Bon Voyage! HOME > PRIVATE DIARY > 1999年4月上旬

迷狂私酔の日々


4月1日(木)

世間でもうちの会社でも入社式である。式の場では痛々しいぐらいに緊張して新鮮だが、通勤時とか昼食時にはオマエラアホカイナぐらいに無防備である。大都会・東京の満員電車、どこに誰がいるのかわからないんだぞ。まあ、別にいいんだが、これが3か月もたつと、新人が会社に(社会に、ではない)溶け込んじゃうのが、なんかもったいないような気がする。

DSC-X100をDSC-X110にアップグレードするサービスが始まった。動画の記録時間が伸びるのはともかく、撮影インターバルの短縮と感度アップは、私にとっては最重要なポイントなので、さっそく申し込み書をプリントアウトして準備する。5,000円に送料がかかるが、こういうサービスをやってくれるだけでも嬉しい。というか、DSC-X100の発売をあせった罪滅ぼしかもしれないが。

書くのを忘れたかもしれないが、30日にはとある知り合いのLIVEに行く。まだアンサンブル以前の荒削りの状態ではあるが、ときどき、すごくいい感じの瞬間を垣間見せる。あとで、いつもの某所でゆっくり話したが、当人は全部わかっているみたいだった。若いくせに老成しているやつではある。でも、ソニーからのデビューをなぜか断わって、この別のユニットを立ち上げるあたり、骨のあるやつでもある。

4月2日(金)

Ethernetの直結に成功したものの、ケーブルが短すぎていちいちはずさないといけない。そうすると、設定を変更しないと、起動時にアラートが出る。というわけで、やっぱりルータを買うことに決定。つなぐだけならHUBだけでもいいのだが、どうせならISDN回線を共有したい。いまのTAも古いし、メンテナンスを考えると買い換えの時期かも。

それにしても、PowerBookを持ち運ぶということは、つねに設定を変えるということなのだな。ネットワーク関係を学ぶチャンスかもしれない(ああ、なんて真面目なんだ、私って!)

旅先からのWEB更新のために、プロバイダ情報を探す。4月なので雑誌はたくさん出ているのだけど、国外からファイルアップロードができるかどうかまで書いてあるところはひとつもない。だいたい、各ISPのサイトでも、そこまでは説明していないところが多い。単に海外からのアクセスポイントが多いだけで「海外旅行でも便利」と短絡するのはアホだと思う。なぜなら、スパムメール防止のために、ローミングによるSMTPサーバへのアクセスを許可しないところも少なくないからだ。つまり、メールは受信できても送信できない。

また、ホームページ容量の大きいところは、(まあ当然のことだが)自社APからのファイルアップロードしか認めない。ASAHI-NETは、海外APではメールの送受信しかできないので、WEB更新を海外からするためには日本のAPまで国際電話するしかない。それはあんまりなので、他を探しているわけだが。

ここ数週間、けっこうパニクっているわりには、モノは買っていたりする。そのせいで、いろいろ不義理をしてしまった関係各位、ごめんなさい。とりあえず、お詫びです。

4月3日(土)

昨日買ったルータで、LANを作る。つなぐこと自体は簡単。設定も簡単。あらかじめ、「ついているCD-ROMはMacでは認識しないので、ブラウザを立ち上げてやった方がいいですよ」というアドバイスをPLUS YUからもらっていたので、無事に設定を終える。PB G3で設定して、念のため7300/1800でも見てみたら、(当たり前だが)ちゃんと設定されていた。これで、それぞれのTCP/IPとか、AppleTalKを設定し直せばOKだ。よしよし。さて、インターネット接続が速くなった気がする。今まではTAからシリアル/モデムポートだったのが、10BASEになったせいだろうか? ただし、今までは電話をかけているときや、つながっている間に出ていたApple Internet Statusが出てこない。まあ、速いし邪魔なダイアログがないし、いいのだが、ないと接続している実感がないので、いつまでも使っていそうで怖い。これでインターネットと自分のマシンのHDとが、シームレスになっていくんだろうなあ。

今日はCDプレーヤーが届く日。午後3時半にようやく到着。それまではまったく外出できない、というのが辛い。さっそくつなげて、史奈を聞く。音が出ない。あれ? よく見たらアンプのTUNERからの端子につなげていた。訂正。なかなかよい。技術の進歩だ。実は、オートチェンジャーにしたので、5枚連続で再生できちゃう。これで、オペラだろうが3枚組だろうが、楽勝で聞けるぞ。もちろん、今は「I*DOLL」「CROSS-Single Collection-」「CROSS-Ballade Collection-」の3枚が入っている。

なお、今日は鹿島対平塚のみ観戦。平塚、惜しかった。けっこう押していたのに。最後の詰めの差かなあ。

浜田邸主催の花見。いつもなら料理を持っていくのだが、さすがに作っているヒマがなく、三ツ矢酒店で日本酒を買ってお茶を濁す。昨日も「作ってきてね!」と念押しされたんだけど、ごめんね。花よりもジュニアにかまうのが忙しいファミリー花見なのであった(あ、浜田家のジュニアではない)。

ラツィオ対ミランを観ているあいだに寝てしまい、起きたらペルージャ対ボローニャだった。う〜ん、反省。しかし、どちらも0-0で、「得点がないと起きない」という私のジンクス(というのか、こういうの?)は破られなかった。

4月4日(日)

「電波少年」もセリエAもないので、久しぶりに自由なスケジュールで遊べるなあ、と思ったとたん、5時間も昼寝してしまった。いかん、いかん。

やっと更新できました。fuminaには、ニュースとドキュメント。bookには『極大射程』。まだ実は弾はあったりする。また、あとでね。

4月5日(月)

なんやかんや。実は、いろいろ書き貯めたテキストを収めたFDはいまだに見つからない。なぜだろう?

U-20日本対カメルーン。PB G3を膝に乗っけて鼻歌混じりに観戦記を書くつもりが・・・

稲本がスタメンをはずれたのが痛いが、左のサイドハーフに本山、右に酒井、中盤に遠藤、小笠原、小野というあたりは期待感十分。トップには高原と永井。早くもいいチャンスをいくつも作るのだが。しかし、高原が本山が永井が決定的なところをはずす。とにかく枠に飛ばないのがいかん。しかし、今日のカメルーンの守備はメタメタである。中盤がノーマーク過ぎてまるで練習試合みたいだ。でも、点が取れないのがもどかしい。

なんか、加藤久の解説を聞いていると、このチームに負けるのは恥だ、という感じなのだが。日韓以外では、年齢ではユース対象でもトップチームに定着した選手は年齢別代表には参加しないことが多いので、それもあるかもしれない。小野のように3世代のチームに出るなんてことはないのだ。つまり、ユース世代は、あくまで育成が大事なのであって、勝つことは二の次なのだ。

結局前半は0-0で終了。なんでかなあ?

あ、やっと入った。酒井の突破から高原のヘッド、まるで教科書。1-0。

時々、あぶなっかしい。早く追加点がほしい。

ああ、ロングボールをせられて同点ゴール。だからいわんこっちゃない。ああ、石川がフリーであげたクロスを播戸、はずしたああ〜

小野と高原とのコンビネーションはなかなか見ごたえがある。得点にはなっていないが。本来なら大量点で相手を戦意喪失させないといけないゲームなのに。

おお、あれがオフサイドか? 小野からのトリッキーなパスに反応した本山がGKもかわしたのに。コスタリカの審判は信用できん。

なんてことだ! 右サイドからのセンタリングから飛び込まれて逆転されてしまった! 悪夢だ。勝ち点3どころか。ロスタイム。

石川のクロスからのチャンス、折り返して合わせるだけでいいのにまたはずしたああ

ついにタイムアップ。これはむちゃくちゃ痛い。このカメルーンに勝ち点3をあげるのはあまりに痛い。ああ、バカバカバカ。

というわけで、前半は余裕の展開から次第にあせりはじめ、後半はしどろもどろの怒り心頭! ってのが手に取るようにわかったりする。

4月6日(火)

フェアプレー賞にサッカー日本代表のサポーター? ユネスコ? なんかよくわからないが、国際フェアプレー賞に日本代表で出るんだって? ワールドカップでゴミを拾ったのがよかったって? いいや、肝心なのはチケットを詐欺同然に奪われて(だって、出発3日前にちゃんと取れてるって言ったぞ)、それでも現地で暴動を起こさなかったのがびっくりだったのだ。

しかしだな、推薦理由に「ヨーロッパのパブやバーで」ってあるのは、誰か聞いたのか? そういう会話を?

Palm3をもって食事に出たら、スタイラスペンがなかった。「テポドン現象」である。つまり、ゆるいから落ちちゃうのね。しかたないので、つまようじの根本で書いた。意外に書けるもんである。

fuminaで、Mu-さんのサイトへのリンクを直しました。JavaScriptのソース消し忘れも直しました。

トップページの写真をUP-DATEしました。桜ですかね、やっぱり。

4月7日(水)

フェアプレー賞で思い出したが、去年の千葉ロッテの応援団にもなにか表彰ってあったんだろうか? あれだけ連敗して、阪神だったら暴動もののところを、ちゃんとサポートしていたのはすごいと思うんだけどなあ。あの少ない人数で。日本のプロ野球も変わるかもと思ったものだが。そう言えば、「私を野球場に連れてって」の日本語版を大友康平が歌うってのはもう出たんだろうか?

気がつけばUEFAチャンピオンズリーグの準決勝だ。マンチェスター・ユナイテッド対ユヴェントス。生中継はありがたいが、朝の3時半〜5時半ってのはちと辛い。

帰りにヨドバシカメラに寄って10BASE-Tケーブルを7mとMOを10枚買う。ついでにTower Recordsでケルトやらゴスペルやらを買う。目当ては「Riverdance」のビデオだったのだが、最初の「The Show」がなかなか見つからないのであった(WEBで買ったのは「Journey」と「NYC LIVE」なんだけど)。

ソウルツアーの申込書を一気に配布。うまくいくときにはうまくいくもんである。お店を2軒回って5人全員に直接渡せるんだもんな(それはきっとみんな行動半径がわかりやすいということか?)。ざっと質問にお答えして「ガイド・キム」という別人格を獲得する。わははは。勉強してきただけのことはある、たいていのリクエストには対応できるぞ。でも、きっと現地で道に迷ったあげく「本日休業」とかだったりするんだろうな。

帰宅してOvationを弾こうとして、右手親指の爪がはがれかけていることに気づく。ピックを使わずに単音でメロを追いかけた報いである。まだ深爪が悪化した程度なので、親指以外で弾く。

MANU対ユーヴェは、結局見られなかった。きっといい試合だったんだろうなあ(再放送してね>WOWOW)。

4月8日(木)

定期が切れた。そういう季節か。

会社のMacが最近おかしい。ボリュームとかビットマップとかが変だと、いつも終了時に警告が出るのを放っておいたら、今日はいつもオフにしているサウンドがオンになってしまった。Netscapeのキャッシュが足りない、というアラートで警告音が鳴る。「わかった」とクリックしても警告しつづけるので、強制再起動したら、ものすごいボリュームで起動音がオフィスに響きわたった。ああ恥ずかしい。サウンドを消音にし、なおかつボリュームを最低に下げた。どうして設定がクリアされて変更されちゃうのかな? 実は1年半前にも同じような症状があって、PRAMのクリアとデスクトップの再構築をしたんだが。

不幸なことに、仕事にきりがついたのは午後8時32分だった。これから帰っても、ディナモ・キエフ対バイエルン・ミュンヘンの録画放送は15分くらい見られるだろうか? ということを、実はまったく思い出さず、「ああ、また定期券を買えなかったなあ」と、のんきに本屋を散歩していたのだった。ま、いいか。

結局、いったん寝て午前3時に起きた。U-20日本対アメリカ。今回は前回の反省のもとに、PowerBook G3は遠ざけて見ることにした。

スタメンは前回とまったく同じ。これはトルシエの「前回の試合内容はよかった」というメッセージなのだろう。代えるにしても、DF は中田浩二をコンバートしているくらいで人材不足だし、代えるならフォワードかウィングなのだろうが、あえてそのままでやろうってところが心意気というもんか。

アメリカはすでにイングランドに1点差で勝っている。カメルーンが2勝、イングランドが2敗。ということは、このアメリカにできれば2点差以上で勝てば2位に浮上する。さらに、各グループの3位からの選抜を考えれば、得点して差をつけることは重要だ。

とかなんとか思っていたら、アメリカがオウンゴールしてくれた。ラッキーではあるが、これもゴール前での速いパス回しで幻惑した結果ともいえる。ボールの軌跡だけ見るとファインゴールなんだがな。

今日もチャンスは作るが、ゴールに届かない。だいたい、シュートをジャストミートしていないがな。

アメリカのこの年代でバスケットボールでもアメリカンフットボールでも野球でもなく、サッカーをやっている人口って少ないんだろうなあ。でも、フォワードのオルブライトと、中盤のライアン・フタガキ(日系4世)の動きはなかなかいい。リベロの選手はブンデスリーガでプレーしているそうだ。でも、日本も石川以外は全員プロだからなあ。しかも、トップでレギュラークラスも多いわけだから、負けちゃあいけない。

結局、前半は1-0で終了。ハーフタイムも必死でPB G3にさわるのをがまんしていたのだが、こらえきれなくって、代わりにOvationを弾き始める。自慢じゃないが、目をつぶっていてもギターくらい弾けるんである。

どういうわけか、弾いているうちに高原が2点目のゴール。ナイジェリアのTV、決定的シーンを逃す。スロー再生によれば、スローインがDFの間の高原にピッタリ合ってのナイスシュートだった。高原が全然嬉しそうじゃなかったので、一瞬オフサイドかと思ってしまった。高原、ゴールできなかった決定機の責任を相当感じていたみたいだ。

そういうわけであれば、Ovationを弾き続けるしかない。でも、ライアン君が素晴らしいシュートを決めて2-1と追い上げられる。やっぱり、このDFラインのマークは甘いぞ、もっと接近してシュートコースを消さなきゃ。その前に、中盤でずるずる下がらずにプレスを組織的にかけていかなきゃ。中盤の底とDFの連携に問題があり(稲本の不在と中田のコンバートのせいもあろうが)、小野や酒井のフォローでやっと、という感じ。

そういえば、小野がなんか本来の調子じゃない。ワンタッチのヒールパスはかっこいいんだけど、ラストパスがいまひとつ。

加地、石川を投入。どちらかといえば、ディフェンスの立て直しを狙ったか。とにかく、こっちは幸運を呼び込む(はずの)Ovationを弾くしかない。

おお、そのかいあって酒井のスルーパスから小笠原がワンタッチ、ファーのサイドネットにゴール。や、やった。これで2点差は大きい。ロスタイムには播戸を交代投入し、タイムアップ。これで2位だ。よしよし。

ということで、最終戦で勝ちさえすれば、よもやグループ3位でも勝ち点6なら救済されるだろう(希望的観測)。負けたら、ほぼ一巻の終わり。カメルーンがアメリカを大差で破ってくれたら、何とかなるかもしれないが。あとは、トーナメントでナイジェリアに当たらないように祈るか。

4月9日(金)

5時に寝て7時に起きる。こんな生活、いつまで続くのか? 少なくとも12日の深夜〜朝はセリエAとU-20があるし。ああ、眠い。でも今日は来客2件、社内会議での発表が1件ある。しかもその発表はたぶん1時間半はかかる大作だったりする。おお、私もまるで仕事をしているみたいだ。

PLUS YUに寄ってキャリングケースを引き取る。このあいだ、ルータを買ったときに注文しておいたものだ。PowerBook G3とバッテリーとMOドライブが入って背負えるもの、という条件を満たして9,000円以下というすぐれものなのだが。問題は、これを担いで何歩歩けるのか、体が壊れないか、だ。いや、冗談ではなく。PB G3って「座布団」との異名もあるくらい、巨大で重いのだ。

さあ、あした実験してみるかね。公園の散りゆく桜の下で、ひとりモバイルする男を見たら、そっとしておいてください。

(でも、携帯電話もPHS持ってないだろうが>自分)。

訂正。情けない顔をして、「電話を貸してください」と頼む男がいたら、優しくしてください。もしかしたら、次の日に金の斧と銀の斧と鉛の斧を持って現れるかもしれません。

「電話をどうぞ。電源はいかがですか?」と応えてくれたアナタ。アナタは、成人です。イヤ、もとい。聖人です。木村拓哉が、結婚式で「Let It Be」を歌ってくれるでしょう。

4月10日(土)

あまりに寒いのと眠いのでグータラする。それでも柏対磐田、川崎対名古屋を見るのであった。

ついに新コーナー「誰も教えてくれなかったささやかなHTMLテクニック」の連載を開始。ああ、無謀。本格的にPowerBook G3とPM7300/180とのファイル共有で作業する。なぜなら、寒いのと、テレビでもCDでも、リビングの方が条件がいいからなんだけど。ただし、各アプリは初期設定のままなので使いにくいことおびただしい。でも、ことえりには慣れてきた。ふう。


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