マンション?アパート?それとも・・・

■ペンネーム「くみちゃんのパパ」さんからの投稿です。

 久しぶりの勧誘電話。
 出かける直前で時間が無かったことと、久しぶりの勧誘電話で断る理由がパッと思い付かずに焦っていたら、勧誘員さんが断る理由を教えてくれました。助かった・・・てことで報告します。
 
 娘と出かけようとしていると、見知らぬ番号から電話。
 
勧誘員さん 「もしもし、パパさんのお宅ですか」
パパ 「はい、そうです」
 
(娘が早く電話を叩き切れと口パクしている)
 
勧 「こちら、○○電機(某大手家電メーカー)さんの製品を紹介している者ですが、パパさんは○○○○○○という空気でお湯を沸かす温水器をご存知でしょうか」
パパ 「ああ、温水器とか、オール電化の売り込みですか。今時間が無くてお話を伺ってられないので、後でネットで調べます。それで、興味が沸いたらそいつでお湯を沸かすことを考えるっていうノリじゃダメですか。ネット見れば詳しいこと出ていますよね?」
勧 「はあ・・・あの、電力会社さんのホームページなんかでは紹介されていますけど、当社のホームページに載っているかどうかちょっと分からないんですけど」
パパ 「じゃあ、電力会社のホームページ見ますから。(とそのまま電話を切ればいいものを・・・)ところで、当社って言われるそちらはどちら様でしたっけ?」
 
(娘が、「余計なこと言わないでさっさと電話切って早く行こうよ」と騒いでいる)
 
勧 「あの、ですから○○電機さんの製品を紹介している者ですが、それでは、説明資料を送らせて頂いて宜しいでしょうか。」
 
 (うーん、何故ちゃんと名乗らないのだ、こいつは。ムカつく。)
 
パパ 「電話をかけて来るのはそちらの勝手で、勝手なことをされているついでに、資料も勝手に送ってみたらどうですか。」(実は、ちょっと興味はある)
勧 「はあ・・・」
パパ 「ちなみに資料をお送り頂いても、ウチは○○○○○○とかオール電化とか、今は検討しませんから無駄ですけど。」
勧 「えっ、どうしてでしょうか。オール電化にすれば電力会社さんの割引を受けられて・・・(結論は、トータルで安くなるんだから検討しない奴は馬鹿だということらしい)。ですから、いかがでしょうか」
 
(やばい、面倒な会話になってきた。時間が無いのに、困ったなーと思いつつ)
 
パパ 「検討しない理由を説明しないとダメですか?」(どうやってすんなり断ろう・・・焦る)
勧 「できない理由でもあるんですか? あっ、もしかしたらそちらはマンションとかアパートですか?」
パパ 「いえ、一戸建てですけど」(しまった、マンションって言っとけば良かったのかな、どうしよう)
勧 「それでは、借家だとか」(おっと、その手があったか)
パパ 「そうそう、それなんですよ、借家。ははは、借家じゃねえ」
勧 「そうですよねえ、借家じゃしょうがないですよねえ。それでは・・・ガチャ」
 
 ふーっ、助かった。借家かあ。思い付かなかった。なるほど、そういうお断りの口実があったか。本当は持ち家なんだけど。しかし、今日は冴えなかったなあ・・・と反省しつつ娘とお出かけ。
 
 会社でもオール電化にされているお宅が結構ある。評判は、まあ良いようだ。真面目に検討してみようかな。それにしても、勧誘電話でそんなこと頼む気にはなれない。やはり、「勧誘電話をかけてくる」=「まともな会社じゃない」っていう先入観が強いんですね。それに買い物するなら、売り手のペースじゃなくて、買い手のペースでのんびり検討してから買い物したいし。
 
 「借家」、なるほど、結構使えるかも。今までは「ウチの親戚に大工さんがいるから」と外壁工事やリフォームなんかは断ってきたけど、「大工さん」ではカバーできない事もある。その点、「借家」の守備範囲は広そうだ。登記まで調べて電話してくる奴もいないだろうし。また次の機会に試してみよう。

■くみちゃんのパパさんから8回目の投稿です。本当にいつもありがとうございます!
 
■なるほど、借家。そりゃ、確かに、入居者の立場では勝手に家に手を入れられません。これは確かに有効かも。
 ま、それでもシツコク食い下がってくる、掛け値なしの悪徳業者も存在するでしょうが、流石にそこまで酷い輩はそうそういないと信じています。信じているんだってば。
 
■オール電化は・・・実はウチも導入済みです。とりあえず光熱費は安くなりますね。ガスの基本料金は要らないし、夜中の電気代がめちゃ安なんですよ♪ 朝方と夕方の電気代も、やや安ですし。
 後は、夏のキッチンの熱気が随分マシになるという事と、コンロ周りの掃除が超絶に楽だという事、地震後の電気の復旧がガスよりも早いという事が目だったメリットですかな。
 
 デメリットは・・・、料理好きな人はIHヒーターは物足りなく思われるかもしれません。他に、日中の電気代が割高になるという事と、停電の時は炊事も無理、という事でしょうか。一応、電気が止まっていても給湯器に貯まっている分のお湯は使えるので、蛇口からお湯は出せますが。
 
 盆や正月など長期に家を空ける時は、可燃物(ガス)が家に無い、と言う安心感があります。(ま、通電している以上、ショートして火事、という可能性はあるわけですが、これは電気のあるご家庭全てに共通ということで)
 それに加えて、新しい物好きでメカ好きなダンナの好奇心が、オール電化を選んだ動機だったりします(笑)。
 
 とまあ、以上があまり料理好きでも家事好きでもない(苦笑)使用者の見解ですが、実は専門家の意見はなかなかに厳しかったりします。以下、安井至先生の「市民のための環境学ガイド」の「オール電化住宅は環境にやさしいか」より一部引用します。

 結論:
(1)オール電化住宅が環境に良いという話は、エコキュートが使われているかどうかに依存する。それ以外の給湯機を使っている場合には、お財布には若干やさしいが、環境負荷は大きい。エコキュートは偉い。
(2)IHヒータは、料理を取るか、掃除を取るかである。料理を取るならガス、掃除しやすさを取るならIHをお奨め。安全性は変わらない。環境負荷もそれほど大きくは変わらない。IHはガスより効率が高いという議論は誤り。最新機器同士の比較だと、ガスの方が多少良いか。IHだと換気が不要といった記述もあるが、換気が少なくて済むだけ。
(3)深夜電力に依存する機器は、いずれにしても、原子力発電に依存していることだから、「原発に感謝」すべきである。

 詳しくは上記ページを読んでください。
 そっか・・・「オール電化=オールマイティ」というのは幻想だったのか・・・。ちょっとショック・・・。

(2006.10.12)
(参考)
この他の、くみちゃんのパパさんの投稿は以下の通りです。
消費者センターへ行こう
Let's お見合いパーティー
舐めない、舐めます、舐める時
失われた大陸
訪問販売3連発
ピーーーポーヒャラヒャラ
ダイイングメッセージ