2020年7月の陰気な男でいいですか?
20/07/31
今月は直動機構との戯れが復活した月だった。月の初めに手持ちのベルト直動機構を動かして活動の停滞ぶりを反省し、中盤に手持ちパーツを使ってもう一つのベルト直動機構を作成。これがトリガとなり4か月ぶりに Fablab Setagaya at IID で MDF 板を切断。送りねじ駆動とベルト駆動の2台のペンプロッタを形にして、ベルト直動機構を直交させた2軸の直動機構も形にした。そしてペンプロッタに関しては、Maker Faire Tokyo 2020 に向けた新たな取り組み「皆さんのデータをペンプロッタで出力してお渡しします!」をアナウンスし、多くの方々に retweet もして頂けた。しかし心身は序盤中盤終盤どのタイミングもボロボロだったな。来月もイロイロとキビシイ展開が予想されるが、地道に前に向かって進んでいこう。
20/07/30
来月発売される書籍に刺激を受ける。まずは技評から発売される秋田さんの「揚げて炙ってわかるコンピュータのしくみ」に刺激を受ける。タイトルの「揚げて炙って」が例えでも比喩でも無くホントに行われている所がこの本のスゴイ所だ。中味が非常に楽しみだな。続いて同じ技評から発売される「伝説のアーケードゲームを支えた技術」に刺激を受ける。縦書きの読み物スタイルではあるがサンプル紙面を見ると使用されている CPU 名なども楽しめる内容のようだ。これも中味が非常に楽しみだな。そして鈴木さんの「ザイログZ80伝説」が満を持して来月後半に発売される。鈴木さんの tweet にも書かれている「いちいち世間話が付いて回るうざい技術解説書」というクダリを見て、いつもの鈴木節が堪能できることが確認できて安心した。書店に並ぶ姿を早く見てみたいな。イロイロとキビシイ状況だが来月も書店に足を運べる状況が続くとイイな。
20/07/29
予想が外れた。昨夜0時過ぎにスイッチサイエンスさんより Wio Terminal 入荷の情報が届いた。5月の頃のような瞬殺はもう無いだろうとタカをくくっていたが、1日も持たずに在庫が0になってしまったようだ。rankan さんの tweet を見ると14時より前の時点で既に完売していたようだ。秋月では通販在庫数も多いのでいつでも気軽に買えるものだと思っていたが、まだまだ Wio Terminal には勢いがあるということか。オレも Wio Terminal のお蔭で自分のペンプロッタで出力できるコンテンツの幅が広がったからな。そして Wio Terminal によるペンプロッタ出力と Online HP-GL/DXF ビューアの実装によって Maker Faire Tokyo 2020 に向けた企画「皆さんのデータをペンプロッタで出力してお渡しします!」を提案できるようになったんだよな。少しずつでも新しいことに取り組んでいこう。
今日の自分は M5Stack と戯れる。一昨日サンプルコード NCIR_MLX90614 を使って非接触温度センサ M5STACK-NCIR-UNIT を動かした。しかし折角の温度センサ、数値による表示だけじゃ物足りない。という訳でサーマルカメラユニット用のサンプルコード THERMAL_MLX90640 のカッコいい画面をベースにしてみる。サーマルカメラ MLX90640 用のコードを全て取り外し、非接触温度センサ MLX90614 用のコードに置き換え、温度表示の MAX/MIN を調整。指を近づけると青い画面が赤く変化するようになった。自分の使ったことの無いデバイスを試すのは楽しいよな。明日もマイルドに。
20/07/28
ペンプロッタは製作過程を見るだけでも楽しめる。あざらしさんの「DVDドライブからペンプロッタ自作(1)」を訪れる。ジャンク DVD ドライブから取り出した直動機構と Arduino Uno 互換ボードでペンプロッタを作る過程が紹介されている。非常に素晴らしい。先月 tweet を見てグッときたペンプロッタの製作記を note で公開されたようだ。非常に素晴らしい。記事の中の製作中の写真の数々を見るだけで楽しくなる。アクリル板をヒータで曲げ加工したペン上下部がイイ。金属製ならではのL字型のスタイルもグッとくる。ina_ani さんの Blog 記事「プロッタを作ってみた」を参考にしたと書かれている。ナイスな方の製作記が別のナイスな方の製作記を生む、この正のサイクルが素晴らしいよな。Blog をモノに出来ないまま今に至ってしまった自分を振り返る。オレも長文が書けるように精進するのは今なのかもしれないな。20世紀のままのテキスト日記との両立について考えようぜ。
20/07/27
20/07/26
今日はライトに。先日 aliexpress で手に入れた可動範囲60mmのスライド抵抗に通電してみる。このスライド抵抗は郵送されたパッケージを開けたら中国の電子城の建屋の中のニオイがしたのがヨカッタな。ライトに通電するために、以前形にした100mm送りねじ直結モータを使用した直動機構を投入。パーツをバラして45mmスライド抵抗を取り外し、今回入手した60mmスライド抵抗に交換。前回もスライド抵抗のテスト用だったのでハンダ付けしていなかったのがヨカッタな。今回もハンダ付けを行わずICクリップでコントローラ基板と接続し動作を確認。スライド部の移動距離は55mmだった。これは使えそうだな。後はバラつきが無ければサイコーなんだけどな。このサイズのスライド抵抗は100mm送りねじ直結モータとの相性が良さそうだ。妄想を膨らませようぜ。
続きもライトに。昨日の実験でベルト駆動の回転角フィードバック用可変抵抗はスライド抵抗と同じく ALPS 製に限るということが分かった。しかしその ALPS 製可変抵抗の手持ちは3個と少ない。せめて数を偶数にするためにデモ用ベルト駆動直動機構をバラして秋月で販売している安価な可変抵抗と交換。これで手持ちの ALPS 製可変抵抗は4個になった。次のパーツが到着するまでは手持ちパーツで凌ごうぜ。ああ明日もライトに手を動かせるとイイな。
20/07/25
今日もベルト駆動ペンプロッタと戯れる。12日に形にしたベルト駆動直動機構は可変抵抗の固定穴をリーマとやすりで無理やり広げて対応していた。これを一昨日形にしたベルト駆動ペンプロッタ用のパーツに交換してみる。更に今使っている ALPS 製可変抵抗を秋月で販売している安価な可変抵抗に変更。再度組み直してベルト駆動直動機構の形にした。新パーツは16Tのドライブプーリ用だったが今回20Tドライブプーリを使用したので必要な軸間距離が短くなり横板がかなりたわんでしまった。しかも動作確認をすると可動範囲が30mmでは無く25mmになっている。元のALPS製可変抵抗に戻すと可動範囲が30mm弱になっている。やはりスライド抵抗と同じように可変抵抗もALPS製がサイコーなんだな。可変抵抗をALPS製に戻すのと合せて、可変抵抗に取り付けるプーリを20Tから16Tに交換。これで横板のたわみも解消した。直動機構は組み立てるだけでも楽しいよな。
直動機構は直交させると更に映える。ベルト駆動直動機構が目の前に2つあると直交させたくなる。目的は無くてもただ直交した姿を見てみたい。という訳で一昨日形にしたベルト駆動ペンプロッタ用のパーツを使用してもう一つのベルト駆動直動機構を組み直し、スライド部を直動機構の側面パーツと一体化させてみる。まずは側面パーツだけの状態で動作を確認。片持ちの不安定な形だが問題無く直動した。そしてこの側面パーツにもう1つのベルト駆動直動機構を取り付けて片持ち型で2軸を直交させる。更に自立できるように切断余りのMDF板を床面に取り付けた。早速動かしてみる。今手持ちの ALPS 製可変抵抗が少ないのでケーブルをハンダ付けせずICクリップで接続できる片側だけ動かす。可変抵抗が片持ちの先にある不安定な作りだが、思ったよりも安定して直動してくれた。直動機構は直交させるだけでも楽しさが広がるよな。
20/07/24
今日もベルト駆動ペンプロッタと戯れる。昨日形にしたベルト駆動ペンプロッタを動かしていたらテーブルの可動範囲ギリギリの所で止まる時がある。自宅でのトラブルは必ずビッグサイトでも起きる。という訳で早速分解。まずは正面プレートとテーブルガイドレールが接する所をカッターナイフで切断。続いてネジ頭の干渉のため片側しか固定していなかったテーブルガイドレールを皿ネジを使って固定。今日の動作の中では止まることは無かった。不安の芽は早めに摘み取ろう。
動いているものを分解する敷居が下がったので1月末に形にしたベルト駆動を分解。このペンプロッタは Maker Faire Kyoto Online 用動画(YouTube)を撮っていた時に一度止まったことがあった。そして今日動かした時にも一度だけ止まってしまった。このペンプロッタは使用する予定の16Tプーリが1個だけ内径違いだったため、急遽やすりで削って軸穴位置を変更し20Tプーリで凌いだんだよな。という訳でドライブプーリを16Tに換装。軸穴のある横板も交換した。以前は気が付かなかったが、スライド抵抗を使ったベルト駆動直動機構は可動位置がスライド抵抗の位置で決まる所が良いんだな。昨日形にしたペンプロッタでも使用している可変抵抗を使ったベルト駆動直動機構は、可動範囲が広がるのは良いがベルトの掛け具合によってペン位置が変わるのが難点なんだよな。それはともかく、再び組み直して動作を確認。プーリ交換後は止まることが無かった。気になることは早めに手を打つべきだな。
Maker Faire Tokyo 2020 出展に向けた新しい取組み「皆さんのデータをペンプロッタで出力してお渡しします!」に関して、その後も何人かの方にretweetして頂いた。非常に有難い。ペンプロッタで出力するための HP-GL ファイルを事前に用意して頂くということで敷居は高いが、2年前にも書いたように Inkscape で文字を描いて HP-GL 形式で保存するだけでも袋文字をペンプロッタで出力可能となる。そして HP-GL ファイルの確認には、自作の Online HP-GL Viewer を利用して頂けると有難い。ペンプロッタで出力するためのコードを流用しているので、実際のペンプロッタで描画できるかが再現可能だ。ああ10月にはオンサイトの大規模イベントが開催できる環境になっているとイイな。
20/07/23
貴重な時間を有効に。18日に Fablab Setagaya at IID で切断した MDF 板を組み立てる。今回は可変抵抗を使ったベルト駆動直動機構をペンプロッタの形にしてみる。まずはタッピングから。次はガイドレールとスペーサを取り付ける。そしてモータと可変抵抗を固定。テーブル駆動部を形にして動作確認。今回はガイドレールを追加して摩擦が大きくなったが、無事動いてくれた。続いてペン左右駆動部を形にして動作確認。テーブル駆動部よりもスムーズに動いてくれた。直動機構の動作確認が出来たので次はモータコントローラ基板を2枚作成。今回は Seeeduino XIAO にコネクタをハンダ付けせずコントローラ基板に直付けとした。コントローラ基板が出来たので次はペン上下用 RC サーボを固定。そしてケーブルにコネクタを取り付けてモータと可変抵抗にハンダ付け。テーブル駆動部とペン左右駆動部を一体化してペンを取り付けてキューブ型ペンプロッタとして完成させた。
早速動作確認。昨日と同じく 3D 風画像を出力。今回はスライド抵抗では無く回転型の可変抵抗を使用して可動範囲が25mmから30mmに拡大したので、描画領域も少しだけ大きくなった。しかし今の自分はベルト駆動を十分モノに出来ていないので文字の品質は相変わらずイマイチだな。とりあえず昨日と今日で送りねじ駆動とベルト駆動の2色キューブ型ペンプロッタが2台形になった。毎日このくらいのスピードで前に進められるといいんだけどな。明日も貴重な時間を大切に。
20/07/22
今日も楽しく。昨日組み立てたペンプロッタにペンを取り付ける。仏像の開眼と同じように、自分ルールではペンを取り付けた時にペンプロッタが完成したと考えているんだよな。続いて Seeeduino XIAO 搭載コントローラ基板にファームウェアを書き込む。今回 Seeduino XIAO をピンソケット経由で取り付けたため USB コネクタがキューブ型筐体によって隠れてしまった。次は Seeduino XIAO を直付けしよう。そしてバッテリを取り付けて動作を確認。いつもの日本地図と文字を2色で描画できた。更に5月にベルト駆動ペンプロッタで描画した3D 風画像を出力。ベルト駆動よりも描画時間を要するが、文字も含めて期待通りの出力をしてくれた。これで薄型テーブル2色対応キューブ型ペンプロッタが2台になった。薄型テーブルのお蔭でペンも含めて10cm四方サイズに収まるので、2段重ねで動作できる所がポイントだな。今日はペンプロッタとの楽しい時間を持つことが出来た。明日からの貴重な時間も有効に活かそうぜ。
20/07/21
今日も楽しい時間を。昨日コネクタを取り付けたケーブルをモータにハンダ付け。続いてキューブ型筐体を組み立ててテーブル駆動部とペン左右駆動部を一体化。ペンプロッタの形が見えてきた。明日も楽しい時間を持てるとイイな。
Maker Faire Tokyo 2020 での新たな取り組みとして昨日 tweet した「皆さんのデータをペンプロッタで出力してお渡しします!」は何人かの方に retweet して頂いた。非常に有難い。今回はペンプロッタで出力するデータを事前に送って頂いて自宅で出力し、Maker Faire Tokyo の会場でお渡しするということで、自分としての Maker Faire は既に開始しているということになる。開催までの期間も含めて多くの方と楽しい時間を持てることを祈ろう。
20/07/20
20/07/19
今日もビシッと。昨日 Fablab Setagaya at IID で切断した MDF 板を組み立てる。今日は先月形にしたテーブル駆動部に取り付けるペン左右駆動部を組み立てる。まずは5月に Seeeduino XIAO 搭載コントローラ基板と共に Fusion PCB で作成したスライド抵抗固定用基板にスライド抵抗をハンダ付け。ベースプレートに基板を取り付ける。続いてベースプレートに横板と送りねじ直結ギヤードモータを取り付け、ペン左右駆動ユニットを形にする。ここでいつものテスト用コントローラで動作を確認。最近ベルト駆動直動機構の速い動きを見慣れてしまったので、送りねじ直動機構の動きが今まで以上にスローに感じた。そして SG90 互換 RC サーボを2個使用して2色対応ペン上下部を形にしてペン左右駆動ユニットに取り付ける。しかし今日はここで力尽きた。でもペンプロッタを組み立てるのは楽しいよな。明日も短くても楽しい時間を持とう。
20/07/18
20/07/17
これは驚いた。M5Stack さんの tweet を見て、M5Atom でコンポジット信号を出力してレトロゲームを楽しむプロジェクトの存在を知る。早速 YouTube 動画を見てみる。ESP_8_BIT というプロジェクトがあることを今更ながら知る。Espressif のリリースページを見ると Atari 8bit Emulator に NES、Sega Master System, GameGear に対応しているようだ。最小限の HCI/L2CAP/HID を実装して Bluetooth 対応コントローラを接続できる所が素晴らしい。ESP_8_BIT の GitHub ページを訪れる。本筋から外れて hid_server フォルダの hci_server.cpp に書かれている HCI イベント名を見ていたら甘酸っぱくなってきた。できる周波数ホッピングでも書いたが、HCI や L2CAP のイカサマ実装は楽勝だったが SDP や RFCOMM のイカサマ実装は泣き泣きだったんだよな。今の自分はあの頃の勢いを取り戻すことが出来るのだろうか。人はどのタイミングでも成長できるのだということを信じようぜ。
20/07/16
20/07/15
今日は twitter から刺激を受ける日。あいそくさんの tweet を見て EZ-USB FX2LP 搭載の nanoDLA 互換 USB ロジックアナライザが aitendo で販売されていることを知る。EZ-USB という名前を見て懐かしさで涙が出そうになったが、自分が EZ-USB で遊んでいた時から20年近く経ったことに気が付き、別の意味で涙が出そうになる。USB デバイスも USB ホストも以前より気軽に扱えるようになった今の環境をオレは活かしているのだろうか。続いて M5Stack さんの tweet を見て、新しい電子ペーパ搭載デバイスが販売開始となったら即入手したいと思ってしまった。横に付いているジョグスイッチがイイ。そして2年前にオレの大好きな台湾新竹の電子パーツ店百年電子で購入した電子ペーパを死蔵していることを思い出した。物欲だけでは無く手持ちのパーツも有効に活用しよう。そして nod(YモードP)さんの tweet を見て YouTube の CAPSULE オフィシャルサイトの存在を今更ながら知る。今年の1月は CAPSULE を聴きながらハンダの煙を吸っていたのだが、最近は CAPSULE に限らず音楽を聴く時間が減っているよな。無心に手を動かせる心の余裕を持ちたいものだが。明日こそビシッと。
20/07/14
時間は短くても。次の切断に向けて今日も Inkscape で SVG ファイルを編集。5月に KiCad で作成したスライド抵抗固定用基板のフットプリントを SVG ファイルに Export。これを切断用 SVG ファイルと重ね合せて穴位置を変更。毎日 Inkscape を触れる今の状況に感謝しよう。明日もビシッと前に進もう。
20/07/13
復調の兆し。次の切断に向けて Inkscape を立ち上げて SVG ファイルを編集。短い時間だが前に進んだことを素直に喜ぼう。明日も短くなりそうだが少しだけでも前に進めようぜ。
20/07/12
リハビリはピンバイスを握る所から。次なる切断を促すために、短い時間だがピンバイスを回して可変抵抗方式のベルト駆動直動機構を組み立てる。今回組み立てた直動機構は4月に作成した20Tプーリと可変抵抗によるベルト駆動直動機構と同じものになる。いつものようにテスト用コントローラ基板とクリップ付ケーブルで接続して動作を確認。毎回書いているが、直動機構はただ動かすだけでも楽しいよな。とりあえず手元にベルト駆動直動機構が4個ある。可動範囲が少しだけ広がった新しいベルト駆動直動機構2個の動きをペンプロッタの描画性能で確認できるように手を動かしていこう。もう7月も半分近く過ぎてしまったのだ。
20/07/11
リハビリはハンダの煙から。平日のボロボロさから脱却するために、短い時間だがハンダの煙を吸う。次に使うための Seeeduino XIAO 搭載モータコントローラ基板を1枚形にする。ホントはもっと進められれば良かったんだけどな。明日もリハビリに努めよう。
20/07/10
今週は心身共にボロボロだった。こんな時は過去回想が忍び寄る。まずは catsin さんの retweet 経由でヘンリー浜川さんの tweet を見てアルカディア アルカデュームの画面にグッとくる。SPEED を上げた時の制御不能感が懐かしい。オレは WICS と C-DOS だけじゃ無くてゲームでもキャリーラボさんにお世話になっていたんだな。続いて Oh!石さんの tweet を見てアルゴニュースの紙面に涙する。あのオレンジ色のテラテラとした誌面には大人の世界を感じていたんだよな。そして chamekan さんの tweet を見てふと8年前にデリーからの帰路でバンコクを訪れた時のことを思い出す。あの時 Airport Rail Link の車窓でバンコク市街を眺めていたら、70年代に自分が住んでいた大阪の城東地区の街並みの様だと思ったんだよな。背の低い建物や工場を見てそう感じたのかと思っていたが、水路も要因の1つだったのかもしれないな。昔の自分の延長上に今の自分が居る。明日は現実に戻ろうぜ。
20/07/09
20/07/08
ヤッパリ今日も aliexpress を訪れる。いつものように aliexpress で色々なキーワードを入れて検索していたら LED Lamp Remover が目に留まる。70mm四方のアルミ板の裏にヒータが取り付けられており、表面実装のLEDを基板から取り外すために使われるようだ。LEDのハンダが溶けるということは、逆に表面実装部品のポータブルリフローとしても使えるのだろうか。100V用だったらサイコーなんだけどな。自分の知らない世界は沢山ある。イロイロとキビシイ時でも見聞だけは広めて行こうぜ。
20/07/07
台湾に行けない。chamekan さんの tweet を見て台湾のオンラインショップ博客來を訪れる。ここはオンライン書店からスタートして現在は書籍以外の販売サイトにもなっているのか。Booth でPDF電子版を頒布している自分の同人誌「母国語で電子工作雑誌を楽しめるのはシアワセなことなんだね」でも紹介しているが、台湾と言えば電子/電気の業界紙やPC/ガジェットのローカル雑誌が楽しいんだよな。という訳で早速博客來で中文雑誌を見る。新電子、電電時代、PC home、數位狂潮といった台湾の書店でお馴染みの雑誌の表紙を電腦科學ページで眺めていると、全部ポチりたくなってくる。レトロゲーム雑誌「舊遊戲時代2020年1・2月号」は表紙のスーファミも良いし、内容簡介に書かれている「主要讀者群為30〜50歳的男性」という記述が身も蓋も無くてグッとくるな。舊遊戲時代 第1期を見ると2017年に創刊されたのか。ここ最近の台湾書店での雑誌棚探索が疎かだったことが露呈したな。台北の技術書専門書店の天瓏資訊圖書には毎回足を運んで中文技術書を購入していたんだけどな。中味をパラパラっと見られないのが非常に残念だが、オンラインショップで雑誌の表紙を見ていると海外の書店でウヒウヒしながら雑誌棚を眺める楽しさをホンの一寸だけ味わうことが出来た。毎日 aliexpress ばかり見ているのでは無く、色々なオンラインショップを訪れて見聞を広めようぜ。
20/07/06
今日は twitter から刺激を受ける日。らびやんさんの tweet を見て、LovyanGFX に drawBezier 関数を追加されたことを知る。引数の数を変えて二次と三次のベジェ曲線に対応しているようだ。これは素晴らしい。この tweet の動画のように分割数を可視化したり制御点をリアルタイムで動かしたりする様子がグッとくる。オレも先月スプライン関数と格闘したが、こういった形で動作確認するのが良さげなんだな。続いて Baozhu さんの tweet を見て、Wio Terminal に Desktop 画面を表示している GIF 動画を見てグッとくる。実用性はともかく小さい画面でウインドウシステムが動いている様子はトキめく何かがある。オレは320x240のカラーTFTを全然活かせていないということなんだろうな。そして電脳伝説さんの tweet を見て、自分もプロセッサ誌の1986年2月号と1987年2月号を引っ張り出し64pinシュリンクDIPに想いを馳せる。あの頃出来なかった沢山のことが今の自分なら出来るはずだよな。中高生の頃に自分がMZ-80K2で成しえなかったモロモロを今現実のものに出来るよう精進しようぜ。
20/07/05
今日も短い時間だが GreenPAK Designer と戯れる。昨日はいきなり Application Notes の Project を使おうとしたので、今日はまず SLG47105V の H-Bridge Control Component を使ってみる。空 Project をベースに Mode, Direction ボタンを接続している pin と HV OUT CTRL0 に接続。Export したデータを加工して MCP2221 I2C/SMBus Terminal で SLG47105 に書き込む。Mode ボタンを押したら DC モータが回転し、Direction ボタンを押したら回転方向が反転することを確認した。次に pin3 と HV OUT CTRL0 の間に OSC0 を挟んでみる。Lチカでは無く DC モータが間欠回転することを確認した。今日はここで終了。もっと Component の理解を深めないとダメだな。明日も前向きに。
20/07/04
台湾に行きたい。台湾で家電の展示会が行われている様子をニュース映像で見る。赤い床の雰囲気が台北世界貿易中心っぽかったのでイベントカレンダーを確認。昨日から月曜日まで台北國際電腦多媒體展や台北電器空調3C影音大展が開催されているのか。COMPUTEX TAIPEI 2020 は中止となったが、ローカルな展示会が既に開催されている状況だというのはウラヤマシイな。5年前に台北電脳応用展を訪れて台湾ローカル展示会の楽しさを初めて知ったんだよな。3年前に訪れた春季電脳展では台北電器空調3C影音展が併催されていたことを思い出した。早く海外の展示会に行けるようになって、昨年作った同人誌「展示会でホンモノを見るのは趣味の活動にも刺激になるよね」の続編を作れるようになりたいな。詮無い夢を追っても仕方が無い。今はオンラインでも楽しめることに注力しようぜ。
昨日 Dialog Semiconductor の HVPAK Demo Board に任意の Project を書き込み出来るようになった。という訳で Application Notes の AN-CM-295 Stepper Motor Driver の動作確認にトライ。元々の Project では SW を4個使用しているが、Demo Board の SW の数は3つでピン配も違うので GreenPAK Designer 上で変更。昨日と同じように CSV ファイルを Export し MCP2221 I2C/SMBus Terminal 用のコマンドファイルに変換。Import して Demo Board に書き込んた。しかし Demo Board のステッピングモータは回らなかった。今のオレは未だ GreenPAK Designer との戯れが足りないということか。地道に経験値を増やしていこう。
20/07/03
考えることが大事だ。昨日も書いたが HVPAK Demo Board は Project を自由に作成して書き込むことが出来ない。しかしデータシートを見るとチップへの書込みは I2C でデータを転送するだけのようだ。Arduino を書き込み機として使えるのなら自分で Demo board 上のチップに書き込めるんじゃないか?HVPAK Demo board 上で USB を I2C に変換しているのは5年前に遊んだ Microchip MCP2221 シリーズなので、Microchip が提供している MCP2221 I2C/SMBus Terminal を書き込みツールとして使ってみることにする。Demo board を挿した時に現れる USB シリアルデバイスのプロパティを見て VID が 0x2DCF、PID が 0xD00A であることが判明。MCP2221 Terminal の Advanced Settings で VID/PID を Apply するとアッサリ HVPAK Demo board を認識してくれた。続いて GreenPAK Designer を立ち上げて SLG47105V 用の Project を新規作成。OSC0 を使ったLチカ回路を描く。そして File メニューの Export で書き込みデータを出力。個人的には Intel HEX がワクワク度が高いのだが、今回は16進数を改行区切りで並べているだけの CSV ファイルを使用。そして MCP2221 Termila が Import 出来るようにエディタで Write コマンドの Data 列を作成。このコマンドファイルを MCP2221 Terminal で Import し Send ボタンを押すと、HVPAK Demo board に無事データが送信された。早速動作を確認。HVPAK Demo board 上で pin3 に接続されている Mode ボタンを押すと、無事 LED が点滅した。アリモノツールを使ったため手間はかかるが GreenPAK Designer で書き込みファイルを Export すれば HVPAK Demo board に書き込める術を手にしたことになる。やってみれば何とかなるもんだな。ああプログラマブルなデバイスって楽しいな。
20/07/02
オレは基本を忘れていた。先月末より遊んでいる Dialog Semiconductor の HVPAK Demo Board 搭載の SLG47105 チップのデータシートを見る。冒頭の General Description の2行目に OTP と書かれているのを見て、このチップは1回書き込みだということを今更ながら知る。HV PAK シリーズは未だ SLG47105 しかラインナップされていないが、このチップは自由に何度も書き替えて楽しむというよりは、オレオレモータドライバ IC を作るためのものなんだな。まずは今手持ちの Demo Board を有効活用して GreenPAK Designer を使えるようになるのが良さげだな。という訳で GreenPAK の基本を知るためにあおいさやさんの「GreenPAKっていうFPGAみたいなデバイスを紹介してみたい」を読む。Arduino から書き込む方法など、自分の知らない情報が沢山書いてあって非常に参考になる。続いて K4ZUKI さんの「GreenPAK SLG46826 試してみたレポート」を読む。ツールのインストールからシミュレータでの動作確認、評価キットの購入方法と実機での動作確認まで盛り沢山の内容が PDF で読めてしまう。これは素晴らしい。見ていると GreenPAK でLチカしたくなってくる。オレもこんな素敵な薄い本を作れるようになりたいな。
という流れを受けて、自分でも手持ちの HVPAK Demo Board でLチカしてみる。まずは GreenPAK Designer Launcher で Demo project を開き Wire や Component を削除。I2C と2つの HV OUT だけは消せなかった。しかしこの Project を一度 Save して再度開くと Write ボタンが表示されない。Demo mode は Project として保存できないのか。これはキビシイな。気を取り直してもう一度 Demo project を開き、他の回路はそのままで Mode Button に接続している PIN3 と Mode LED に接続している PIN17 を端に寄せて Set Wire で接続。Write ボタンで Demo board に書き込み、Mode Button を押したら Mode LED が点灯することを確認。端子の設定はこれで OK だな。続いて K4ZUKI さんの「GreenPAK SLG46826 試してみたレポート」に書かれている通り OSC0 を間に挟み Properties を設定。Demo board に書き込み Mode button を押すと Mode LED が点滅した。この Project を保存しても次に Demo board への書き込みが出来ないのは残念だが、とりあえず GreenPAK Designer を使って簡単なLチカ回路を作成できたということだな。有用な情報を公開してくれている先人達に感謝しよう。自分にとって新しい環境は楽しいな。
20/07/01
新しい月が始まる。最近の活動は直動機構から離れていた。久方ぶりに直動機構が動く姿を見たくなる。という訳で4月に作成した20Tプーリと可変抵抗によるベルト駆動直動機構を動かしてみる。少し可動範囲が広がったこの直動機構をオレは2か月以上寝かせていたんだな。自分の活動の低迷ぶりを真摯に受け止めて今月の活動につなげよう。明日も真摯に前向きに。
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