日本の旅・桜と花火の「フィールド博物館」
茨城県土浦市

 
土浦まちかど蔵・野村(改修前のもの。現在はもっときれいに生まれ変わっています。)

 
ここは、中城地区

 

 土浦駅西口から、駅を背にして右側の通り=「亀城(きじょう)通り」を10分ほど歩くと、進行方向左側にレトロ風な飲食店や和菓子屋が数軒見えてきます。この周辺が、昔ながらの町人街のまちなみが残っている「中城(なかじょう)地区」です。ここは「まち歩き」の楽しめる土浦の目玉スポットとして目下整備中の場所で、資料館として改造されたふたつの「まちかど蔵」が核となっています。 
 
桜橋の跡
 現在の亀城通りは、かつて川であったものを埋め立てたもので、旧水戸街道(=陸前浜街道=現在のJR常磐線・国道6号線に相当する街道)がその川をまたぐ場所に架かっていた橋が「桜橋」です。現在は、亀城通りと旧水戸街道の交差点に橋の親柱(「櫻橋」という文字が刻まれている。高さ80cmくらい)
のひとつが残っています。

土浦まちかど蔵・野村
 砂糖問屋だった建物を資料館&観光案内所としたもので、民具を中心に展示、喫茶コーナーも併設されています。係員に申し出れば、土浦についての説明(30〜60分)もしてくれます。以前はまさに古風蒼然といった感じの蔵でしたが、近年改修がほどこされ、こぎれいな蔵に生まれ変わっています。駅歩10分、9:00〜18:00、年末年始を除き無休、入館無料。029-822-0081。

 
 
桜橋の跡 路地から見える新しい土浦

  

土浦まちかど蔵・大徳(だいとく)
 江戸時代末期に建築された呉服商の建物を改造したもので、'98年10月にオープン。観光物産館・観光展示館・商家歴史展示館として機能、市観光協会の事務所も入っていて、レンタサイクルも扱っています。「土浦まちかど蔵・野村」と道をはさんだななめ向かいにあります。9:00〜18:00、年末年始を除き無休。入館無料。029-824-2810(土浦市観光協会)。

矢口家住宅
 天保期(1830〜43年)ごろに建造されたと推定される、「まちかど蔵・大徳」と同じ並びにある蔵造りの建物で、今でも現役バリバリ。酒屋(矢口酒店)の店舗として使われています。県の重要文化財。

吾妻庵
 中城地区にあるそば屋の老舗。「うだつ」形のあんどん看板に代表されるその特徴的な建物が目を引く存在です。なお、建物の写真は、「吾妻庵いま・むかし」で紹介。こちらへどうぞ!

  
 
土浦まちかど蔵・大徳 矢口家住宅(矢口酒店)

 

吾妻庵いま・むかし

 中城地区のそば屋の老舗「吾妻庵」の建物の変遷を紹介。

 

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 真鍋地区
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 亀城公園付近
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 中城地区(現在地)
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 ここが玄関 土浦駅周辺

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