☆ 山中湖の近況報告9 ☆     更新日: 2001年12月30日
*** DELETE PICTURES (2006.06.04) ***

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☆  2001年12月29(土)、30(日) :

29日(土)の昼過ぎ、、東名高速から山中湖に入ろうとしたら、足柄SAの手前から雪が降り始めていました。幸いにもインターを降りたら雪はやみ、青空も少し出ていましたが、籠坂峠の回りの山々は雪で白くなっていました。山中湖は快晴でしたが(富士山の須走側のみ真っ黒な雲が湧き上がっていましたが)、管理人さんによると、朝は雪が降ったとのことでした。道路の脇には結構雪が残っていました。先週21日(金)も、雪が降っており、数センチ積もったようです。道路は、日陰では凍結している部分もあり、夜間、早朝はスリップに注意しなければなりません。家の中に入ったら、気温はマイナス1℃で、ほぼ外気温と同じでした。、昨シーズンは、水道管の水抜きをしたにもかかわらず、水道管が凍ってしまったため、今シーズンは、水道(地下水)の水を出しっぱなしにしてみようと思っています。
夕方は、例によって?紅富士の湯へ行ってきました。現在は、週末は早朝開業しているようです。露天風呂からは、月光に照らされて暗闇の中でおぼろげに浮かび上がっている富士山を見ることができました。もちろん、この寒さでは、観光客は少なく、とてもゆったりと入浴できました。
30日(日)は、北風がとても強く吹きました。家の周りの林の中は、雪がけっこう残っておりました。湖畔を車で一周しました。強い風で、湖面が白波を立てていました。山中入口付近でハクチョウがたくさんいたので、写真(デジカメ)を撮ってみました。

今年も、残すところ後1日となってしまいました。ホームページ’わんだふる山中湖’をきっかけに、たくさんの?方々から山中湖に関する報告や質問あるいはご意見をメールで頂きました。この場を借りて、あらためてお礼を申し上げます。私としては、当’わんだふる山中湖’はややマンネリ化の感じがしております。そろそろクロージングかなとか、もう少し継続してみようかと考えたり、けいぞくするにしても、もうちょっと今までと違った視点で何かレポーティングできないかとか、いろいろと思いを巡らしております。来年がどんなになるか分かりませんが、これからもご愛顧よろしくお願いします。

☆  2001年12月15(土)、16(日) :

15日(土)は、快晴でしたが、相当な冷え込みとなりました。朝は氷点下の温度です。いよいよ厳冬の季節を迎えたようです。

15日は、今年最後の山麓探偵団に参加しました。場所は、精進湖畔の「パノラマ台」です。快晴でしたが、北風が強く吹き、とても寒いハイキングとなりました。でも、パノラマ台からの眺望は、前回報告した竜ヶ岳山頂からの展望と同じく、素晴らしい展望でした。今年は、数え切れないくらい青木が原樹海に入りましたが、上から鳥瞰図のように見渡してみると、いろいろな”発見”が思い出され、感慨深いものがありました。とりわけ、ちょうど富士山のお腹に抱えられているように見える大室山(写真の中央やや右の小山)には、山頂を目指して登り、頂上付近であちこち迷路を徘徊した挙句、帰りは道に迷い藪こぎを強いられたのを鮮明に思い出してしまいました。でも、本当に樹海には、私や家内、愛犬カールも楽しく遊ばせてもらったと思います。

15日の夜は、これも今年最後のオサカベ邸ホームコンサートに参加しました。クリスマスにちなんで、バロック調の宗教音楽でした。演奏は、チェンバー・オルガン石井賢、瀬尾文子、バロック・バイオリン瀬尾和美の3名でした。
16日(日)も快晴となりましたが、昨日とはうって変って、日中はかなり暖かくなりました。気温も5℃以上に上がったと思います。
最近の週刊誌で、「富士山麓に野鳥が消えてしまった。富士山大噴火の前兆ではないか?」といった無責任極まりない記事が掲載されているようです。が、今朝、私の家の周りでは、エナガ、カワラヒワ、ヒヨドリ、それに名前が特定できない黄色の野鳥などがたくさん群れをなして、さえずっていました。探偵団の伊藤さんの話によると、伊藤さんが西湖の’野鳥の森’でちょうど餌付けをしながら野鳥を観察していたので、そのためにエサをおいていなかった’野鳥の森’から
野鳥が消えてしまったからではないか?といっておりました。少なくとも、伊藤さんはじっくりとたくさんの野鳥を観察したそうです。それにしても、毎度のことながら、マスコミ報道はいいかげんですね。

☆  2001年12月01(土)、02(日) :

11月30日夜、道志の道を通って山中湖に入ったのですが、山伏峠を越えると、車のフロントガラスに大きな白いものが見えました。それは雪に覆われた富士山が、冬の夜空に輝く月の光で白く浮き上がっている姿で、とても幻想的でした。先週は紅富士が見られ、今回は深夜の白い富士とは、なにか縁起がよいようです?
山中湖の朝晩は、ほぼ零度を割るようになってきました。水道の凍結防止のために、使用しないときは水抜きが必要になりました。厳寒の冬が近づいています。道路も温泉(石割の湯)もガラガラでした。
2日は、念願の、本栖湖の南にある竜ヶ岳(1485m)に登ってきました。9時半に本栖湖畔の駐車場を出発、キャンプ場を抜け、急な山道を登ります。天気は快晴で、だんだんと暖かくなり、汗ばむような陽気でした。ようやく11時半に山頂に到着しました。山頂は広く平らで、また360度の展望がきき、見晴らしが素晴らしいく、多くのハイカーでにぎわっていました。東には西面が輝く真っ白な富士山と広大な青木が原樹海の樹海、西には南アルプス連峰の3000mの白いスカイライン(北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、荒川岳、明石岳)が間近に展望できます。また鳳凰三山(地蔵岳のオベリスク)、その後に甲斐駒岳も見えました。さらに北西には八ヶ岳連峰も見えました。北東方面は、王岳、鬼ケ岳、十二が岳、黒岳、三ツ峠山の御坂山系が並んで見えます。南ははっきりしませんが、箱根や伊豆の山並みも見えました。下りは、南の端足峠を通って、本栖湖に下り、1時半過ぎに元の駐車場に戻りました。とても満足したトレッキングでした。

☆  2001年11月24(土)、25(日) :

24日朝、6時過ぎに外へ出てみると、やけに富士山が赤く見えました。あわててパノラマ台へ車で行って見ると、そこにはすばらしい紅富士が大きく姿を見せていました。こんなに赤く染まった朝の富士山は初めてのような気がします(もうちょっと早く行けばよかったかなあと、残念に思いました)。もちろんカメラマンも100人くらいはいたでしょうか、車が道路を占拠しており、かなり上まで行かないと車を止められないといった状態でした。
24日は、再び青木が原樹海に行きました。今回は、友人夫妻を案内しながら、大室風穴を探すことにしました。大室風穴のあるところはだいたい分かっていたのですが、山道からの入口がよくわかりません。少しばかり踏み跡らしき道を入り、あちこちと探しまわって、ようやく風穴を「発見」することができました。大室風穴は富士風穴と同様、入口が大きく陥没しており、その底に下り、そこから更に細い入口を中に入って行くようになっていました。どのくらいまで奥へ行けるか分かりませんでしたが、富士風穴よりは小さいように感じました。
ここを出てしばらくすると、もう一つ踏み跡があったので、そこに分け入ると、大室風穴の大きな説明板があり、そこにもう一つの大室風穴を「発見」しました。ただし、こちらの風穴は陥没しており、まったく中には入れませんでした。
11月下旬にしては、とても暖かく、例のブナの林でランチをとりました。ブナの実を探したのですが、今年はまったく見つかりませんでした。紅葉は完全に終っており、ヒノキ、コメツガ、アシビなどの常緑樹の緑だけが残っていました。ソヨゴの緑の葉と赤い実が眼を楽しませてくれました。樹海ではとうとう一人も会うことがありませんでした。そうそう、その代わりに、ブナの林で鹿が走って行くのを見ることができました。とてもラッキーでした。
夜は、オサカベ邸のホームコンサートに参加しました。今回は「佐久間豊春とチェロの仲間達(チェリム)」であり、10名ほどのチェロ演奏者による合奏でした。クラシックや日本の曲などバラエティに富んだ演奏はとても楽しかったです。特に、地元のためにチェロによる武田節が演奏され、途中には参加者の一人が謡いをするなど、おおいに盛り上がりました。参加者も80名近くになり、オサカベ邸は満員盛況?といったところでした。冬の寒い夜での暖かいコンサートは格別でした。

☆  2001年11月17(土)、18(日) :

17日は、朝の室温が5度でした。山中湖の湖面から朝霧がたち、富士山はよく見えるのですが、湖はまったく見えません。急いで平野の湖岸へ行ってみると、霧で対岸がまったく見えませんでした。おぼろげながら、みさきの砂州の木々が霧の中で浮かんで見え、とても幻想的でした。また、富士山の頂上が、霧のわずかな隙間から恥ずかしそうに?顔を出し、とてもよい感じでした。カメラマンも十数名おり、シャッターチャンスを狙っていました。(例の芙蓉荘管理地にも車が数台入って、カメラマンが写真を取っていました。県に抗議して良かったなあと思いました)。
富士山は、3合目くらいまでは雪に覆われていました。特に須走の方では、双子山の下まで真っ白くなっていました。山中湖周辺では、カラマツ、ケヤキなどはほとんど落葉し、カエデやミズナラ、ドウダンツツジなどが彩りを添えているといったところです。また、ナナカマドの真赤な房状の実やマユミのピンクのたくさんの実が目に付きました。
山中湖は初冬に入ったという感じですが、外気温は10度くらいまで上がり、風もほとんどなく、比較的穏やかな日でした。4時頃、紅富士の湯へ行ったのですが、露天風呂に浸かりながら、夕日が富士山の頂上(やや右端)に沈んで行く(4時半頃)のを見ることができました。仕事のことも忘れ、とても幸せな気分になれました。
18日は、曇り空で、やや寒いでした。気温は5度以下だったようです。勝山村の羽根子山と奥河口湖畔を散策しました。羽根子山は低い山ですが、まだ紅葉(カエデ、ミズナラ、ダンコウバイなど)が残っており、とても気持ちのよい散策コースでした。

山頂からの北河口湖方面の景色がとてもすばらしいでした。紅葉回廊はまだ真赤に染まって、輝いていました。うの島も島全体が黄色と赤色に包まれていました。また、河口湖のバックには、三つ峠から御坂山、黒岳、不逢山、十二が岳、鬼が岳の山並みも一望できました。
昨年は、カエデのスケッチを掲載したのですが、今年は手を抜いて、直接写真を掲載します。とてもきれいですよね。オオモミジの葉は、本のしおりにしようかと思っています。

オオモミジ ホソエカエデ(トウカエデ?) ダンコウバイ

☆  2001年11月03(土)、04(日) :

3日、4日は旧友?数名と山中湖で遊びました。3日は午前中旧友を青木が原樹海に案内しました。いつもの登山道入口から入り、まず富士風穴へ行き、中を案内しました。夏と比べ、外気温との差があまりないため、寒さを感じませんでした。また、中の氷もだいぶ溶けており、氷筍はほぼ平らといった状態でした。

朝はまだ曇り空だったのですが、風穴から出る頃には、雨が降り始めてきました。が、ひるむことなく?ブナの林へ行き、ミズナラの大木の下で、ビールを飲みながら昼食をとりました。その後、本栖風穴を回って戻ってきました。樹海の中はまだ紅葉が残っておりましたが、雨で暗いので、いまひとつとさえなかったようです。
  
*ミズナラの幹周りは大人4人と子供1人でした。

この後、我が家の庭?に戻り、かなりの雨が降る中で、タープを張り、バーベキューを敢行しました。雨の中でしたが、風もなく、冷え込むといったこともなく、久しぶりの楽しい?バーベキューでした。
4日は、3日とうって変って快晴となりました。このため、旧友を紅葉台へ案内しました。今度は陽の光を浴びて、足和田山系の赤、黄、緑の絨毯模様はとてもきれいでした。紅葉の見頃は、今週から来週にかけてかと思います。紅葉台の後は、西湖を一周し、昼食後解散としました。皆、富士五湖の紅葉をたっぷりと堪能してくれたのではないかと思います。
ところで、今週末2日の深夜にも、山伏峠近くの道路脇で、雄鹿を見ました。これで鹿を見たのは3週連続です。山はエサが少ないのでしょうか?

富士山(パノラマ台から)

☆  2001年10月27(土) :

27日は快晴となったので、山中湖ではないのですが、鳳凰三山の入口である夜叉神峠に行ってきました。8時に出て、10時頃登山口に着きました。途中がけ崩れで、迂回道路になっているところがありました。また、登山口から先の広河原へ行く道も、工事のため閉鎖されていました。登山口の駐車場は、予想どおり満車で、道路脇にたくさん車が駐車していました。私は運良く、車が出ていったところにすぐに入ることが出来、ラッキーでした。紅葉見物のハイカー、観光客が入ってきていました。
夜叉神峠までは、歩きやすい道で、およそ1時間で登れます。途中は、カラマツ、ミズナラ、カエデなどの紅葉、黄葉が日の光に輝いて、とても気分爽快な山歩きでした。

峠に上がると、目の前に、北岳、間の岳、農鳥岳の3000mの南アルプスのスカイラインが広がっており、大感激でした。北岳バットレスや北岳小屋までがよく見えました。峠小屋のまわりは、例のおじさん、おばさんハイカーで賑わっていましたが、ここでは家族連れのハイカーや若い人たちもかなりおりました。芦川村には、温泉も多いようで、帰りに町営温泉(610円)で疲れを癒すことが出来ました。

間ノ岳(左)と北岳(右) 大崖頭山の壁と紅葉

山中湖の秋は深まり、紅葉が真っ盛りといったところです。朝晩は0度近くになります。湖畔の水が異常に増えてきております。
27日の夜は、富士吉田のオサカベ邸ホームコンサート(ソプラノリサイタルの夕べ)がありました。ソプラノは藤原歌劇団で活躍中の小林厚子さん(ピアノ伴奏、岩田陽一)で、日本の童謡やオペラのアリアの熱唱を聞くことが出来ました。最後は、小林さんと聴衆による童謡の合唱があり、私のような音痴がプロのソプラノ歌手と合唱でき、大感激でした。たいへんうれしい秋の夜長でした。
26日(金)の夜10時頃、山伏峠を車で登っていたところ、今度は立派な角をもったオジカに遭遇しました。先週も鹿を見たのですが、今回は車のライトにひるむこともなく、こちらをじっと見ていました。今年は本当にいろいろな動物(およびアホな運転手の車)に会います。
28日(日)は、あいにく朝から雨模様です。

☆  2001年10月20(土) :

今週は、4か月振りの山麓探偵団でした。実地踏査は、富士山富士宮口5合目から宝永火口周辺でした。黒々とした宝永火口、スフインクスのような赤岩と太陽に照り輝くカラマツの黄葉が対照的で、とても素晴らしい景色でした。また今回も渡辺さんからたくさんの植物を教えてもらいました。花は咲いていないのですが、タイツリオウギ、ヤハズヒゴタイ、フジハタザオ、ミヤマオトコヨモギ、ムラサキモメンズル、イワノガリヤス、マルバノイチヤクソウなどを確認できました。天気はやや雲が多かったのですが、風もなく、比較的暖かく、富士5合目の秋を満喫できました。

富士宮口新5合目の紅葉 宝永火山の火口と富士山頂 宝永火山の赤岩

しつこいようですが、9月15-16日欄での報告「山中湖の湖畔の権利」てと10月13日欄での「山梨県治水課の見解」に関連してですが、21日、芙蓉荘の「管理する」湖岸へ行ってみたところ、鎖ははずされており、湖岸へ近づくことが出来ました。でも鎖と錠は残っているので、状況を見てまた閉鎖するのかもしれませんね。また、私の報告を読んで、2名の方から賛同?のメールを頂きました。
19日夜11時頃、山伏峠へ車で登っていたところ、鹿を1頭見かけました。ライトに照らされて、すぐに山の方へ逃げていきました。私にとって、山中湖近辺で鹿を見たのは初めてでした。
山中湖畔の秋もだいぶ深まってきたようです。ケヤキの紅葉がきれいです。朝晩はめっきり冷え込むようになりました。湖畔の朝霧も幻想的です。我が家ではストーブをつけ始めました。
21日(日)は、曇り空でした。かわいそうに、道路脇にリスが車にひかれて死んでいるのを見かけました。いつもは、我々に愛らしい姿を見せてくれるリスです。とても胸が痛みました。


☆  2001年10月13(土) :

「山中湖の近況報告8」9月15-16日欄、「山中湖の湖岸で、芙蓉荘の関連者から立ち入り禁止を言われた」ことを報告しましたが、「山中湖の湖畔の権利」について調べようと思い、山梨県にメールで質問してみました。これに対し、山梨県庁治水課よりたいへん丁寧な調査報告をいただきました。読者に、その内容を以下にご報告します。
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治水課です。
「山中湖畔の権利について」の電子メールを拝見いたしました。
まず現地の状況をご連絡いたします。
山中湖 平野地区の湖畔(自転車道の付近)には大凡 幅 20m程の共有地(92人で所有)が細長く湖に沿ってあります。これは、民地ですから、ここを通過するには原則として地主の理解を要します。しかし、一般観光客の通過は容認されているようです。
水際ですが、芙蓉莊(長田昇氏)及び他の人がボート係留場として県から許可を受けて土地を借りております。湖畔沿い(水際から)幅3m位です。長田氏の場合は長さ方向で27mとなっております。
平野地区だけで50件ほどの係留場が許可を受けており、ほぼすき間無く利用されているところです。これは、山中湖が法河川となったとき、従来より営業していた者の許可申請を受けて許可したものと思われます。現在は新規の許可は致しておりません。
このことにより、役場、県等に苦情が寄せられることがあります。役場では占用者に対して係留場として占用はしているが、占用にあたって一般観光客とトラブルが生じることのないよう指導しております。
当該長田昇氏に県職員が直接聞いたところ、
役場、県等の指導に従っており、「県から芙蓉荘が管理を委託されいる、即座に出て行け」等の話を観光客に言った記憶はないとのことでした。KY様がおっしゃるように、芙蓉莊の関係者が発した言葉かもしれませんので、長田氏には、従業員、関係者の言動に十分注意するよう申し入れておきました。
なお、河川敷は一般的に自由使用できますので軽易な行為等については許可は必要ありません。よって一時的に河川敷への車の乗り入れ、湖畔からのボート等の乗りだし、湖畔でのバーベキュー等は、自由使用の範疇です。
質問へのお答えですが、
山梨県としてはプライベートビーチの様な使い方は認めておりません、あくまでボート係留場の占用であり、ボートが係留されていないときには一般観光客の便に供するよう指導しております。(許可条件に「所長の指示、監督を受けること」とある)役場に苦情が寄せられた場合、役場観光課では観光客の方には、「占用者の理解を得て利用するように」と又、占用者には観光客の湖面及び湖畔の利用については、充分配慮することを申し入れております。よって、ボートが係留されていない状況では、長田氏等、占用者の理解を得て湖畔を利用することが可能です。また、長池付近は占用者が比較的少ないため自由に湖畔を、お使いいただけると思います。
今後も、山中湖への来訪者に、気持ちよく過ごしていただけるよう県、村、地元と一体となり努力してまいりますのでご理解をお願いいたします。
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以上が県の見解ですが、丁寧な回答を頂いたので、とてもうれしくなり、お礼の返信も出しました。
ただし、この見解には、赤字で示した部分が不可解に思われます。現実には、芙蓉荘は、敷地の入口に鎖(錠前が付いている)を張り、そこに「関係者以外は立ち入り禁止」の札を下げていました。(県にこのことを再質問したら、現地調査員が行ったときには、鎖や札はなかったとのことでした)。さらに、芙蓉荘の関係者(男女5,6名)は、その敷地内でワンボックス車を乗り入れ、テーブルを出し、飲食し、水上バイクを出して遊んでいました。そして、私が入っていくと、3人の男が私を取り囲み、「あの看板が見えないのか。分かったら出ていけ」と言いました。これでは「プライベートビーチ」そのものだと思います。

今週末は、晴天にも関わらず、山中湖へ行きませんでした。きっと紅葉が始まっているかと思います。来週は「山麓探偵団」の実地踏査があります。

☆  2001年10月06(土)−10月08日(月) :

久しぶりの山中湖です。めっきりと寒くなり、暖房の恋しい季節になってきました。湖畔のケヤキが色づき始め、ツタが紅葉してきました。ナナカマドは赤い実をたくさん付けています。花の都公園の手前の道路脇には、たくさんのコスモスが咲いていました。
5日(金)の夜、道志から山伏峠を上っているところ、鹿を1頭見付けました。車のライトで驚いて、林の中に逃げていってしまいました。
6日(土)は、富士山は雲に覆われ見えませんでしたが、青空も見え、日中は20度近くまで上がりました。それで、富士山麓に「小さな秋」を見つけようと、「野尻草原」に行ってきました。

草原はススキに覆われ、秋の風が走りまわっていました。でも、日差しがあったので、のんびりと散策が楽しめました。時折、雲間から富士の山頂が大きく見えました。この草原から富士山頂のスカイラインがとてもよく見えたのに驚きました.。スカイラインは、左から右へかなり下がっており、キレットのような切れ込みや大きな岩などがよく見え、今までの平らな富士山頂のスカイラインのイメージが大きく変ってしまいました。富士山のまた新しい素顔を見たようでした。

野尻草原(遠方は長尾山) 鹿の頭とヒメヒゴタイ
草原の花は終りに近づいていましたが、それでもたくさんの花を見つけました。イタドリがまだクリーム色の花を咲かせてがんばっていました。草むらに咲く青いリンドウが素敵でした。赤紫のアザミの花には、蜂が群がって、蜜をせっせと吸っていました。一番の発見は、ヒメヒゴタイです。色さわやかな紅紫色の花をたくさんつけていました。マツムシソウアキノキリンソウはもう終りのようでしたが、まだ咲いていました。ワインカラーのワレモコウも楽しいですね。その他、ナギナタコウジュ、ヤマラッキョウ、ツリガネニンジン、ヨメナなどが咲いていました。
草原には、鹿の足跡が多く見られました。きのこを取っているおじさんの話によると、いのししを時々見かけるそうですが、襲ってくることはないそうです。

7日(日)は、またまた曇り空です(天気予報は山梨は全県的に晴れということでしたが)。日中で、外は12℃くらいです。家にいるととても寒いので、とうとうコタツを出してしまいました。
8日(月)は、朝方は曇りでしたが、10時頃から雨が降り始めました。


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