような感じだと思うのだが、放熱効果が下がらないのか心配だ。また、メモリ交換やHDD交換がやりやすいようにか、ビスで一部が開くようになっている模様。メーカ保証が効かなくなると困るのでまだ開けていない。バッテリも簡単に外れるようになっている。

Cruseoロゴ LOOXの初期デスクトップとスタートメニュー
■Crusoeロゴ
普段見慣れたIntel Insideのロゴの代わりにCrusoeロゴシールが貼ってある。マイクロソフトのWindowsロゴシールもXPは初めてだ。丁度、手のひらががあたるところに貼ってあるので剥がれないか心配。会社で使っていたノートパソコンにも貼ってあったが角の方から剥がれ始めて、手のひらに引っかかるようになったので剥がしてしまった。

さて、いよいよ電源を入れてセットアップをしてみる。液晶画面が明るく綺麗でなかなかいい。とりあえずWindowsXPの画面スタイルをクラッシックというWindows2000タイプに変更する。どうも、XPの画面は慣れることができず使いにくいのだ。

幸いなことに液晶のドット不良はなかった。カタログにはドット不良に関する免責事項が書いてあるけど、最近は技術が進歩して少なくなったのかな。何はともあれ、よかった、よかった。

■アンインストール
LOOX S73Aは富士通のパソコンの中ではプレインストールソフトが少ないようだ。それでもいらないソフトがいくつも入っていて、スタート−プログラムを開くとメニューが2列もでてくる。まずは不要なアプリケーションをアンインストールする。

「@なんちゃら」とかいうアプリや、プロバイダのサインアップソフトが沢山入っていて、アンインストールも面倒。何を消せばいいのかもよく分からない。再起動しないといけないものもあって時間がかかる。初心者向けに売っているオールインワンPCならプレインストールも必要かもしれないが、 LOOXのようなモバイルPCを1台目のPCとして購入する人はまずいない。既にPCを使っていて、自分なりのPCの使い方があるはず。そういう人に初心者向け?の@なんちゃらや、プロバイダのサインアップツールはいらないだろう。CDも添付しているのだから、必要な人だけが必要なものをインストールできるようにしておいて欲しいぞ。アンインストールするだけでも大変なのだ。

あと、オンラインサインアップソフトは富士通のPCなのに@niftyだけでなく、メジャーなプロバイダは殆ど入っている。通信会社系のプロバイダが入っているのはまだわかるが、パソコンなどで競合しているメーカのプロバイダBIGLOBE,So-netなどが入っているのがよく分からない。プレインストール収入が結構いいのかな?

当初、プレインストールで30GB HDDのうち6GB程度が使われていたが、アンインストールした結果、5GB程度になった。地図アプリを消さなかったのでそのデータ量が多いと思われる。でも残り25GBもあれば今まで撮りためたデジカメ写真や、MP3ファイルを全部入れても十分余裕がある。


これから秋の夜長(というほど長くなっていませんが)、色々試していこうと思っています。

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