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53   夏休みの思い出 (2002.8.25)

再び壊れたエアコンはお盆明けの台風で修理が遅れたが、何とか復活した。今のところ冷気を吹き出しているが、再び壊れるのじゃないかと不安。ちなみに今回の修理代は無料でした。前回に帰りに「お茶を出せなかったから」とペットボトルのお茶を渡したのが良かったようです(本当か?)。

エアコンを直したら気候はすっかり秋、夏は終わってしまったかな?夏休みもあと少しで終わりですね。今回は去りゆく夏を惜しんで2002年の夏休みを振り返ります。

つい2、3年前までは夏休みは子供達がゴロゴロしていて、お昼ご飯を食べさせて、退屈しないように時々プールに連れて行くのが夏休みでした。子供達の成長ともに部活だ、塾だ、友達のうちとそれぞれに外に行くことも増えた。でも三男はまだ家にいることも多く、母親は下宿のおばちゃんとマネージャと運転手をしているようなものですね。

それでもお盆には母の待つ実家に帰ることができました。実は母はパソコンのダイヤルアップのパスワードを誤って消してしまい、ネット接続ができない状態だったのです。自分ではパスワードが設定できないで一人で悩んでいました。今回の帰省で再びパスワードの設定をしてメデタクもネットに繋げました。まぁダイヤルアップだから遅いのだが、どんな回線でも繋がっていることが大事さ。

今回、弟一家がパソコン持参で帰省したので、実家の居間には2台のノートパソコンがならび、子供達がゲームの順番を待つゲームセンター状態でした。弟と母のパソコンにはそれぞれ違うゲームソフトが入っていたので、子供達は普段遊んだことのないゲームで楽しんでいました。夜、子供達が寝静まると姉までがスパイダーソリティアにはまり夜更かしをするありさまです。

去年の夏にできた近所のインターネットカフェ(考現学27話参照)もまだありました。入れ替わりの激しい街道沿いで健闘してますね。漫画が5万冊に増えたと看板に唄ってあるので子供達が行きたがったが、自宅に立派なパソコンがあるのにわざわざ田舎でネットカフェに行くなと阻止しました。もっとも毎日、プールや山に遊びに行って行く時間も無かった。

今年の夏は、最年少の我が家の三男が小学生になったこともあり、かなりアクティブに色々と出掛けてみた。実は次男、三男は母に連れられて先に帰省していたのだがその間にもプール3カ所に出掛けていた。親が帰省してからもプール、山、湖、高原、博物館、バッティングセンター、公園、親戚の家、バーベキュー、花火と超多忙。こんなに遊んだのは久しぶり。

旦那は帰省の途中で仕事で何日か帰ったのだが、その間に遊びに行った川での風景をデジカメで撮って会社の旦那にメールで送ってみた。こんなとき流行の写メールやiショットを使えばその場で送れるのだが、私の携帯は相変わらずモノクロの旧タイプなので実家に帰宅後、母のパソコンから送ってみた。それでも夏休みの雰囲気を知らせるのは十分だったようで、羨ましくなった旦那は予定を一晩早め、夜中に実家に戻ってきた。

川遊び

デジカメ写真は母のパソコンを使ってCD-Rに焼いて持って帰ろうと、生のCD-Rを持参しましたが、今回は持参のメモリーカードに収まってしまった。母のパソコンはゲームで楽しんだ他にも弟一家とデジカメの写真を互いに交換しあったりして、それなりに活用されてよかった。最近は写真といえばデジカメになりつつありますね。我が家もそうですが、弟一家も最近はコンパクトカメラを使ってないようです。子供の日々のスナップを撮るには一々現像に出さなくてすむデジカメが便利です。フィルムのように枚数を撮り切らなくてもいいのもいい。

さて、再びネットに繋がるようになった母のパソコンですが、私がメールを送っても返事がないところをみると、孫達が集まった夏の疲れを癒している最中かもしれない。お疲れさまでした。

昨日、100円ショップダイソーでパソコン用のゲームソフトを見つけた。ちゃんと立派なCDケースに入っていて100円だよ。写真はこちら。ちょっと前迄はCDの空ケースだけでも100円位していたんじゃないかな? 価格破壊(死語?)もここまで来たかという感じ。とにかく、どんなものなのか試しに買ってみた。ザ・ゲームシリーズ20となっているので、少なくとも20種類でているのかな?

CDのラベルにはウィンドウズ95, 98, Me, XP対応と書かれており、お店の陳列棚にも手書きのPOPで、「Windows NT, 2000では動作しません」と表示があった。他にもTVゲーム機では動きませんとか、開封後は交換できませんなどの注意書きがあった。きっと間違えて買っていく人が多いのだろうな。私は普段はWindows 2000を使っているが、デュアルブートでXPも動くのでXP対応なら大丈夫だと思って買ってみた。

購入したゲームは子供のリクエストでタンクバトルという面クリア型アクション・ゲームだ。初期の頃のパソコンゲームによくあったパターンだ。ちなみに、20年くらい昔にPC8001で遊んだ平安京エイリアンの復刻版もあった。懐かしい。次には買ってみようかと思う。

封を開けると簡単なインストール方法とゲームの遊び方の説明があり、電話サポートまであるらしい。ダメもとでWindows 2000にインストールしてみたら、難なく動いてしまった。シリーズの中には動かないものもあるのかもしれないが、このゲームは大丈夫だった(といっても、私が動作保証するものではありません)。早速、子供達が遊び始めている。単純なゲームだが結構面白いようで、3人でパソコンの画面を覗き込んでいる。つまらないゲームでも100円なら諦めもつくと思って買ったが、2日で十分に元はとれた。

しかし作る方は100円で元が取れるのか心配。でもメーカー製のパソコンに沢山プレインストールされているソフトの卸価格は、1本数十円程度からという雑誌の記事を読んだことがある。確かにあんなに盛りだくさんのソフトが入ったパソコンを20万円弱で売っているのだからバンドルソフト1本の価格はその程度なのだろうな。それを考えると100円でもダイソーという大きな販路に載せれば十分に元がとれるのかもしれない。それにしてもCD-ROMという媒体をケース付きで販売して100円というのには恐れ入ってしまう。ダイソーではゲームだけでなく、クラシックなどの音楽CDも100円で買える。

ネットでダウンロード販売しても100円で売るのは大変だと思うが、それを昔ながらの「モノ」として店頭に並べて100円で売ってしまうダイソーの努力に感服ですね。これからの社会でネットがさらに普及し、決済方法が簡単になれば音楽、映画などのソフトは「モノ」を動かして販売する方法ではなくなると思うが、それをあざ笑うかのようなダイソーの挑戦(大げさか)。まだ当分の間、人は「モノ」に対してお金を払うのかな。

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