■2001年3月7日(水)の育児日記より。
先日のこと。サティで「ディズニーの英語システムが当たる無料抽選会です」と言われ、そいつはスゴイ、と住所と名前を書いたところ、そのままセールスの人に捕まってしまった。
「無料お試しセットを差し上げます」
というので、まじめに話を聞いていたら、
「今、ここで無料セットはお渡しできないんです、引き換え券を差し上げますので、後日お家に説明にあがりますので、その時に」
とのたもうた。
「無料セットは欲しいですが、わざわざ説明に来てくださっても、多分無駄足だと思います」
と私はハッキリ言ったのだが、結局セールスの人が家に来ることになってしまったのだった。
で、今日。勇んでやってきたセールスの人、色々資料を見せて熱く語ってくれた。家には最近、他のメーカーからも幼児向け英語ビデオの試供品が送り付けられて来ており、それらと比較したら、確かにディズニーの方がデキが良い。 母国語を習得するのと同じ理屈ということでビデオやCDに無駄な日本語が入っていない、巻数が進むにつれ徐々にレベルが上がっていく、等などナルホド納得の教材だ。
ディズニーを0歳の時から使っている、というお子さんのビデオも見せてくれた。これはスゴイわ。マジ英語喋ってるよ。しかも発音が日本人じゃない。そしてセールスの人は言う。「2歳からでは遅すぎる。今すぐ始めないと」
だが。高い。とにかく値段が高い。そもそも、無料抽選会はどこに行ってしまったのだろう?
「別に、ネイティブ顔負けに英語ペラペラまでならんでもいいです」
と私が言うと、
「ビデオやCDで耳慣れるだけでも、将来学校で英語を勉強する時の手助けになりますよ」
・・・じゃ、別にディズニーの英語システムじゃなくっても、耳慣れることはできるやん。60万に比べたら、市販の英語の歌のCDなんて安い安い。そうだ、この際レンタルビデオの会員になって、子供向け英語ビデオを片っ端から借りてみてもいいかも。
結局、実に1時間半もの間熱弁を振るってもらったが、予告どおり無駄足となってセールスの人は帰っていった。外に行きたくて仕方のないポンちゃんは、最後には「ばいばーい」のラッシュ。子供は容赦ないのだ。
後日談。子供向けの英語の歌のCDを買い、ものは試しとドライブ中に聞いていると、しばらくしてポンちゃんは「いえっ さい のー だ まっぴんまー(訳:Yes I know the MuffinMan)」と楽しそうに歌いだしたのだった。 こんなんで十分だと思ってる。
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