名前の聞き出し方3

■ペンネーム「戦う什器管理人」さんからの投稿です。

 社員の名前(特に若手社員)を聞き出そうとするアヤシイ電話が多い。
 
 労働基準監督署を名乗るモノもあるが、まぁ、コレはデフォルトであるので「折り返し連絡します」で決着が付く(※例外もある)
 宅配業者「赤帽」を名乗って、「荷崩れを起こした時に社員に手伝って貰ったのでお名前をお聞きしたい」ってのもある。
 
 一番笑えたのは、中年のおっさんが、
「ウチのば〜さんが転んだ時に我が社の社員に親切にしてもらったので、是非お名前をお聞きしたい。20代の方らしいが…」
 との電話。
 残念ながら該当する社員は通常は立入禁止のビルの屋上で作業をしているのである。
 つ〜コトは「ば〜さん」が転んだのはビルの屋上。て事は、「立入禁止のビルの屋上でば〜さんを助けた」という事になり、事実であれば自殺未遂のば〜さんを押しとどめたという事になるため、速攻で警察のお世話になるはずである
 
 
 (例外)
 
「労働基準監督署」の「フジムラ」なる人物(ど〜せ偽名だ!)から「安全関連のパンフレットを送付するので、20代の社員名を2名教えて欲しい」との電話。
 このテの電話には、
 
「最近、このテの官名を詐称し、社員の個人情報を聞き出そうとする不届き者が多いのでこちらから折り返し電話します。電話番号を教えて下さい」
 
 と回答することにしている。通常なら「出先から電話してますもので…」とか、そのまま電話を切るヤツが多いのだが、意外や意外、「なかなか繋がりませんが…」と電話番号と内線番号を教えてくれた。
 
「ありゃ?コイツは本物か?」と所轄の労働基準監督署の電話番号を調べてみると、何と「藤村」の言った電話番号は労働基準監督署のFAX番号。
 労働基準監督署がFAXの通信履歴を取っているとしたら、原因不明の通信エラーに首をかしげるのでは…
 当然、労働基準監督署には連絡したが…

■そうかー。立ち入り禁止のビルの屋上で、おばあさんが転んだのか・・・。それはそれは、大変なことになるところだったんだろうなあ・・・。文字通り一歩間違えたら命が危なかったわけだから、お礼も言いたくなるだろう。
 20代の若手社員さん、荷崩れを助けたり、おばあさんを助けたり、大活躍ですね。戦う什器管理人さんは、ステキな同僚(部下?)をお持ちで羨ましい限りです。
 
 冗談はさておき。
 ベタな名前の聞き出し方ですよね・・・。もうちょっと独創的なヤツは無いものでしょうか。
 
「娘がそちらの社員に一目ぼれしたようなのだが、20代の社員さんの名前を」
「今度、テレビで「今時の若手サラリーマン」を特集するので取材させてもらいたいのですが、そちらの20代の社員さんのお名前を」
「生き別れの弟を探しています。生きていれば25歳のはずですが、ちょっと事情で本人が生年を勘違いしている可能性があるので、とりあえず20代の社員さんのお名前を」
 
 ・・・スランプかなあ、無理がありすぎ(笑)。いや、そもそも出発点が無理だらけだからなあ。
 でも、もし「このトーク貰い!」ってな奇特な業者さんがおられましたら、使用の際は「copyrihgt by TORMIYA」を忘れずにお願いします。

(2005.2.23)
(参考)
この他の、戦う什器管理人さんの投稿は以下の通りです。
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