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東京の昆虫レポート2011
”近づく真夏”
ショウジョウトンボ、オオシオカラトンボ、ハナムグリ系2種、ツチイナゴ
撮影・掲載:2011/6/28(8画像で構成)
残念ながら目撃は出来なかったもののニイニイゼミの初鳴きを耳にしました。
更に草むらの奥からはキリギリスのチョンギースと言うあの鳴き声も・・
強烈な陽射しの下、昆虫の世界はいよいよ夏本番の雰囲気が濃厚になって来ました。
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ショウジョウトンボは水草の先。いよっ!格好いいね と声を掛けたくなる感じ。
でもここはいつも見かける小さな池ではなく大きな方の池。
おかしいなと思ったら・・
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小さな池に陣取っていたのは、頑丈な身体付きのオオシオカラトンボでした。
いくら目を凝らしてもショウジョウトンボの姿は無し。
結構気の強いショウジョウトンボですが、陣取り合戦に負けてしまったらしい。
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トンボの世界も真夏近しで、テリトリー争いが一層激しくなって来た様です。
オオシオカラも今はこうしているけれど、何時他の種に追い払われるか判りません。
次の主役はギンヤンマあたりでしょうか。
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完熟のヤマモモの実が、強い香りを漂わせて鈴なりに実っていました。
その実に貼り付いて動かないのはアオハナムグリの集団でした。
人が食べてもおいしいらしいから夢中になるのは当然。
正に至福の時を過ごしている感じでした。
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一方クヌギの木では、樹液のしみだしがいよいよ盛んになって来た様です。
前回見た時よりも更に多くの甲虫が集まっていました。
中でも一番大きくて見応え十分だったのが、このシロテンハナムグリ。
角度によって異なった輝きを見せるメタリックカラーは何時見ても素晴らしい。
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同じ種類が多く集まれば、当然出会いもあり、又、恋も芽生えると言う道理の様です。
このカップルは樹液摂取は取りあえず置いといて、繁殖行動に及んだと言う次第。
私は変な所に目が釘付けになってしまいました。
オスのお尻からにょっきり突き出した生殖器の立派さたるや。つくづく凄いなぁ・・
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草原を歩いていたら、大きな羽音をたてて薮に逃げ込むものあり。
かなりの大物だなと思って、覗き込んで見たら、いました! でかいツチイナゴ。
随分成長が早いなと思いたくなりますが、そうではなくて、このでかさは訳あり。
成虫で越冬し、真夏が始まる前に繁殖行動を終えるライフサイクルをとる種です。
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もう暫くすると見られなくなってしまうんですね。まだ元気な内に出会えて良かった。
この種の特徴でもある涙を流した様な顔面に迫るアングルで更に一枚。
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Digital Camera: OLYMPUS E-3/ZUIKO DIGITAL 40-150mm(2nd & 3rd image),
/ZUIKO DIGITAL 35mm MACRO(other images),
Exp.Date: 2011/6/28 at Tokyo(東京),
(c) 2011 Toshio Someya All rights reserved.
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