☆ 山中湖の近況報告19 ☆     更新日: 2004年02月29日
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☆  もうすぐ春かな?: 2004年02月28-29日  

 28日(土)は、たいへん暖かく、ザゼンソウを見に、塩山近くの小倉山の麓まで行ってきました。ここは一昨年も訪れたところです。写真のような愛らしい?ザゼンソウを観察することができました。前回は訪れる人も少なかったのですが、今回は宣伝が効いたのか(週末の山梨TVではニュースで報じていました)、観光バスの団体さんがたくさん来ており、興ざめでした。やむをえず?、小倉山の頂上へ行ってきました。頂上からは、甲斐駒、鳳凰三山(昨年登頂)、北岳などの南アルプスの真っ白な峰々を間近に見ることができ、感激しました。


ザゼンソウの群落 ザゼンソウ
 早速得意な?スケッチにトライしました。出来映えは??
<==小倉山から見た甲府盆地と南アルプス連山

 29日(日)は、天気予報どおり、朝から雨でした。ただそんなに寒くはなく、お昼には雨も上がり、暖かくなってきました。いよいよですね!!待ち遠しい気持ちで一杯です。





 今年は雪が少なく、あちこちから雪をかき集めて、テーブルとベンチを作りました。お二人のペンションオーナーに食材等を用意していただき、私はただ食べる人でした。ホット・ワインやシチュー、チョコレート・フォンデュなど、豪華な食卓に脱帽でした。ご馳走さまでした。
 22日(日)は、スケッチ・ハイキングの会に参加し、スケッチにトライしました。場所は、道志の道沿いの菜畑山(1,283m)でした。登りはおよそ2時間です。前日に引き続き、暖かな日でしたが、午後からはやや強い風が吹きました。スケッチは、富士山の遠望と、のどかな道志ヴァレーの2枚を描きました。出来具合は不問としましょう。

おいしいサンド 絶品の味のシチュー 雪上青空レストラン 道志渓谷スケッチ

☆  春はまだまだ遠い: 2004年02月14-15日  

 14日(土)、朝方雪が降り、少し積もりましたが、朝起きたときは快晴でした。話によると、11日(水)から山中湖上でのわかさぎ釣りができるようになっていたそうですが、私は知らなかったため、チャンスを逃してしまいました(15日(日)には禁止になったとのことです)。
 お天気につられて、久し振りに泉瑞と雁の穴を尋ねてみました。天気予報どおり、春一番の強風が吹きましたが、林の中は雪も大分溶けており、風もなく、暖かで、汗ばむほどの陽気でした。泉瑞は富士山の涌き水が出ているのですが、着いたときには、車が3台入っており、一生懸命?給水をしていました。雁の穴は、泉瑞から30分ほどの所にあり、雁の穴噴火口や溶岩洞穴、溶岩樹型があります。この噴火口から富士吉田市街まで溶岩が流れたそうで、雁の穴丸尾と言われています。溶岩洞穴の中には、氷筍ができていました。途中誰にも会うことなく、静かな冬の林を満喫できました。

泉瑞の周囲 泉瑞の水 雁の穴 (右は洞穴内の氷筍)
 14日の夕方から、低気圧の通過のため、台風並の強風が吹き荒れ、雨が吹きつけました。一時はヒョウも降りました。おかげで、石割の湯はがらがらで、強風と雨の中でゆっくりと露天ブロにつかることが出来ました。
 15日(日)、昨夜の嵐がうそのように晴れており、富士と山中湖が紅色に染まっていました。慌てて外へ出て写真を撮りました。昼近くに、裏山の鉄砲木の頭に登ってみました。風邪がやや冷たかったのですが、眺めもよく、爽快な散策でした。春にはまだ遠いようですが、木々は芽を膨らませ、準備を始めているようでした。


紅富士(6:45頃) 朝焼けの山中湖
富士山(鉄砲木の頭から) 山中湖(鉄砲木の頭から) ミズナラの芽 オニグルミの芽

☆  厳寒マイナス13度: 2004年02月07-08日  

 5日間ばかり入院していたので、久し振りの山中湖入りとなりました。6日(土)の夜10時頃山伏峠から入ったのですが、月に照らされて真っ白な、大きな富士山が目の前に現れ、感動でした。

 7日は快晴で、マイナス10度くらいまで下がりました。この日は、富士山自然学校のトレッキングに参加しました。場所はスバルライン料金所近くの剣丸尾で、吉田胎内樹型群の観察をしました。こここは以前一度訪れたことがあったのですが、そのときは溶岩樹型がたくさんあるとは知りませんでした(およそ80ほどあるそうです)。今回は、渡辺さん、牧田さんの案内で、2、3の大型の樹形の中を探索させてもらいました。しゃがみ込みながら歩いたり、這いつくばったり、竪穴を降りたりと大変な探索でしたが、とてもすばらしい体験をすることが出来ました。ありがとうございました。

樹型の中からの冬景色 衝立のようになった堅型樹型
 夜、石割の湯へ行ったのですが、厳寒の中、ただ一人で満月を仰ぎ見ながら桧風呂につかり、ゆったりとすることが出来ました。天国、天国・・・
 昨日に続いて、8日も快晴で、富士山がよく見えました。朝の温度はマイナス13度くらいまで下がったようです。朝の犬の散歩で、体がしゃきっとするような感じです。昼には気温も上がり、付近の別荘地を散歩しましたが、やや汗ばむようでした。ついでに、近くのリゾート施設”エクシブ”にランチを食べに行ったのですが、一番安いランチ(パスタ)が1400円もしたのにはびっくり!!私らが行くようなところではありませんでした。
 湖畔にも行ってみましたが(右写真)、氷は薄く、とてもワカサギ釣りができるような状態ではありませんでした。

 ☆  今冬初めての積雪: 2004年01月17-18日  

 17日(土)は、朝から雪となり、翌日の明け方まで降り続きました。幸い大雪とはならず、山中湖で約20cmの積雪でした。除雪されたため、車の通行はほとんど問題ありませんでした(もちろん通常タイヤは通行不可ですが)。ただし、予定されていた山麓探偵団の恒例の雪上ランチ(ワイン付きのはず)が中止となってしまいました。
 18日(日)は、スケッチハイキングの皆さん(5名)が、石割山に登って、スケッチをするために、山中湖に訪れました。雪が心配でしたが、山もたいした積雪はなく、楽しいスケッチハイキングができました。ただ、朝は快晴で富士山が大きく見えたのですが、10時頃から曇り始め、スケッチするときには富士山が見えなく、残念でした。

旭が丘の通り 富士マウンティンH

☆  明けましておめでとうございます: 2004年01月12日  

 5日の夜、ネパール・ヒマラヤから無事東京に帰還しました。トレッキングのスタートまでは、不安でいっぱいだったのですが、家内も私も高山病の症状は比較的軽く、だんだんと快調になり、すばらしい「エヴェレスト・パノラマ・トレッキング」を体験することができました。

 11日の夕方、久し振りに山中湖に入りました。道路の雪はほとんどありませんでした。12日の朝は、−10度くらいまで下がりましたが、日中は穏やかで、0から5度くらいまで上がったようです。
 早速、午前中、石割山、平尾山をおよそ2時間半で一周しました(日向峰への往復あり)。山道もほとんど雪がなく、危険はありませんでした。石割山の頂上は、結構ハイカーが入って、賑わっていました。富士山はやや雲がかかっていましたが、きれいな姿を見せてくれました。
 午後は、富士山クラブ主催の青木が原樹海(西湖の南側)散策に参加しました。およそ50人ほど集まり、盛況でしたが、ちょっと多過ぎる気がします。

日向峰からの大平山、富士山 平尾山からの山中湖

☆  よいお年を: 2003年12月24日  

 先週は、山中湖へは行きませんでした。というのも、今年も海外トレッキングに挑戦すべく、体力の温存?を図ったためです。明日26日(木)から11日間、「エベレスト・パノラマ・トレッキング」に出かけます。脚の調子が思わしくなく、また体力の衰えも激しく、4000m前後まで登る5泊6日の山歩きができるかどうか不安が一杯です。でも今行かなければ来年は行けなくなるのではないかと思い、決断をしました。どんなトレッキングになるか分かりませんが、帰ってきたら”特集”を書く予定ですので、是非ご覧になってください。
 1年間、「わんだふる山中湖」にお付き合い頂きありがとうございました。皆さまも、よいお年を迎えられることを祈念しております。

☆  暖冬の山中湖: 2003年12月13-14日  

 久し振りの山中湖でした。12日(金)の真夜中、道志の道を通り、山伏峠を下ると、真正面に真っ白なものが見えました。それは月に照らされた富士山でした。月に輝く白い富士山は、当たり前ですが、1年振りです。

13日は、山麓探偵団に参加しました。コースは平野から平尾山を登り、大平山を経て、長池まで下るコースでした。朝はマイナス5度近くまで下がったそうですが、日中はとても暖かになり、快適なハイキングでした。尾根筋は霜柱ができていました。またまゆみのピンクの実だけがさびしそうに色を添えていました。このコースは、富士山を正面に見ながらのハイキングコースで、何組かのハイカーに出会いました。遠くは、南アルプス連山、愛鷹山それに相模湾まで望めました。

初冬の富士山 鳳凰三山と甲斐駒ケ岳

 14日の朝は、「近況報告18:9月13日ー15日」で報告した、舞の海が訪れた「まんだ」へ朝食を食べに行ってきました。客は私と家内の2人だけでした。あの有名な物”朝粥”をゆったりとした気分で食しました。途中から2人の若い女性が入ってきましたが、なんと!、彼女らは”舞の海が「まんだ」を訪れて撮った放映(愛知TVで再放送、私も一瞬映りました)を見てやってきたとのことでした。うわー!すごいですね?おもしろいですね?この日も、快晴で楽しい一日でした。
 今年はたいへん暖かい師走で、まだ雪も降らず、水道が凍るような寒さもないようです。ただし、朝晩は相当に冷え込みますので、道路の凍結には気をつける必要があります。

☆  秋味満腹その2: 2003年11月22-23日  

 22日は、快晴となり、とても暖かい日でした、西湖デイキャンプでのダッチオーヴンの味が忘れられず、性懲りもなく再度挑戦しました。メニューは、ホタテ、はまぐり、ウィンナ、チーズの燻製(右写真)、パエリア、焼きリンゴでした。まだまだ技術が未熟ですが、自作の?料理はなかなかの味ですね。


 23日は、富士山自然学校トレッキングに参加し、忍野の山を歩きました。天気は前日に引き続いて快晴に恵まれ、歩くと汗ばむようでした。コースは二十曲峠から立塚峠までの尾根歩きです。もちろん紅葉はすでに終わりですが、落ち葉や木の実を探しながらの、また渡辺さんからいろいろな植物のお話を聞いたりしながら、ゆっくりと晩秋の山を楽しみました。サルナシがあり、皆で食べましたが、とても甘い味でした(キウィフルーツの味)。ガマズミ、ミヤマガマズミの赤い実も食べましたが、こちらは家で果実酒を作るために、実を採って、持ち帰りました(おいしいお酒ができたら、報告します)。その他、サルトリイバラ、ノイバラ、イボタノキ、マツブサ、ヤマガシュウなどの実を教わりました。でも、実だけではなかなか植物の名を見分けるのは難しいです。

富士山(二重曲峠) サルナシ ヤマガシュウ マツブサ

☆  青木が原樹海と九鬼山: 2003年11月15-16日  

 15日は、山麓探偵団に参加し、青木が原樹海を散策しました。天気があまりよくなく、曇りまたは小雨でしたが、初冬の樹海は、紅葉も終り、静かで、ひっそりとしていました。
 歩いたところは、開拓道路の下側で、本栖湖からの林道付近で、私にとっては初めての場所でした。もちろん探偵団以外は人の姿は見えませんでした。牡鹿が我々の前を走っていくのを見ることができました。溶岩樹形がたくさんあり、およそ10mくらいの横型溶岩樹形があり、その中を這うことなく、楽に通りぬけることができるくらいでした。
 また、奇怪な形をした木々がたくさんあったのでカメラに撮って見ました。右の木はミズナラかとおもいますが、倒れた母樹から直角に2本の木が成長していました。下の左の木は、ヒノキの根元がループしており、どうしてこんな形になったのかふしぎです。その隣は、石の上にまたがるように座っている姿がとてもおかしかったです。一番右は、木がなぜか手を伸ばして、握手していました。本当に樹海の中には面白い樹形の木があります。

 16日は、スケッチハイキングの会の会員と大月近くの九鬼山(1970m)に登りました。とても好天に恵まれ、Tシャツでも汗ばむほどの陽気で、のんびりと里山トレッキングとスケッチを楽しむことができました。富士山はやや霞んだような感じで遠くにそびえ(左上に描かれていますが、山頂が白なのでよく見えません)、富士吉田、西桂、都留の山並み柔らかく、なだらかにたたずむ風景は、外国には見られないすばらしい日本の里山を見る思いでした。でも、私の絵は、そこまで表現できません。


☆  ダッチーオーヴン: 2003年11月08-09日  

 8日は、久し振りに青木が原樹海樹海に入りました。長尾山から野尻草原、神座風穴、蒲鉾穴を周遊しました。紅葉はほぼ終りでしたが、とても暖かく、汗ばむような好天に恵まれ、樹海を満喫しました。ただ、野尻草原から大室山麓沿いの道が、倒木?(故意に雑木で道を塞いでいるような箇所が2箇所もあった)や水溜りなどで荒れていたのが気になりました。ほとんど人が通らないからなのでしょうか。
 樹海の後は、西湖でデイ・キャンプ、すなわちダッチ・オーヴン料理を楽しみました。メニューは、パエリア、キャベツの煮込みスープ、ホタテの燻製それにチーズ・フォンデュと豪華な?ものでした。おいし料理のため、皆で満腹になるまで食べました。いやー、自然はすばらしいですね!!
蒲鉾穴(神座山) 西湖畔のディ・キャンプ

 9日は、朝は晴れ渡り、富士山がよく見えたのですが、だんだんと天気が崩れ、午後からは雨となりました。

☆  秋味満腹: 2003年11月01-03日  

 2日、富士山自然学校トレッキングに参加しました。天気は久し振りの秋晴れで、汗ばむほどの暖かさでした。今回は、トレッキングというよりは”きのこ研究”という名のもとで、”きのこ取り”にいそしみました。場所は鳴沢村の樹海の近辺でした。渡辺校長より食べられるきのこについて簡単な説明を受け、全員樹林の中へ入り、必死?になってきのこを探しました。
主に採れたのは、ナラタケでした。伐採されてから3年くらい経った木の切り株の脇に出てくるそうです。カラマツシメジは平野のカラマツ林のしたでも採れます。マイタケは前々日に青木が原樹海の中で見つけた天然ものだそうで、直径25cmほどもありました。

ナラタケ カラマツシメジ マイタケ
 きのこを採った後は、紅葉台まで行き、そこで”きのこ汁”を作作りました。大鍋に2つも作ったので、一人3杯も食べ、皆きのこ汁で満腹となってしまいました。側を通るハイカーが”おいしそうね”とうらやましそうに通り過ぎて行きました。こんな経験は初めてで、とてもすばらしい秋を味わうことができました。謝々。

きのこ汁を囲んでの食事 紅葉台のイロハカエデ 紅葉台から御坂山系を望む
 3日は、また曇り空に戻ってしまいました。山中湖の紅葉もこれで終りかと思います(河口湖は来週も期待できるかな?)。昼頃、庭に落ちている落ち葉を集めていたら、雨がポツポツと降り始めました。


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