はじめての障害(ジャンプ)レース
障害(ジャンプ)レースのABC

 
障害には、どんな種類があるの?
  
2 竹柵(ちくさく)・グリーンウォール

 台座の上に「竹ほうきを逆さにしたようなものがビッシリささっている障害。中には「人工の竹(素材)」を使っているもの、高さ可変式で10〜20cmせり上げることができるものや、カセット式(ユニット式)構造で「いけ垣」障害に差し替えられるものもあります。なお、人工素材で造られた竹柵障害(人工竹柵)のうち、緑色の素材を使用しているものについては「グリーンウォールGreen Wall)」という名称が付いています。

 竹柵は、いけ垣よりも密な構造であるため、「かきわけて」飛ぶことができず、高さが同じ場合は竹柵のほうが難易度は上です。そのため、竹柵は一般に高さが低く押さえられています(130cmのものが多い)が、中には巨大な竹柵障害「大竹柵」があり、それはレース道中に立ちはだかる大きな難関となっています。

 
竹柵

 

3 ハードル・ハードル(可動式障害)

 障害レースで使われる障害は一般に固定式で、いけ垣障害はコース上に直接植えられていたりしますが、中には移動式で、障害レースが行われるときだけ平地芝コースの上に設置されるものもあります。この障害が「ハードル」で、ファンや放送関係者の間ではその設置形態から「置き障害」とも呼ばれています。

 ハードルはすべて高さの低い(高さ120〜130cm)竹柵障害で、コース上で人海戦術で組み立てられて置かれるもの(昔からあった)と、トラクターで引っ張られてコース上に置かれる折り畳み式・タイヤ付きトレーラータイプのもの(99年から登場)の2タイプがあり、後者は「可動式障害」とも呼ばれます。ハードルの難易度自体は低いものですが、観客の目のまん前でジャンプするものも多く、「観る」という意味においては侮れない存在となっています。

 
ハードル(組み立て式)

 

ハードル(可動式障害)・折り畳まれた状態 ハードル(可動式障害)・設置された状態
 
 
ハードル(組み立て式)の設置シーンをみてみよう!

メイキング・オヴ・ハードル

 

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