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東京の昆虫レポート2011
”目を凝らして”
ベニシジミ、ヤマトシジミ、オンブバッタ、ツチイナゴ、クロスズメバチ
撮影・掲載:2011/11/29(5画像で構成)
昆虫たちの息の根を止める季節の歩み、ますます速度を速めている感じです。
枯れ色への変身を進める草むらを目にして、諦めの気持ちがわき始める頃。
でもまだ早過ぎる。目を凝らして探してみました。
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広い草むらにひとりぼっち。そんな感じで、ベニシジミが翅休めをしていました。
仲間を見かけることもなくなった今、取り残された寂しさを感じているのでしょうか。
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近くの枯れ草にはヤマトシジミが止まっていました。
元々地味な色合いの蝶ですが、今の時期に出会うのは更に輪をかけて地味な個体です。
蝶の季節の終焉を告げるのにふさわしい色合いと思えます。
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枯れ草以上に枯れ草っぽい。変な表現ですが、褐色系のオンブバッタは正にそれ。
枯れ草の中に逃げ込むと、発見はまず困難と思われる見事な擬態です。
しかしそうして懸命に守り通して来た生命が尽きるのも間近。季節の歩みは非情です。
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寂しさがつのる草むらですが、このツチイナゴには希望があります。
成虫のまま越冬が可能で、来年の初夏頃まで生息を確認することが出来る筈です。
しかし今日出会ったこの個体に限っては、一寸心配な点が・・
左の後脚を失ってしまっています。この身体で厳しい冬を無事乗り越えられるのか・・
そうであって欲しいと願いながら見つめてしまいました。
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遠足児童襲撃等でニュースを賑わしたスズメバチの季節も終焉でしょうか。
私も今季何度か威嚇を受けただけに、ほっと一息と言いたいところですが・・
まだ終わってはいないみたい。今日出会ったのはこれ。クロスズメバチでした。
小柄だし、攻撃性は強くない様なので、それ程の警戒は不要かもですが、仲間は仲間。
気づかれない様にそーっと後から撮影しました。
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Digital Camera: RICOH CX5(3rd & 5th image),
OLYMPUS PEN E-P3/M.ZUIKO DIGITAL 40-150mm(other images),
Exp.Date: 2011/11/29 at Tokyo(東京),
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved.
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