大穴は競馬だけじゃない
神奈川県川崎市
 
【幸区・川崎区】都会の中のミステリアスゾーン 南武支線
 
夕暮れの浜川崎駅にて

 
はじめに
 このコーナーは、川崎市内の鉄道路線に関するもので、当初は「鉄(=のりもの)のコーナー」内に置くことを考えていたものです。が、現地で資料収集をしたのちペイジの組み立てを構想したところ、どうやら「沿線案内」がメインとなりそうな感じになってきたので、結果「旅のコーナー」内に置くことにしました。そういう事情もあり、旅ネタとしては「鉄分」が多いかもしれませんが、鉄道に詳しくない方でもわかるように書いておりますので、何とぞご容赦ください。まずは南武支線のあらましと電車の簡単なウンチクから・・・。

 
南武支線とは・・・
 「南武支線」とは、川崎駅の隣の尻手(しって)駅から浜川崎駅まで至る約4キロのJR線の通称です。正式には「川崎〜(尻手)〜立川」と「尻手〜浜川崎」を総称して「南武線」というのですが、後者は前者から枝分かれしているような形態なので、鉄道ファンなどからは「南武支線」と呼ばれています。ですから本来は「南武支線」というよりは「南武枝線」と表現したほうがわかりやすいかもしれません。

 

南武支線を走る電車
 南武支線を走る電車は、専門用語で「101系」と呼ばれる電車。50年代後半から70年代はじめにかけて造られた、現代における通勤型電車のパイオニア的存在です。が、時代の波には勝てず、今はほとんどが廃車=スクラップになっていて、JR線で走っているのはもはやここだけとなっています。
 この電車は、面白い改造がなされていまして、通常はホームにあるはずの発車ベル電車自体にくっついていたりします。なお、冷房装置も「後付け」により取り付けられています。

 
ワンマン電車
 南武支線の電車は、2両編成のワンマン運転。つまり、車掌がいません。したがって、駅到着の案内はテープ。ドアを閉めるときは、まずホームにあるミラーと車内のバックミラーで安全を確認してからスイッチ操作をします。そしてドアが閉まる際には、乗客に注意を促す意味で、キンコンとベルが鳴ります。こういうワンマン電車は、東北あたりですと当たり前のように走っているのですが、都会ではまだ珍しいものです。

 
南武支線電車の車内 ホームにあるミラー。道路のカーヴミラーと同じもの。 都会では珍しい電車のワンマン表示。バックミラーにも注目。

 
運転本数
 朝夕は約10〜30分ごと、日中は約40〜60分ごとの運転です。都会にしては電車の本数は多くありませんが、沿線にはバスが頻繁に走ってまして、少なくとも路頭に迷う心配はありません。

 
では出発! 沿線案内は、こちら!

 尻手(しって)駅
  ‖
 八丁畷(はっちょうなわて)駅
  ‖
 川崎新町(かわさきしんまち)駅
  ‖
 浜川崎(はまかわさき)駅

 

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