さ迷い歩き 「量子の森」

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0.はじめに

 「量子力学」は、学生時代に専攻した電子物理工学の関連で、当時自習したことがあります。そのとき、良く理解はできなかったのですが、私なりに何度も量子力学の書籍を読む中で、古典力学(ニュートン力学)から量子力学への発展の流れとその内容の美しさに心を引かれたことを今でも鮮明に覚えています。ところが、”諸般の事情”により学校で学ぶことを断たれ、量子力学を勉強する機会を失ってしまいました。そして卒業して会社(情報系会社)勤めをするすることになるわけですが、”奴隷労働”のような忙しさのためもあってじっくりと量子力学を自習する時間をとることはできなく、量子力学をさらに勉強することはあきらめていました。

 ところが、60歳で”奴隷労働”から解放され、時間的余裕がでてきたので、学生時代にやりのこした形になっていた「量子力学」をもう一度勉強して、少しでも理解を深めたいという思いがふつふつと湧き上がってきました。それで、この5年の間「ファインマン物理学」や「朝永(振一郎)量子力学」などを読みあさり、その結果少しずつですが量子力学の理解が進んできました(進んできたつもりです)。

 昨年末になって、「朝日カルチャーセンター」で量子力学のお話(3回)があるということがわかりました。それで、今までの知識の整理も兼ねて少し物理学者の生の話を聞いてみようかという気になり、講座を申込みをしました。そして、そこで感じたことなどをちょっとまとめてみようかと思い、このページを開設しました。”さ迷い歩き”というタイトルにしたのは、これからしばらく量子力学を自習する様子を深い森の中を”さ迷い歩く”姿にたとえ、その中で自分なりに理解したこと、理解できなかっこと、あるいは量子力学に関するわけのわからない感想などを書きなぐってみようと考えたからです。つまらないことをたくさん書きますが、興味のある方はちょっと立ち寄ってみてください。ひょっとすると(ほとんど間違いなく)途中で野垂れ死にするかもしれませんが、あしからず。

                                              2012年2月27日
    総  目  次

     さ迷い歩きコース 開始日 終了日
X. 朝永振一郎 量子力学 2013.01.16 2013.07.04
V. ファインマン物理学X:量子力学 2012.04.25 2012.11.29
U. 朝日カルチャーセンター講座:量子力学20講 2012.04.24 2013.03.19
T. 朝日カルチャーセンター講座:量子力学の基礎 2012.02.24 2012.03.24
  *別冊: さ迷い歩き 「電磁波の海」         
  *別冊: さ迷い歩き 「生物界の深淵」         

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X.朝永振一郎 量子力学 
第U巻        第V巻   
00.朝永振一郎と「量子力学」 2013.01.16   T部.  
06.物質の波動論(1)   1st P 2013.01.21    11.角運動量とスピン  6th.P 2013.07.04
   物質の波動論(2)   2nd P 2013.02.06   U部.摂動論、観測の理論   省略
07.Schrodinger方程式  3rd P 2013.02.27   V部.ベクトル空間    省略
08.Schrodinger函数の物理的意味
                 4th P
2013.03.20
       
   
09.量子力学的状態   5th P 2013.04.29      
10.多粒子系と波動場  5th P 2013.05.15      

V.ファインマン物理学X: 量子力学 
00.ファインマンと「ファインマン物理学」 1st P.      
01.量子と波動(干渉実験) 2012.04.27      
02.波動的観点と量子的観点 2012.05.09   12.水素原子の超微細構造3rd P  2012.08.18
03.確率振幅  2012.05.30   13.結晶格子内における伝播  2012.09.13
04.同種の粒子 2012.06.08   14.半導体 2012.09.17
05.スピン1  2nd Page  2012.06.20   15.独立粒子近似  2012.09.27
06.スピン1/2 2012.07.04   16.振幅の位置依存性  2012.10.04
07.振幅の時間依存性  2012.07.07   17.対称性と保存性  4th Page 2012.10.24
08.ハミルトニアン行列 2012.07.12   18.角運動量 2012.10.31
09.アンモニア・メーザー 2012.07.20   19.水素原子と周期律表 2012.11.02
10.他の2状態系  2012.07.05   20.演算子 2012.11.26
11.さらに2状態系について  2012.08.16   21.古典的状況のもとでの
 シュレーディンガーの方程式  
2012.11.29
     

U.朝日カルチャーセンター講座:量子力学20講
01.古代原子論とは 2012.04.07   11.原子から素粒子へ   2012.10.06
02.ニュートンからマクスウェルへ 2012.04.21   12.物質の素材と力  2012.10.20
03.プランクの光量子仮説 2012.05.19   13.アインシュタインの失敗  2012.11.03
04.光の粒子性 2012.06.02   14.統一理論の成功  2012.11.17
05.原子の土星モデル 2012.06.23   15.唯一の弱点  2012.12.01
06.原子構造の解明  2012.07.07   16.ヒッグス粒子の発見    2013.01.19
07.とびとびの物理量 (欠席) 2012.07.21   17.量子宇宙を垣間見る   2013.02.02
08.不確定性原理 2012.08.04   18.超対称性理論 (欠席)   2013.02.16
09.量子力学の成立 2012.08.18   19.ダークマターとダークエネルギー   2013.03.02
10.相対論的波動方程式 2012.09.01   20.究極の量子力学   2013.03.16
         

T.朝日カルチャーセンター講座:量子力学の基礎
1.物質とはなんだろう: 人類の夢はこうして探求されてきた 2012.02.24  
2.量子力学を構築する: ミクロの世界の特徴を解明する 2012.03.10  
3.標準理論入門: 宇宙開闢時代を解き明かす 2012.03.24  


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