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秋の昆虫にとってコスモス系の花は、蜜の供給源として貴重な存在です。
台風により倒れた物も多いけれど、それでも健気に咲く姿を今目にする事が出来ます。
今日出かけたのは道端の小さな花壇。予想通り色々な昆虫が集まり賑わっていました。 |
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花から花へ、忙しく飛び回っていたのはヒメクロホウジャク(蛾)でした。
花に止まることはなく、常に飛びながら長い口吻を伸ばして蜜を吸い取ります。
蜜の出所にぴたり照準を合わせてストローを伸ばす早業。実にお見事!の一言です。 |
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ナミアゲハの吸蜜も実に慌ただしい。
花に止まるのではなく、狙いを定める為にちょこっと脚を引っかけるだけと言う感じ。
花粉介在役としての効果は余り期待出来ないみたい。
花にとっては嬉しくない訪問客かも知れません。 |
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ナミアゲハと言えば柑橘系の木にこれが・・猛烈な勢いで葉っぱを食べていました。
この先蛹になって固まり、やがて成蝶として羽化するプロセスが待っています。
今の時期でもこの状態ということは・・残された時間が大いに気になります。
(ナミアゲハ終齢幼虫) |
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再びキバナコスモスに目を戻します。
これはバター色の可愛い蝶・モンキチョウです。
花の上に座り込む様にして、ゆったりと吸蜜するのがこの蝶のスタイル。
オオスカシバやナミアゲハを見た後では、お淑やかさが際立つ食事風景です。 |
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体が長いハラナガツチバチは、この様に花芯を抱き込む姿勢での食事となります。
体毛がびっしり生えている上に、この姿勢ですから食事後は正に花粉まぶし状態に・・
花にとっては、最も歓迎出来る訪問客と言えそうです。
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