☆ 山中湖の近況報告3 ☆     更新日: 2000年07月30日
*** DELETE PICTURES (2006.05.29) ***

*6/10の欄に白鳥の子供の写真、6/24の欄にギンリョウソウの写真を掲載しました。是非ご覧になってください。

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☆  2000年07月29日(金)、30(土) :

梅雨も明け(21日)、本格的な夏というのに、天気はやや不安定ですね。青空が見えたと思ったら、霧が出てきて、小雨がぱらついたりしています。私のHPを見られた方(もちろん山中湖が大好きな人)からお便りがあり、’今年の山中湖「花の都公園」はどうか’との問い合わせがありましたので、ちょっと行ってみました。昨年か一昨年の夏に行ったときは、富士山をバックにヒマワリが一面に咲いており、家内と写生をやったのですが、今年は片隅に植えられているだけで、他はただ緑の畑といったところでした。少々がっかりしてしまいました。現在は、「清流園」という有料庭園があり、今年はその中に大温室「フローラルドーム」ができていました(私は中に入ったことがありません)。入り口の前の右側に「薬草園」があり、山野草が植えられています。私が名前も知らない花がけっこうたくさん咲いていました(山野草の植木の売店もあります)。
30日は、台風の影響か、朝から雲が広がり、風もありました。お昼前から雨まで降りはじめ、肌寒い陽気です。
情報:
ペンション「ママの森」が廃業してしまったようです。山中湖へ来るようになった最初の頃、名前に引かれて一度食事をしたところです。なお、見晴台「ママの森」にある休憩所が少し新装されていました(まだ立ち寄ってはいませんが)。

☆  2000年07月21日(金)、22(土) :

第1回目の夏休み(4日間)をとりました。21日は、久しぶりに西湖方面のハイキングに出かけました。ルーとは、西湖−>パノラマ台−>烏帽子岳−>本栖湖−>青木が原−>西湖でおよそ5時間の行程でした。高い山ではないのですが、それなりの標高差があり、かつやや蒸し暑いためか、結構疲れてしまいました。でも、ほとんど人に会うこともなく、のんびりと富士の裾野を楽しむことができました。この頃は、あまり花は多くないのですが、オカトラノオクサアジサイなどを見かけました。
22日は、伊藤さん主催の
「散歩会」に参加しました。今回は、青木が原樹海での納涼が目的です。風穴氷穴というと鳴沢の風穴、氷穴が有名ですが、青木が原には他にも多くの観光化されていない洞窟が沢山あります(国指定の天然記念物ですので、むやみに入ることは禁止されています)。今回は、その中でも最も大きな風穴の1つに入りました。最初に広い陥没したところに降りるのですが、一歩降りようとすると、急に冷気に襲われ、冷蔵倉庫に入るような感じでした。汗ばんでいた体は急に汗が引き、湿ったTシャツも一気に乾いてしまった感じでした。この後、さらに細くて真っ暗な洞窟の中を、懐中電灯を頼りに降下していくと、氷点下0℃以下の世界になります。横穴部分はおよそ200から300m位とのことですが、かなり大きな洞窟でした。もちろん、床はほとんど氷で、岩につかまっていないと滑ってしまいます。最奥に行くには、アイゼン等の準備がないと無理とのことです。途中には、氷筍ツララもあり、納涼気分満点といったところでした。
ところで、こんなにすばらしい風穴の中でドンチャン騒ぎを行ったテレビ局があるのをご存知ですか。風穴の床に、そのときの残骸が凍結されて残っており、修復は不可能とのことでした。ちょっと常識があればこんな行為は考えられません。彼らの言う「環境」保護などは、金の力の前にはまったくの意味がないのでしょうね。こういう’アホども’および商業主義に毒されたテレビ局は万死に値すると思います。

☆  2000年07月15日(土)、16(日) :

15日土曜日の夜は、富士吉田の’おさかべ’様の私邸で開かれたホームコンサートを楽しみました。今回は、星野光則さんのバリトンリサイタルで、シューベルトブラームス山田耕作中田喜直などの歌曲を聞くことができました。最後には、参加者全員で「夏の思い出」を歌って散会となりました。雨模様の天気でしたが、心の中はさわやかいっぱいといったところです。
河口湖では「ブルーベリー」祭をやっており、1時間食べ放題のブルーベリー摘み取り(1000円)に参加しました。はじめて沢山の実(青紫色)をつけているブルーベリー木(高さ1mくらい)を見ました。味は甘酸っぱく、最初はおいしいので沢山食べようとしたのですが、そんなに多く食べれるようなものではないですね。一人1パックのお土産がつきましたので、早速ブルーベリージャムを作り、食しました。もちろん、たいへんおいしいジャムでした。
翌日の16日は、平野の湖畔を軽くサイクリングしました。アシの茂る湖畔で、オオヨシキリが烈しく鳴いているのを目の当たりに見ることができました。見たのは初めてで、大収穫でした。「みさき」の青空のもとでビールを飲みながら食事をし、心身ともにリラックスです。
夕方は、裏山からパノラマ台まで、愛犬’KARL’を連れて散歩に行きました。
オカトラノオオオバギボウシが道端に咲いている程度でした。パノラマ台では、ホオジロを見ることができました。

☆  2000年07月08日(土)、09(日) :

8日の土曜日は、山麓探偵団第4回探索の日でしたが、前日の台風接近で中止となりました(当方は、台風の大雨にも負けず、7日の金曜日の夜に山中湖村に入りました)。しかし、8日は夜中の雨も止み、朝から晴天となり、残念無念の思いとなりました。そのため、8日は「白糸の滝」を探しに行きました。あの有名な「白糸の滝」ではなく、富士吉田の北のはずれの方にある小さな滝です。ひっそりとした所でしたが、落差は200m位あり、なかなかりっぱな滝で、かつ清廉な滝でもありました。

9日は富士山の須走5合目にお花を探しに出かけました。あいにく霧が深く、遠望がききませんでしたが、ムラサキモメンズルフジハタザオミヤマオトコヨモギ、ミヤマクロスゲ、オンダテなどがあちこちに咲き誇っていました。
山から戻り、旭が丘の湖畔に行ったところ、
白鳥の親子に出会うことができました。6月11日に見た子供(6・11の欄に写真を掲載)かどうかは確認できませんでしたが、母鳥の後ろをゆったりと泳ぎ、最後には疲れたのか、2羽とも母鳥の背中にちゃっかり乗っかっていました。(写真の後ろに見える大きな’白鳥’は、遊覧船ですのでおまちがいのないように!)小さな子供はいつもかわいいですね。大きくなると憎たらしくなりますが!!

☆  2000年06月24日(土) :

24日はとても素敵な夜が過ごせました。 というのは、富士吉田の’おさかべ’様の私邸で開かれたホームコンサートに参加し、ジャズの演奏を楽しむことができたからです。バンドは、7本のトロンボーンと4リズムで編成された「トロンボーン ラポール」でした。サラリーマンバンドとのことでしたが、演奏レベルはすばらしく、私邸のホールは参加者であふれ、熱気に満ちておりました。
ちなみに、演奏者は、トローンボーン:平賀三男、中澤哲典、高梨伸彰、坂川悟、宮原圭太、秋山祐一、中島大介、Drums:森丸直樹、Bass:鈴木章夫、Guiter:杉浦勝彦、Piano:楠本弘の皆さんでした。(URL : http://www.eva.hi-ho.ne.jp/sakagawa/)
演奏の合間には、女優
片桐千里さんの物語の朗読があり、またワインと手作りのケーキまでいただきました。うっとうしい梅雨が続く日にもかかわらず、満足感に満ち、とても豊かな気持ちで帰路につくことができました。’おさかべ’様にこの場を借りてお礼申し上げます。また参加させていただきます。

☆ 2000年06月24日(土)、25日(日) :

24日は、ジンティアナ散歩会に参加しました。東京で朝6時に目を覚ましたときは、土砂降りのため、リーダーの伊藤さんに中止かどうか問い合わせたところ、山中湖方面は曇りであるが、雨は降っていないとのことで、あわてて出発しました。今回は、天神山から精進湖登山道を下り、「神座風穴」を見学し、大室山の麓を通り、野尻草原から出発地点に戻るというコースでした。
このコースはあまり知られてなく、また梅雨時もあって誰にも会うことがありませんでした。もときどき出没するとのことで(実際、鹿が近くを走りすぎていきました)、一人では歩けないようなうっそうとした森の中の散策?でした。おかげで多くのめずらしい花を見つけました。

ギンリョウソウ                                        
ギンリョウソウ(茎も含めて全体が白い)コアツモリソウ(めったには見れません!!)ツクバネソウギンラン(白い花)などです。その他にフタリシズカヤマオダマキソウコケモモ(白い花)ガマズミ(白い小さな花をたくさんつける)ヤマボウシヤブウツギ(赤い花)ヤブデマリ(白いアジサイのような花)、アヤメ(青紫色の花)などです。
ヒガラコマドリセンダイムシクイウグイスなどの鳥の鳴き声が聞こえたのですが、姿を見ることができませんでした。ただ、途中でミソサザイの巣を発見することができました。

翌日25日も曇り空で、雨はまぬかれました。昨日、伊藤さんから、パノラマ台でウグイスを見ることが出来ると教わったので、早速出かけました。1時間くらい双眼鏡をもって探したのですが、声はすぐ近くのヤブから聞こえるのですが、姿が見えません。ところがあきらめかけて帰ろうとしたところ、目の前の梢に”ホーホケキョ”と喉を震わせて鳴いているのウグイスを発見しました。初めてウグイスを見ることができ大感激!!でした。
家の近くでは、驚いたことにアオゲラが2羽、大きな声で”キョッキョッキョッ”と騒いでおりました。また、白と薄い黄色のスイカズラが咲いているのも見つけることができました。梅雨時にも関わらず、昨日、今日と大収穫でした。

☆ 2000年06月18日(日) :

昨日は大雨で、大変寒く、ストーブをつけるほどでしたが、今日は天気予報が大はずれで、朝から太陽が輝きました。天気がよいとじっとしていられない性格で、早速富士2合目にドライブに行きました。2合目といっても、スバルラインの2合目ではなく、精進湖登山道の旧2合目です。ここへくるまで行くには、大和田林道を利用します。
梅雨時でもあるため、ほとんど人はおりません。その代わりに、カラマツ林では
ハルゼミが大合唱をしており、にぎやかでした (ハルゼミは小さく、透明で、かつ高いところで鳴くので、姿をいまだに見ておりません)。
今回はほとんど歩いていないのですが、
ヤマボウシヤブウツギクマノミズキなどの花を見ることができました。

☆ 2000年06月10日(土)、11日(日) 

しばらくやってこない間に、山中湖もすっかり新緑に覆われ、暖かくなってきました。昨日は梅雨入りとともに、大嵐に見舞われ、山中湖の木々の枝がたくさん折れ、散乱していました。
10日は、第4回山麓探偵団の偵察日です。今回も曇り空でうっとしい朝でした。団長は、ジンティアナの
伊藤裕美さんで、富士山麓の「まぼろし?の滝」を探しに行きました。
現地に着いた時は深い霧で、10m先もよく見えない状態でしたが、昼に近づくにつれ霧が晴れてきました。しかし、滝があったはず?の沢には水がまったく流れておらず、本当にあるはずのない「
まぼろしの滝」を探しにきたのかと考えてしまいました。
ところが、昼食をとっていたところ、すぐ上の
雪渓の方から水が流れる音が聞こえてきました。するとどうでしょう。沢の水量が徐々に増し、段差のある岩から水が滴り落ち始め、ついには小さいながらも滝が出現しました。団員一同、驚きと感嘆の声を揚げました。
火山礫に覆われた富士山麓に、岩盤が露出していて、そこに滝が出現する様子(気温が下がると水は止まり、気温が上がると出現する、しかもこの季節だけの
春季限定版!!です)を目の当たりに見ることができ、感動の一日でした。
近くの草原には、
フジハタザオ白い花)、ミヤマクロスゲミヤマオトコヨモギなどを見つけることができました。

翌日の11日は家の近くを歩いたのですが、ウツギの白い花ウノハナ)が満開でした。その他見つけることのできた花を紹介します。
ナナカマド白い花)、ヤマボウシ白い花)、ミズキ白い花ヤブデマリ白い花)、スイカズラ黄色の花)、ヤブウツギ赤い花)、フタリシズカアマドコロスズムシソウなどなどです。 (一部名前が違っていたらゴメンナサイ)

今年こそはと、群生するズミの花を見ようと湖畔のみさきへ行ったのですが、遅かったようです。売店の方が、5月の下旬が満開だったと言っておりました。残念、また来年の楽しみとします。でも、みさきへ行く途中、白鳥のこども3羽が親鳥といっしょにいるのを確認しました。もうかなり大きくなっており、巣立ちも間近なようです。
子供が巣立って親鳥と泳いでいる写真がとれたら、掲載したいと思います。

☆ 2000年05月20日(土)、21日(日) :

20日は第3回山麓探偵団の偵察日です。あいにく前日からの雨が降り続いており、うっとうしい朝でしたが、元気を出して「森の喫茶室あみん」へ集合しました。今回の団長は、細密画で活躍されている木村修さんで、近くの裏山(といっても、ふだん私と家内がCARLを連れて散歩するところですが)を散歩し、そこで花の描写を指導して頂くという楽しい企画でした。
小雨の中でしたが、
ミツバツチグリ(黄色い花)カントウタンポポ(町で見るのはセイヨウタンポポ)、フナイカダイチリンソウ、それにニワトコの白い花などが咲いており、結構楽しむことができました。

午後はいよいよの描写です。私は「マムシグサ」に挑戦しました。野原で見かけるときは不気味な花といったイメージで、あまり好きになれない花でしたが、注意深く花の色や形を観察し、それをスケッチブックに描写し、色付けをしていくうちに、いつか夢中になり、描き終わる頃にはとても素敵で、妖しい花に見え、愛着さへ沸いてきました。
左の絵が
作品です(スキャナーでコピー)。
 森の喫茶室「あみん」のHPには、たくさんの探偵団員の報告と秀作が掲載されていますので、ぜひご覧になってください。

21日も近くの山野を歩き、ワラビヤマウドイタドリ等をとりました。もちろん、東京でおいしく食べることができました。どこにでもあるイタドリはあまり食べる気もしない雑草のように考えていたのですが、前日旭が丘の赤ちょうちんで出され、食べたらおいしかったので、採取しました。家内に言わせると、料理法を工夫する必要があるとのことでした。
そろそろ終わりに近づき、木々のも濃くなってきたようです。カラマツがすっかり緑色になったため、小鳥を見つけるのに苦労してしまいます。でも、夜になると結構寒いため、まだストーブコタツが必要です。


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