Bon Voyage! HOME > PRIVATE DIARY > 1999年6月中旬

迷狂私酔の日々


6月11日(金)

いろいろあって、週末も仕事になりそうだ。ガクッ。またもや2軒はしごし、延々飲んでしまう。帰ってもいろいろ忙しいのに。

午前4時過ぎ、「スター・ウォーズ/エピソード1」のQuickTimeムービーのダウンロードにトライ。とりあえず、5-8-12kbsくらいは出ている。ちゃんと「1%」「3%」と進むのを確認して寝る。さて、どうなることやら。

6月12日(土)その1

期待の「ファントム・メナス」、うまくいったようだ。どうやら1時間10分かかったか。平均8kbpsくらい? で、やっと観たぞ。予告編をフルスクリーンで観て、ちょっと嬉しい。

さて、movieに「恋に落ちたシェイクスピア」です。

6月12日(土)その2

ついに始まったシドニーオリンピック予選。1次予選は香港ラウンドと日本ラウンドで5カ国が2回総当たりして1位のみ最終予選に進出。最終予選は9過酷が3カ国ずつ3グループに分かれてホーム&アウェイで争い、各グループの1位だけが本大会への出場権を獲得。ということで、この勝ち負けよりも最終予選の組み分けが最大の注目。サウジとかイランとか韓国が同じグループに入ったらどうするんだろう? やっぱり、東アジアから中東までを同じエリアにして争うには無理があるということだ。でも、世界大会で実績がないからその他でくくられちゃうんだよな。ぶちぶち。

グチはそれくらいにして、日本が13-0でフィリピンに圧勝。平瀬と吉原がハットトリック。2人とも半分しか出てないのにな。ディフェンスのミスというかマークの甘さがあったにせよ、シュートの決定率が高いことが嬉しい。小野が飛び出して中沢のいいクロスを引き出してヘッドで落として平瀬が決めた得点なんかよかったねえ(6点目かな?)。それに、酒井がダイレクトでスペースに出して、それを柳沢が1タッチで折り返して平瀬が決めた2点目もよかった。点にはならなかったが小野のコーナーキックからの酒井のダイレクトボレーはすごかった。あ、中村のフリーキックにも驚いた。

トルシエは結局、11人を固定するよりもたくさんのメンバーに経験を積ませることを選んだようだ。GKの曽ヶ端、センターバックの中沢などもそうだし、後半は本山を左に入れてボランチを石井1枚にしてトップ下で中村俊輔と小野に自由にさせる攻撃的フォーメーションも試した。高原、市川、池田学を帯同していないにもかかわらず、オプションには古賀、山口、戸田、稲本、広山、山下もいるわけで、なかなか楽しみだ。問題は中田英寿を使うかどうか。私は、フル代表のレギュラーに定着(というより中心だが)している選手を使うのはやめた方がいいと思うが。所属クラブとの折衝を考えても。

なお、無得点の柳沢だが、平瀬へのアシストでは貢献。くさびの動きやボールのないところでの動きも悪くなかった。1点取れば、ブレイクするよ、きっと。

ずっと休んでいた「偽シェフヨネのワイン漫談」ですが、7編を一挙にアップ、ついに完結です。これから、多少画像を追加する予定です。次の企画、アイディアはあるんだけど、時間がないのだ。

6月13日(日)

自宅のPB G3のOutlook Expressが壊れた。「初期設定ファイルが開けません(エラー-199)」って怒られる。システムフォルダのなかの初期設定にはOutlook関係のファイルが見当たらない。で、インストールし直そうとして、Mac EXPOでもらったCD-ROMから再インストールしてみたが、今度は「現在、メールが受信できません。メールエラーです。不明なログイン方法です」と言われた。くそっと、新たにMicrosoftからダウンロードしてみたらヴァージョンが4.5で、上書きされないようにOEユーザーをデスクトップに待避させて入れてみたが、結果は同じ。もちろん、再起動、PRAMのクリア、デスクトップの再構築はぜんぶやってみたし、ログインがおかしいというんなら、とアカウントの設定も確かめた。

で、結局ARENA1.5.3をダウンロードして使っている。3週間は試用期間なので、どうせいつかは試したと思っていたからいいや。買っても3,800円だし。

7300/180のクラリスメールは健在なので受信メールはいい。問題はここ3か月以上、PB G3で送信したメールがまだ残っているか、だ。どうもユーザーファイルが初期化されているのだ。おいおい、ちゃんと待避させたぞ。だいたい、ヴァージョンアップしたらふつうはユーザーの設定とかアドレスリストとかメールとか保存するもんじゃないのか? なにしろ、WORD97でWORD95のファイルが読めないなどというふざけた仕様を平気でやる会社だからな。ぷんぷん。

もしも一時的にでもOutlookが復旧したら、速攻でARENAにインポートしておいて、メインメーラーを代えた方がいいような気がする。やっぱり、私とMicrosoftの相性はよくないのだな。グスン。

6月14日(月)

今日は香港に勝ったネパールが相手。日本はやっぱりメンバーを大幅に入れ替えてきた。センターバックに戸田と古賀、右のウィングに広山、左のウィングに本山、フォワードに山下はこれがチャンス。南と稲本は初戦を休んだが本来はスタメン組だろう。酒井は右ウィングではなくて中盤の底。稲本が折りを見てあがっていくのに対し、忠実に守備に専念している。こうしてみると、宮本-酒井(石井)-小野-平瀬(山下)という中心線がなかなかしっかりしている。

今日は右の広山が深く抉ってチャンスメイク。2回目でゴール前に流したボールがDFに当たってゴールイン。2トップの平瀬・山下に小野がよくからんでいく。左は本山でドリブルで切り込んでいく。今度は小野がすばらしいミドルで2点目。

ネパールは引いてはいるが、危機の芽を早めに摘み取る守備と、速いカウンターで対抗。時にはチャンス手前まで行くあたりはフィリピンとは違う。しかしまあ、日本が圧倒的にボールを支配してはいるのだが。でも、なんとなくネパールって国は応援したくなるんだなあ。なにしろほとんどが18歳以下ってんだから。

稲本の見事なパスから平瀬がDFをかわしてシュート、3-0。稲本はダイレクトでいかにも右に短いパスをするように見せて、顔とは反対の左前方に速いパスを平瀬の足元に合わせた。なかなかのもんである。しかも、シュートのこぼれのケアで、ゴール直前に詰めていた。前半わずか1分と掲示されたロスタイムでの得点。

もうすぐ前半終了の笛と思いきや、GK南がペナルティエリアの外でボールをドリブルしたら、主審が反則としてフリーキックを指示。手を使ったわけでもなく、たぶん「遅延行為」をとったのだろうが、理解に苦しむ。ずっと手で持っていたとか、なかなかキックしないのならともかく。韓国の有名な審判なのだが、反則の理由は「ロスタイムで、リードしているチームだから」としか考えられない。何がひどいって、このフリーキックはほとんど1点ものの地点だからだ。あるいはネパールへのプレゼントだったのかもしれないが。まあ、はずれたが国際試合では何があるかわからないってことだ。

後半、酒井がカウンターのドリブルを後ろから追いかけてバックチャージ、イエローをもらってしまう。スタジアムはネパールへの声援が圧倒的で、何か異様な雰囲気になってきた。

酒井が右に出すと見せて、裏へ抜け出す平瀬へドンピシャのロビング。惜しくもトラップが少し長くてGKに押さえられたがほとんど1点もののプレーだった。

PA直前で山下がカニバサミを浴びて、イエローとフリーキック。小野が直接狙うかと思ったら、遠いサイドの酒井へ。しかし、ストップをミスしてシュートに至らず。逆に、ボールを奪われて3人に攻められてピンチ。稲本が中央から駆け戻ってタックルして外に出した。危ない。まだコーナーキックだ。よし、クリア。

ここで中村俊輔と吉原がイン。しかし、相当暑そうだ。

俊輔が真ん中を上がってディフェンスを引き付けて右の吉原へパス。ワントラップでシュート、決まった! 交代した2人で得点してしまった。何より、シュートに反応してゴール前にちゃんと詰めているところがよい。

稲本がネパールのボールをキープしている選手にチャージして吹っ飛ばしてしまった。ファウルを取られたが、世界標準ではあれは正当なチャージだろう。飛ばされる弱い方が、レベルが低いのだ。まあ、あれでファウルを取らないと弱いものいじめに見えるし、もう4-0だし、というところか。以前、大八木が「乱暴者」の烙印を押されたが、あれはコーチの教え通りに忠実にやっていただけで、日本ではフィジカルな力の差があったために「乱暴」に見えただけなのだ(これはラグビーの話)。

酒井に代えて石井。これで3人目の交代。底でもサイドへの配給、ボール奪取ときちんと役割を果たした(というより、これが本職か)。

ネパールの9番は、速いし、うまい。切れ込まれてのシュートは危なかった。

日本、疲れたのか攻め足が鈍い。しかもパスに意思疎通がないのか、受け手がさぼっているのか、ひょいひょいボールを取られる。しかも、守備に戻るスピードがない。シュートまで打たれることが多くなってきた。いかん。広山、山下の運動量が減っている。ネパールが粘り強く動いているのとは対照的だ。

久しぶりに山下が抜け出して、吉原がシュート、決まったと思ったら オフサイドの判定。今度は俊輔がハンドを取られて、ゴールからは遠いがフリーキックのピンチ。まあ、仕掛けをミスってくれて助かった。

吉原、5点目をゲット! 俊輔が左から右へスピードも強さも方向もピッタリのクロスに、吉原がスピードで守備を振り切ってループのうまいシュートだった。少しだれかけたところでいい得点だった。

結局5-0で勝ったが、ちょっと反省も多い試合だった。中盤での安易なパス、とくに横パスの危険性を認識すること、マークされているフォワードへの勇気あるパス、フォワードはキープすることと、うしろに預けての前への走り込みをしていく(要するにポストプレー)こと、サイドのスペースをつくる動き、スペースへの球だしの意思疎通、運動量が落ちたときのフォロー、中盤でのプレスの集中力維持などなど。っま、ここで言わんでもわかっているとは思うが。

ベストイレブン

    南

中澤  宮本  中田

    稲本(酒井)(明神)

酒井      本山

  小野 中村
  
  柳沢 平瀬(吉原)
  
  

ちなみに、昨日のパシフィックリム選手権では日本がアメリカに勝ったらしい。しかも6トライ。これで勝ち点は10差をつけて日程終了。残り2試合のフィジーあるいはアメリカが2試合とも4トライ以上で勝ってようやく勝ち点が並ぶわけで、ほとんど優勝に限りなく近い。結果がどう転ぶにせよ、ワールドカップに向けていいチームになってきたわけだ。

6月15日(火)

またもや2軒はしごしてしまった。いろいろ面白いこともあったような気がするが、覚えていない。ふにふに。あ、今日は人間ドックを申し込んだ。今日までが7月の受け付けの締切なのだ。はらはら。

6月16日(水)

休みをもらって、ホニャララを預ける口座を開設。いろいろややこしいのである。ついでなので、いろいろ平日にしかやれないことをやろうと思うが、<  >のラーメンを食うとかしか考えつかないアホさかげん。結局VirginでCD(サルサ、ジャズ、ケルティックハープなど)を4枚買い、「RONIN」を観てH.I.S.と東急ハンズを冷やかして帰る。

で、いつものようにPowerBook G3 series 233/14と一緒である。もしかしたら、と思ってNTTから赤外線TA公衆電話用モデムスクリプトまでダウンロードして備えたのに、使うチャンスがなかった。だいたい、グレ電はかなりの頻度で設置されてきたが、赤外線ポート付きなんて、まだ都内に数えるほどしか設置されていないのだ。今度は、設置場所を調べておいて、ちゃんとデジカメも持って、レポート体制を整えてチャレンジしてみよう。

さて、実は引っ越しの準備に入っていたりする。そのためのハンズめぐりなのだが、収納とかカーテンとかにはまだ気分が乗らず、世界地図1,500円なんかを買って喜んでいたりする。うわっはっはっは。

というわけで、新宿南口タイムズスクウェアの西側のプロムナードデッキでこれを書いている。別に理由はない。川べりでもないのに涼しく感じるのは、木の感触のせいだろうか? しかし、下を見ると空き缶や煙草の吸い殻で汚いことこのうえない。シンガポールに行ったら逮捕されるぞ。

こんなことでもしないと、わざわざ重いPB G3を持ち歩く意味がないので、座ってラップトップで打っているんだけど、なんかただの自己満足でしかないような気がする。というより、自己満足そのものか。今度は善福寺公園で、静かなCDでもかけながらまったりと過ごしてみるか。

さあ、そろそろ戦いの時間だ。

日本対マレーシア。

体が重いぞ。GKに曽ヶ端、トップ下は小野でなく中村俊輔。1次予選の最大の関門、マレーシア戦。

本山の勝負からもらったショートコーナーから明神のクロスを中村か酒井が右足でボレーシュート。GKがこぼしたボールの処理をもたつく間に稲本が押し込んで先制。

そこからがよくない。稲本、中澤、柳沢が次々にイエローカードをもらう。手で相手を引っ張る、押す行為が審判に悪い印象を与えているもよう。稲本は、イエローの直後に石井に代えられた。たしかにプレーが少し荒っぽくなってきており、審判に目をつけられていた感じではあった。まあ、チームにカツを入れる意味もあえうのだろう。

しかも、中田がオフサイドをかけそこなって決定的なスルーパスを通されてGKと1対1のピンチ。これは相手がコントロールをミスしてくれて助かった。さらにもう1回、コーナーキックの流れからまた1対1のピンチだったが、かろうじてオフサイドの判定。いやー、危なかった。

とにかく、動きがみんな緩慢だ。

前半ロスタイムには俊輔が持ち上がって右の柳沢の足元に送ってGKと1対1のチャンス、しかし、シュートはGKに阻まれてしまった。他に柳沢はループも含め3本はシュートしているのだが。明神の思い切りのいいシュートも印象には残った。

後半、俊輔に代えて小野。で、柳沢が右サイドで頑張ってキープして侵入し、ゴール前にマイナスのパス、本山がきれいに合わせて2点目をゲット! よしよし。柳沢にいいパスを送った酒井もよかった。さらにゴール前で崩して酒井のセンタリングを平瀬がヘディング、かろうじてGKが押さえる。まるで前半とは別のチーム。

曽ヶ端がPAを出てクリア。ぎりぎりには見えるが、なかなかいいプレーだと思う。フラットな3バックではGKがスイーパーを務めるのは当然のことだ。

小野のミドルシュートが落ちるボールになって、GKがはじく。こぼれ球を柳沢がペナルティエリア内でキープするところをマレーシアが足をひっかけてPK。小野が決めて3-0。このあたりから完全に日本の攻撃ショー。右から左から、センタリング、ミドルシュート、ヘディング、ゴール前に2人は詰める展開。やはり小野が効いている。

そして、平瀬に代わって吉原。あっという間にゴール。どうしてオフサイドじゃないんだろうってボールだったが、GKを軽くかわして4-0。テレビのアングルではわからないが、宮本とのアイコンタクトで抜け出してDFを置き去りにしたのだろう。

あとは柳沢のゴールだ。戦意を失わせるまでパンチを打ち込むんだ。酒井、本山、柳沢らが面白いようにサイドを抉る。小野がボールを持つとマレーシアは3人くらいで囲むくらいで飛び込まない。小野は360度回転して、鮮やかにパスを送る。

hぁー、柳沢、はずしたあーっ。GKが足元に飛び込むところをいいタイミングで打ったのだがバーの上。今度は柳沢とGKがクロスしてゴールがら空きでこぼれをシュートした本山だが、わずかに外に切れた。クリアボールが体に当たって柳沢がせるが、シュートできず。う〜ん、うまくいかないもんだ。

吉原、惜しいシュートが2本つづく。いかにもフォワードらしく、また3試合ともベンチからのスタートという現実を自分の力で変えていくんだという気概に満ちている。やはりストライカーというのは、野性の血のたぎりが必要なのかもしれない。

マレーシア後半最初のシュートははずれはしたものの、バックラインが揃っていなかったミスをつかれた。中澤が逆サイドまでよくカバーはしたが、シュートがよかったら1点ものだった。おいおい。

とにかく、勝ったし、無失点だし、いい形も見せたし、いいんじゃないでしょうか?

6月17日(木)

また2軒はしごした。老人のおもりもした。まあ、心配性なんだろうなあ。

6月18日(金)

何はともあれ。

日本対香港。

GKは曽ヶ端。ついに宮本を休ませて3バックは山口、中澤、戸田。小野と中村俊輔を同時に先発で使う。石井、明神、本山ということは右ウィングは明神か? そして6得点の吉原がついにスタメン獲得。柳沢はゴールなるのか?

最初っから引く香港に対し、大きなクロスを柳沢、吉原に当てて攻撃の起点にしようという意図か。それにしてもさすがに香港のホームである。テレビも香港のスター選手らしき美形の8番のヘアーバンドばっかり映すし。

吉原が足払いにあってフリーキック。う〜ん、あれはアドバンテージではないのか? しかし、俊輔が曲がって落ちるキックで見事にゴール左隅に決めた。よしよし。

おっと、攻め込まれてフリーキックを献上、クリアをボレーで打たれてDFが上に逃げてコーナーキック。あんまり恐い攻めではないが、とにかく守ってカウンター、中盤ではマンマークと徹底しているところが、なんかいやな感じ。しかし、なんで香港はネパールに負けたんだろう?

俊輔のコーナーキックから小野がボレーでゴール。ずーっと練習してきた、ファーのPA外に構える選手へ上げるプレーで、地面にたたきつけていいバウンドでGKを越えた。よしよし。

中澤の大きなクロスから吉原が右サイドを抉ってマイナスのセンタリング。柳沢が合わせるところをDFがひっかけてPK。これを柳沢が蹴ったのにGKに止められてしまった。う〜ん、どこまでもついていない。

香港もつないで攻めてくる。日本のPA内で倒れたが、ノーファウル。

日本、攻めまくる。吉原、柳沢、中村、小野、明神、さらに石井までゴールに迫る。惜しい石井のシュートはわずかにはずれていった。柳沢も決められず。

香港は、ボールを奪っても中盤でパスを前に出せないうちにまたボールを取られる繰り返し。速い攻撃への切り替えをしようにも、長いパスが不正確でうまくいかない。日本は、勝負の切り込み、パスがなかなかつながらない。あれだけ引かれては。しかも、どうも柳沢が慎重というか消極的。もっと1タッチか2タッチでで次に出すか、シュートするか、思いきったことをやってほしいものだが。

石井のスルーパスで本山が1対1。本山がドリブルからためてゴール前に突っ込む吉原へ素晴らしいセンタリング。わずかにフィニッシュがそれていったが、本山が絡むといい形になる。

俊輔のコーナーキックが石井にドンピシャだったが、ゴールの右。吉原の独走からのシュートはバーの上。

本山のフリーキックになぜかイエローカード。小野が耳に手を当てて「聞こえなかったんだ」と言っているみたいではあった。どうも笛の前に蹴ったことを咎められたらしいが、このジャッジはおおいに疑問。

スローインから中村俊輔がDFを翻弄してセンタリングを上げれば吉原がフリーになっていた。頭を振り抜いて3-0。

後半開始。本山がゴール前に速いパスを流し込む。どうも、柳沢に点を取らせようという気持ちが見える。吉原に大きいパスが通った時にも、インに走り込む柳沢への意識が。さらに本山からのおあつらえのボール、柳沢はシュートせずに吉原へのプレゼントパス。GKはついていけなかったが、角度がなくてはずれた。う〜ん、あれはシュートしていいぞ。もっと野獣のように貪欲になれ!

柳沢に代えて山下。精神的に、どこかちぐはぐなのかもしれない。ヤナギ、しかし君の力を信じているぞ。

いいセンタリングに山下が飛び込んだが触れず。ヴィエリかバティなら体ごとゴールに入っちゃうところだが。俊輔のカットから見事なスルーパス、裏をとった山下が左足でシュート! 上にはずれる。本山に代えて平瀬。俊輔が左ウィングなのか? いや、小野が左だ。吉原が下がってトップ下。平瀬と山下の2トップ。

ついに山下がゴール。山下が左で抜いて、平瀬がキープしてゴール前をDFを引き連れて横切り、右で速いパス交換から吉原がダイレクトで山下に出したところを迷わずすぐに打った。GKは反応できず。そう、失敗してもいいから、思いっきりやれば結果はついてくる。

香港もいい形を作るが詰めでミスしてしまう。日本もフリーな選手をつくったり、マークがずれたり危ない場面はあっても大事に至らない。なんか、もっと厳しい教訓にはならないのか。

日本がボールを回してもゴールへの意欲が感じられない。点差と状況を考えれば、怪我をしない、イエローをもらわない、失点をしない、ということでいいんだが。

久々に吉原から俊輔、ダイレクトで軽く左足で浮かしたシュートも、GKがはじいた。40分過ぎからは香港陣内で好きなようにボールを回す。昔は日本がこんなことをやられていたのになあ。今は昔か。

ところが、香港が最後の攻め、日本のクリアを拾われているあいだにマークが甘くなって1点を失ってしまった。いかにも集中力を欠いた、弛緩したプレーだった。いかん、いかん。せっかくの無失点という勲章を。もったいない。ここは、単に勝つだけでなく、完膚なきまでにたたきのめして今後10年くらいは立ち上がれないくらいに圧倒的な印象を残さなくっちゃ。

とりあえず、全勝で折り返してめでたい。

6月19日(土)

雨だ。疲れていた。寝た。ま、いいか。

久しぶりに「極私的旅行術」に「各国別ビールの飲み方」。実は、もう半年前には書いていたんですけどね。どうも、章分けがうまく行かないのと、アップの順番とか悩んでしまったもんで。結局、「あとで直せばいいや」ってんでほとんどそのままで整形してアップしました。こんな素材、他にもあるんですけどもねえ。ああ、時間があれば。

6月20日(日)

曇りかな? とにかく外出。郵便物の引き取りとか、いろいろ。

QuickTimeムービーでの画像のブレだが、TFT液晶の変換・描画が間にあっていないのではないか? ということで、Sビデオ端子からテレビに映すことを考える。これって、ミラーリング? マルチディスプレイ? だいたい、接続コードが付属していたかも覚えていないので、調べてみよう。

お出かけ。馬券払い戻し、iMacの南口の広告の撮影、紀伊国屋でのお買い物、代々木駅を経ていまここは善福寺公園。犬の散歩、子ども連れ、老人、ジョギング。鳩の群れ。池の回りをめぐる道、4、5隻のスワンボート。私は最大16人は囲めるテーブルをひとりじめ。風が涼しい。いやあ、いい気分だ。問題は、知り合いにひょいと出会うかどうか、だな。こんなところまで出張してまでPB G3で遊ぶだけの甲斐はある。誰がなんと言おうと、ある。


最新の「迷狂私酔の日々」へ
1999年6月上旬の「迷狂私酔の日々」へ戻る
1999年6月下旬の「迷狂私酔の日々」へ進む
過去の「What's New」という名の日記へ

All Rights reserved by (C) Takashi Kaneyama 1999