山中湖の近況報告14      更新日: 2002年12月01日
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☆  冬が目の前: 2002年11月30日、12月01日  

30日は、オサカベ邸で今年の最後のホームコンサートがありました。トロンボーンとトランペットによるクラシック音楽を楽しむことができました。
30日は暖かかったのですが、翌1日は低気圧のために一日中小雨が降る寒い一日でした。この雨の中を、富士桜探偵団の皆さんと西臼塚(南富士)の森を散策してきました。もちろんお花などはありませんが、木々がもう来年の春に向かって堅い芽を準備している様子が観察できました。その中で、気が早いのか、ミツマタがたくさんの白い花のつぼみ?をつけていたのを見て、驚きました。これから寒い冬をこのまま過ごすのでしょうか。
山中湖畔の木々もほとんど葉を落とし、冬を迎える準備に入ったようです。人通りも少なくなり、温泉もすいてきたようです。


   上:ミツマタのつぼみ?
左:鹿の頭のようなブナの大木

☆  秋も終りの青木が原樹海: 2002年11月16-17日  

今週はどんよりと曇った天気で、日中も寒い天気でした。
久しぶりに山麓探偵団に参加し、青木が原樹海樹海を散策しました。樹海はもう冬支度で、広葉樹は、ヒロハツリバナの薄黄緑色の葉を除けば、ほとんど葉を落としていました。行ったところは、赤池から1時間くらい精進口登山道を登った所にある精進風穴群です。落葉しているため、林の中は比較的明るく、のんびりとした散策を楽しむことができました。
山中湖畔の紅葉も今週が最後のようですね。さびしい気持ちになるのと同時に、気が早いですが来春が待ち遠しくなりました。

晩秋の樹海 ループする木の幹

☆  秋の大菩薩峠: 2002年11月10日  

10日はスケッチハイキングの会に参加し、大菩薩峠へ行ってきました。一日中快晴に恵まれ、富士山や南アルプスのすばらしいスカイラインを見ることができました。山の上はもう効用は終っていましたが、麓ではカラマツやミズナラの黄葉が残っていました。
左のスケッチは、富士山と紅葉の日川ダム周辺の山々です。


☆  秋を通り越して、もう冬?: 2002年11月02日-05日  

今週の3連休は毎日快晴に恵まれ、7合目付近まで真っ白くなった富士山の雄大な姿を毎日見ることができました。今年は11月初めというのに冷え込みが厳しく、朝は零度以下まで気温が下がりました。日中も気温が上がらず、12月初旬の寒さでした。おかげで、湖畔の紅葉がとてもきれいになりました(右のスケッチは、ペンション「リンガリンゴ」の紅葉です)。
1日の夜、昨年に続いて、山伏峠付近で、野生の鹿2頭を見ることができました。1頭(雌鹿)とは、車の窓を通して間近に顔を見ることができ(すぐに逃げていきましたが)、感激してしまいました。ちなみに、昨年は3週連続で、しかも1度は立派な角をもった牡鹿を見ました。

2日は、富士桜探偵団に参加し、精進口登山道を、天神峠から2合目、3合目と歩いてきました。カエデやミズナラ、ブナなどの紅葉、黄葉がとてもきれいでした。花は咲いていませんでしたが、オトコヨウゾメ、ヒョウタンボク、イボタノキ、クロカンバ、ナナカマドなどの赤い実や黒い実がきれいでした。3合目付近では、道の脇に霜柱やツララがあり、もう冬の季節になったようです。

山中湖ではありませんが、3日に八ヶ岳方面に行ってきました。富士見付近の山麓は、カラマツの黄葉が輝き、とてもきれいでした。ところが、女神湖(標高約1500m)では雪が降り、5cmほど積もり、あわててしまいました。夏タイヤでしたので、慎重に運転し、やっとのことで逃げ出してきました。


上:ツルリンドウの赤い実

☆  秋が富士を駆け下りる: 2002年10月19日-20日  

今週の山中湖はあいにくの曇り空となりました。富士山が少しだけ顔を出しましたが、上部はかなり雪が降ったようで、白っぽい部分が多く見えるようになりました。鳴沢村から大田和林道を三合目付近(標高1800mくらい)までドライブしました。霧で遠くは見えませんでしたが、木々は紅葉しており、赤や黄色、緑のトンネルを通るような感じで、とても素敵でした。秋が急ぎ足で富士山を駆け下りているのがわかりました。
ということで、山中湖の秋もかなり深まり、まわりの山々も緑から赤、黄色に装いを変え始めています。恐らく、来週頃から紅葉の見頃になると思われます。

19日は、久しぶりに石割山(1394m)に登ってきました。空は曇っていたのですが、比較的暖かく、Tシャツで登るほどでした。登山口には砂防施設ができ、また駐車場が整備されており、驚きました。また、石割り神社も新しくなり、その直下にも砂防施設ができ、周りのイメージが様変わりしていました。

山頂は団体さんが30名ほどおりにぎやかでした。山頂から広尾山、大平山まで下り、そこから長池へ下りました。この下り道も以前にはなかったもので、新しく作られたようです。
花では、リンドウがたくさん咲いているのに驚きました。オレンジのフシグロセンノウ、ピンクのカワラナデシコ、白のリュウノウギク、シロヨメナが頑張って咲いていました。

石割神社、フシグロセンノウ

☆  秋の装い始まる: 2002年10月12日-14日  

山中湖はこの3日間さわやかな快晴に恵まれ、雲一つない富士山を3日間も続けて見ることができました。富士山頂にはうっすらと雪が覆っていました。日中は暖かいのですが、夜は冷え込み、気温は零度近くまで下がりました。そのため、12日と13日の朝は、湖はもやで覆われてしまいました(湖の水はまだ温かいため、湖面から大量の水蒸気が立ち上がります)。
周りの山々はまだ紅葉していませんが、湖畔の周りでは紅葉が始まっています。こんな季節では、湖畔でのサイクリングが素敵ですね。

リュウノウギク アケビの実 南アルプス連峰(中央が北岳)

12日は、富士桜山麓探偵団に参加し、本栖湖の脇にある竜ヶ岳(1485m)を歩いてきました。好天に恵まれ、Tシャツ1枚でも汗が吹き出るほどでした。秋の草花(ヤクシソウ、センブリ、リュウノウギク、センボンヤリ、フクオウソウ、ヒメハッカ、アキノタムラソウ・・・)がたくさん咲いており、目を楽しませてくれました。
竜ヶ岳の頂上は360度の展望が楽しめました。東には雄大な富士山が間近に迫ってくるようでした(正月にはダイアモンド富士が見られます)。西には、鳳凰三山、白鳳三山の南アルプス連峰のスカイラインがきれいに見渡せました。
湖畔の林の中にはアケビの実がたくさんぶら下がっていました。初めてでしたが、アケビの実を食べました。何とも言えない甘い味でした。

八ヶ岳連峰(編笠山から) 編笠山の紅葉

13日も好天となったので、八ヶ岳の編笠山(2523m)に登ってきました。朝8時半頃に観音平へ着いたのですが、かなり大きな駐車場は満杯で、車が道路脇に数十台溢れていました。人気のある山のようですね。
汗ばむような陽気で、心地よい秋の山歩きとなりました。山々は、ここ数日の冷え込みのせいか、澄み切った青空を背景に、きれいに紅葉、黄葉していました。編笠山の山頂では、360度の大展望でした。とりわけ、大きな赤岳、権現岳、阿弥陀岳の雄姿を目の前に現れ、圧倒されました。早速絵筆を取って、赤岳のスケッチをしました。

☆  秋の気配: 2002年10月05日-06日  

山中湖に秋の気配が漂っています。気温は夜になると10度近くまで下がります。本格的な紅葉は11月に入ってからですが、ドウダンツツジがきれいに紅葉し、ナナカマドがさわやかな赤い実をつけています。ケヤキは黄葉になり始めています。周りの山々はまだ緑が多いですが、ところどころ赤や黄色が目に付きます。鉄砲木の頭(パノラマ台)の草原は一面ススキに覆われています。

富士山は初冠雪が報道されていましたが、山頂は白くはありませんでした。テニスをしている人もめっきり少なくなりました。朝からウェイクボードを楽しんでいる人はいました(湖水はまだそんなに冷たくないはずです)。騒音を振りまく暴走族?は元気一杯?のようです。これは夏の風物詩とは限らないようですね。
5日は、甲府の乾徳山(2031m)へ行ってきました。快晴に恵まれ、Tシャツで登ってちょうどといったところでした。快適なハイキングと考えて登り始めたのですが、山頂付近は険しい岩山で、たいへんハードな登山になってしまいました(約7時間半の行程でした)。山頂近くはやや紅葉が始まっていました。秋の花は多くはありませんでしたが、リンドウ(右の写真)、オヤマボクチ、ヤマトリカブト、ヤマラッキョウ、マツムシソウなどがまだ咲いており、目を楽しませてくれました。



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