Bon Voyage! HOME > PRIVATE DIARY > 1999年3月下旬

迷狂私酔の日々


3月21日(日)

しこしこ。これって、撥音とか拗音とか促音とかつけると誤解されるなあ。

ペルージャ対サレルニターナ。降格争いの直接対決。でも、なんか鈍い。ラパイッチだけが目立つ。ペトラッキはやはり膝のケガで欠場、トリプルボランチなのでどうしても左サイドに攻撃が片寄る。ラパイッチが右にポジションチェンジしても、あんまり変わり映えがしない。中田も、ボールを奪われる場面が目立つ。というか、ボールを出す先が見つからないので仕方なくキープするいつもの感じ。1回、オリーヴェからのパスをブッキがダイレクトで前にはたいて中田がシュート(できなかったけど)というチャンスはあったけど。結局、ラパイッチのフリーキックの1点で勝利。14位以下のグループと勝ち点5差は、安心はできないものの、当面は生き残れそう。

3月22日(振り替え休日・月)

バドミントンの日。なぜか込んでいて、でもとりあえず1時間みっちりやって、焼き肉へ。ビールがうまい。

アカデミー賞の発表をNHK-BSで楽しむ。NY在住の日本人の伊比恵子(いび・けいこ)さんが、短編ドキュメンタリー賞でオスカーを獲得。当然のごとく、日本のマスコミが殺到するが、情報が少なくて右往左往する。NHKにいたっては、間違えて別人のインタビューを放送したらしい。でもって、その受賞スピーチがなかなかのものであった。なにしろ30秒で、関係者の名前を挙げて感謝の念を表明しなければならない。それだけでもけっこう大変で、たいてい何人かを言い洩らして、あとでイヤミを言われたりするわけだ。それに加えて、ジョークをひとつふたつ飛ばし、最後に妻とか母とかに捧げて終わるのがパターンなのだが、彼女はなんと定型の感謝表明に、短編でしかもドキュメンタリーというジャンルにも授賞するアカデミーに感謝する言葉を挿入し、なおかつ今後もサポートしつづけることにまで触れて穏和なプレッシャーをかけた。日本から映像の世界に飛び込んだ女の子に("girl"とわざわざ自分で言った)チャンスをくれたことに感謝し、最後にはちゃんと日本の母親にまで触れてスピーチを終えた。

最初から最後まで"Thanks to"でありながら、内容的には自分のやってきたことと、これからやることをしっかり見据えているところが素晴らしい。それも、顔は完全に泣き顔で、いつ涙がこぼれてもおかしくないのに、ちゃんと超早口の英語で。総合司会のウーピー・ゴールドバーグが、最後に「さっきの女の子のように、みんなもこの映像の世界に飛び込んできてね」と言及したように、この小さな人形のような「女の子」は、海千山千・魑魅魍魎の住むハリウッドにさわやかな風を吹き込んだようだ。スピーチの場面でも記者会見でも、暖かい拍手は「久しぶりに見た、珍しいほどの純粋さ」への懐かしさの表れだったかもしれない。

ただし、題材にNY在住のユダヤ人高齢者を取り上げたことが、アカデミー会員にフィットした側面も否定できない。作った方は、そんなうがった狙い方はしていないと思うが(なにしろ修士課程修了作品だそうだから)。勝負は、むしろこれからだろう。

主演男優賞にノミネートすらされなかったジム・キャリーがプレゼンテーターで登場し「オスカーだけが重要じゃない。ただ、ノミネートされるだけでよかったんだ」と嘘泣きしてウケを狙ったが、さすがにイヤミでしかない。喜びようがすごかったのは、ロベルト・ベニーニで、ピオヴァンニがオリジナルスコア・ドラマ賞を取った時点で狂喜乱舞。ソフィア・ローレンがプレゼンテーターになった外国語映画賞は、ほとんど当確だったのに、ソフィアが映画名を言わずに「ロベルト! あなたよ!」と叫んで呼べば、当人は座席の背の上に立ってガッツポーズ。2列前はスピルバーグだったのだが、彼の席まで行って大パフォーマンス。うまいとは言えない英語で、ハイテンションでしゃべりまくり。30秒どころではないが、もはや誰にも止められない言葉の奔流。結局、主演男優賞まで獲っていった。「ライフ・イズ・ビューティフル」は、でもとにかく観たい。

問題はエリア・カザンへの名誉賞で、スタンディングオベーションと対照的に拍手すらしないニック・ノルティとエド・ハリスをカメラが追う。カザンの監督としての業績は誰もが認めるとして、彼の名指しによって仕事の機会を奪われた人々にとっては、犯罪人に勲章を上げるようなものだろう。「時代のせい」といって片づけるのは、あまりに歴史への認識が浅い。カザンも傷ついたかもしれないが、少なくとも彼はずっと映画を作るチャンスを得てきたし、そのチャンスすら失った人々の家族の傷口はいまだ癒えていないのだから。

とは言いながら、別にアカデミーがそれほど偉いわけではない。キューブリック作品を評価する器量も、英語作品以外に作品賞をあげる度量も持たないわけだし。単に、LAハリウッド地区の業界うちわのお祭り騒ぎに過ぎないのだから。でも、楽しいことは否定しない。

3月23日(火)

Palm3の日付が、なぜか1日遅れていた。なぜだろう? 電池は十分だし。昨日のバドミントンの1時間前アラームが会社で鳴ってしまったではないか。

昼食のついでにCDショップを2軒はしごする。史奈の新譜はまだである。当たり前だ。本来なら、明日の午後にでも入荷するはずなんだが、果たして?

3月24日(水)

昨日、書くのを忘れていたが、金井氏の「Abroad!」日本版・機長ヴァージョンをダウンロードしたのであった。かつて、Palm/Pilotを某ザウルスに負けないソフトにするために作られた「J-info」が、海外向けに「Abroad!」として進化したインターフェースになって日本に帰ってきた。添付されたReadMeが感動的なのである。ソフトをプログラムするということで、世界とつながり、見知らぬユーザーたちに支持されて育っていくコミュニティ。だから、ソフト作者のみなさんには、一言でいいからお礼のメールを送るべきなのである。わかっただか?>自分。

で、「Abroad!」というのは、世界各国の通貨・時刻・度衡量の変換計算機能と、各国のデータベースなのだな。時差とか、円でいくらかとか、電話の国番号とかがわかるし、換算レートも自分でカンタンに修正でき、しかもあらゆる国を網羅。2、30か国なんてケチなレベルではないのだ。

(久松史奈のCDを買った話はコチラから)。

3月25日(木)

ジンジン。頭痛、吐き気、食欲なし。久しぶりの完璧な二日酔いのまま、とにかく<fumina>のトップページのカウントダウンを「発売!」に変え、CD入手とレポートの予告をしてアップロード。すまん、JavaScriptがまだ残っていてerrorメッセージが出たでしょう。だから二日酔いでいい加減に直したらいかんのだな。

会社へと向かう電車に乗っていても気持ち悪いので、途中下車して休む。そんな状態でも、久松史奈新譜CD3枚を取り替えつつ、ポータブルプレーヤーで聞く。ぜいぜい。出社はしたものの、結局、3時に引き取りで外出するので、そのまま直帰することにした。

(久松史奈のCDをオペラシティで聞いた話はコチラから)。

しかし、早く帰ればいいものを、西新宿のPowerYUに寄ってPowerBook G3を触ってしまい、当然欲しくなって買ってしまった。でも、現金も持ち帰る心の準備もなかったので、後日引き取りにして取り置いてもらった。233/14で24万8千円。それに128MBのRAM、外づけMOドライブ、Ethernetを直接つなぐための変換ケーブルを付けた。ケースとマウスは改めて吟味する予定。キーボードはまずタイピングを試してみてから検討することに。ほんでもって、外から通信する実験をし、モデムセーバーやら音響カプラーやら、つまり旅先からの通信グッズを揃えていくのだ。これで、リアルタイム旅行記を現地から発信する計画が現実になっていくのである。それにしてもPB G3は重いぞ。3.54kgだからな。

でも、夏にP1が出たらまた買うかも。その前に、Palm5の日本語版が出たらきっと買うな。オリンパスの新作デジカメC-2000zoomも(4/8発売)も、感度が抜群によさそうで、手に取ったら買いそうで怖い。

ついでにヨドバシカメラでCDプレーヤーのカタログをもらって検討。実は、そろそろ買い換えしないといけないのだ。さらについでにアナログレコードプレーヤーも物色。はっきりいって、物欲中枢を抑制する物質が壊れていますね。きわめて危険だ。もしかしたら、いまだに酩酊しているのかもしれない。

3月26日(金)

「当選おめでとうございます」というメールをもらったら「あ、勧誘か」と警戒するだけの年輪は重ねた私である。でもまあ、とりあえず開いてみたら、なんと98年サッカー日本代表ユニフォーム(アシックス)レプリカ・中田8番モデルのプレゼントに当選していたのであった。本人も応募したことを忘れていたが、確認してくれという住所はまさしく私のものである。時にはいいこともあるのだなあ。朝からしみじみと幸運をかみしめた次第である。

しかし、仕事が終わらない。今日は、パルコ劇場で三谷幸喜の「温水夫妻」を観る日だ。「温水夫妻」、笑わせてもらいました。いわゆる「ウェルメイド」であることはそのままで、よりシリアスな心理ドラマやロマンチックコメディへの方向性もかいまみせて、なかなか興味深い。しかしまあ、「東京サンシャインボーイズ」のファンとしては、納得性の高い笑いと、笑いのあとに漂うペーソスの深さがあればよいのであったりする。新劇風に、愛とか人生とかを叫ぶように議論する場合には、どうしてもパロディにしか思えなかったりするわけで。たぶん、これはオールドファンのわがままなんだろうな。

浜田夫妻と寿司を食って、某所で「湯煙OL三人旅・道後温泉殺人事件」の配役とストーリーを検討する。実に素晴らしいシノプシスができたのだが、事情により公開できないのである。わっはっはっは。

3月27日(土)

なんと、NHK-BSでは、午後1時から、4試合つづけてJリーグを放送する。さらに夜にも録画で1試合やるそうな。さらに日本テレビもヴェルディの試合をやるので、8試合中6試合が全国放送ということになる。いやはや。さらに、NHKでは、本部に山本アナとミッシェル宮澤を置いていかに中継アナがたくさんいるかを誇示。これにつきあうと、昼どころか、夜までなんにもできないぞ。でも、観たんだけどさあ。

まずは、柏と清水。ストイチコフとホン・ミョンボと南雄太をいずれも代表試合に出して中心選手不在の柏の方が圧倒的にチャンスが多い。なかでも酒井の突破がよく目立つ。たまらず清水はアレックスを中央に、伊東を左にもってきて酒井封じに当てた。結局、延長で清水がVゴールで勝ったが、このゲームが一番面白かった。

福岡対横浜マリノス(あえて最近ついた英文字は書かない)。今年から下位2チームが入れ替え戦なしでJ2に降格ということなのだ。だから、こういう番狂わせも起きる。地元だしさあ。それにしてもマスロヴァル、すばらしい。それに山下と西田。一番うれしかったのはこの試合だな。

京都対セレッソ大阪。ああ、サンガはこれで最下位やないか。それも、無得点。戦犯はシーラスだな。こういうときは冷たいのだ、京都の風は。一番なさけない試合。

裏のヴェルディは、なんと鹿島に勝ったらしい。う〜ん、何があったんだろう?

つきあうように、磐田が敵地とはいえ平塚に負けた。低予算路線でビッグネームはいないが、若い楽しみな選手が多い平塚、倹約で逆に地元との接点が増えたらしい。ええことじゃ。ジュビロはなぜか藤田らがシュートをはずしつづけたのが致命傷。いつでも点がとれそうなときが危ないんだよなあ。しかも、グラウンド条件がよくないとき。こうした弱点は、そのまま日本代表に当てはまるところが、どうも後味が悪い。それにしても、船越はアホじゃ。レフェリーをバカにしたらあかん。それに、もっとポストプレーとスペースへの走り込みを勉強しなさい。中山や呂比須という手本とはいわないが先輩はいるのだから。

というわけで、今日は日本でもようやくホームタウンアドバンテージがあらわれてきたことが、収穫。これで弱いチームの生き残りとか、地元で勝つのを観に行く気持ちとか、いろいろ盛り上がるわけで。

それと、ユーゴ空爆へのメッセージが目立った。ピクシーもペトロヴィッチもユニフォームの下にメッセージを書いていたし、マスロヴァルには福岡サポが「空爆反対」の垂れ幕を掲げていた。その、気持ちはわかる。日本では問題にはならないだろうが。しかし、だ。外国ではやっちゃダメだ。政治的メッセージをサッカー試合を利用して伝達することは危険だし、見つかったら警備に排除される行為だ。それにだな、日本人の諸君、コソボ問題について確固たる意見をもって発言しているのかね? 私は空爆にも反対だが、ユーゴ正規軍によるアルバニア系住民の虐殺・抑圧にはもっと反対する。ピクシーやマスロヴァルの家族や友人たちの状況には深く同情するし、これでユーロ2000予選への参加資格が・・・などという悪夢はくり返してほしくない。だからこそ、サッカーと政治との距離には気を使ってほしいのだ。

3月28日(日)

新宿へ行ってヨドバシにてCDプレーヤー27,000円を買う。こちらは配送にしてもらう。PowerYUにてPB G3/233/14を無事に引き取り。こっちは持ち帰る。

さっそく遊ぶ。少しだけバッテリがあったが、30分で警告。ははは、重いぞ。暖かいぞ。デスクトップピクチャをCDからコピーする。QTムービーやMIDIを楽しむ。ついでに史奈のCDも聞く。そうか。こいつでも聴けるなあ。ただし、音質はそれなりだが、昔に比べれば、ずいぶんましだ。

というわけで、今後はこれを持って旅行に行くのだ。わっはっはっは。まず、国内で実験しないとな。こうやってキーボードの打ち心地も試しているところなのである。とりあえず、トラックパッドは思ったよりは使える。マウスに比べるとちいとストレスだが。これなら、マウスは旅行にはいらんだろう。

モニタのカラー調整。CDプレーヤーのウィンドウ設定で、「金色」ってのがどうも「赤」にしか見えないので。完璧に「調整」しても、結局「赤」だった。こいつめ。

そうだ、これで7300/180もOS8.5にできるんだな。それと、問題はHFS+フォーマットなので、Norton Utitlitiesが3.5.1以下ではダメだってことで。ああ、ヴァージョンアップしないといけないのかあ。

自宅の電話に「モデム入出力」なんてのを見つけてさっそくつなげる。本来のポートはもちろん、TA経由で電話機につながっているのだけど、こういう出力があるんなら試さなくっちゃ、ね。でも、つながらない。なぜ? インターネット接続設定はとりあえず正しいはずなので、あるが。

あ、やっぱりそうか。うちはISDNだったからモデムじゃダメなんだ。えっ、モデムが壊れるって? そりゃあ大変だ。

3月29日(月)

そういえば、ブラジル戦の日本代表が発表になっているので、スタメンを予想しよう。例によって、スポーツ紙をまったく見ていないので(トルシエに限らず、練習をよく見ればスタメンはかなりよくわかるのだ)、基本的には私の願望なのだが。

GK 川口 → 後半から楢崎
DF 左から、井原・森岡・秋田 → 後半は井原に代えて斉藤
MF 守備的な位置に、左は名波、右に伊東 → 後半は名波に代えて服部、伊東に代えて奥
  左ウィングに相馬、右ウィングに山田 → 後半は山田に代えて安藤
  トップ下に中田
FW 柳沢・中山 → 後半は呂比須・城

ところで、交代は何人まで可能なのかな? これだと、7人も交代するんだけど。注目は、なんといっても柳沢。リーグではあれだけいいのに、なぜか代表では実績がない。ビスマルクじゃなくって、名波や中田からのパスを引き出せるようであれば、日本の未来も明るい。

そうこうするちに、来週にはU-20がナイジェリアで戦う。予防接種が足りないとかで池田学や阿部が出られず、市川も過度の疲労でダメ。金古がケガだけに、ディフェンダーの人材不足が心配だ。もともと、中盤と違ってタレントが多くないだけに。U20でのの注目は永井雄一郎。ブッフバルトに引っ張られてカールスルーエに行き、どれだけもまれてきたのか? 稲本・小野・高原を中心に、あとは決定力と守備の集中力さえつけば、決勝に進むことも夢ではない(と同時に、トーナメントに進めない可能性もまた少なくない)。

ということを考えてみれば、つまり、あと3日で3月が終わるってことか? ああ、花見やら桜花賞やらまた忙しくなるではないか!

3月30日(火)

あいかわらず、Ethernetがつながらない。クロスケーブルに変換して直結しているんだけど。最初は、7300にEther機能拡張をオフにしていたというアホだったが。やっぱりHUBでつなげないとダメかなあ。どっちにしろ、ケーブルが短いし。それなら、TA→HUBで分配する手だが、設定がよくわからん。いままで、2台を同時に使うなんて思いもしなかったもんな。

問題はMOドライブのドライバソフトが、FDだってことだ。PowerBook G3には、FDドライブはない。だから、7300経由でインストールしようと思ったのに。土日の日記はPBに書いたのだが、7300にどうやって移すんだ? 外づけFDドライブも買うのか? ああ、それはあんまりだ。

3月31日(水)

日本対ブラジル。

GKに下田。右ウィングに伊東。FWは中山、城。中盤底に田坂。ちいと驚いたが、まあ理由は想像がつく。

ああ、相馬のパスが甘い。名波がフラビオ・コンセイソンにつめられて、アモローゾにボールが渡ってしまった。あっというまにトップスピード。秋田がいっても抜かれて見事なシュート、決まってしまった。0-1。

日本もチャンスはつくったのだが。中田のフリーキックに中山のヘッド。名波の浮かしたパスから相馬がなんとか上げたセンタリングにまた中山。名波・中田・伊東ときれいに渡って最後は城の打点の高いヘッド。前半終了間際には相馬がゴール前に放り込んで混戦から中田がフリーだったのに上にはずしてしまった。

もちろんブラジルのチャンスも多いのだが。リバウドと名波が華麗なヒールパスを披露しあうというのも面白い。長く速く正確なパスや、一発でマークをはずすトラップなど、なかなか見せる。

後半早々、リバウドのコーナーキックが下田のジャンプした手の上を越えてエメルソンの頭に合った。0-2。ミスが多い。名波が横パスをとられた場面なんか、思わず怒鳴ったぞい。中田もいまひとつ決定的なチャンスに遠い。呂比須が、森岡が、そしてやっと柳沢が投入されたのではあるが。

「日本のゴールが見たい!」の大合唱。

呂比須のフリーキックがわずかにはずれる。45分を回った。ああ、なんでかなあ。中田はアモローゾとユニフォームを交換していた。

で、PB G3だが、キーボードのタッチが、少し沈むんだよね。これがなかなか快感。パンタグラフなんとかっていうらしいが。ただ、配列に慣れないうえに、ことえりなので、辛い。しかも、速く打つと誤変換するような気が。でも、オレってそんなにタイプが速かったっけ? それと、いまだにタッチタイプじゃないので、ときどきトラックパッドに触ってしまっていろいろ作動させちゃうみたいで。本当は手首の位置を固定しなきゃいけないんだろうな。

懸案のPowerBook G3とPM7300/180の接続に、やっと成功した。一時はやっぱりHUBを入れるか、それならルータも入れてLANを組もうか、それなら浮いているLC630をパーソナルサーバーにしようか、とかいろいろなことを考えたのだが。

結局、Ethernetはつながっていたのに、AppleShareを知らなかっただけなのであった。いろんなFAQやら掲示板では、直結では、同時にAppleTalkのポートを切り替えるとか、HUBを使うのが本筋とあったので(それはそれでその通りらしい)、肝心のファイル共有の手順を見落としていたのであった。

だって、ポートを両方ともEthernetにしたら、「現在のゾーン<使用可能ゾーンなし>」って出るので、「ああ、またダメだ」と思ったんだもん。でも、そこでセレクタからAppleShareを開くと、ちゃんと相手のマシンが出現しているじゃないか。で、それを選択すると、利用者名とパスワードを聞かれるわけだ。しかし、ここでも手強い抵抗にあってしまう。7300を買った頃には漢字で名前を登録していたのだが、いまは英数字にしているので、微妙に名前が違うので認識してくれない。パスワードは同じなのになあ。

まあ、とにかくこうして、なんとかそれぞれのデスクトップに相手のハードディスクが出現したのだ。ワッハッハッハ。しかし、問題はまだあって、実はハードディスク名称を無精してデフォルトの「Macintosh HD」のままにしておいたので、同じ名前のHDが2個できちゃって、区別がつかんのだ。いやもちろん、アイコンの違いとか位置でわかるんだけどさ。会社のMacには趣味的な名前つけてるのにねえ。

とにかく、PBで書いたテキストデータを7300に移し、MOドライブのドライバソフトを7300のFDドライブ経由でPBにインストール。これで、やろうと思えばアプリケーションも移せるわけだ。というより、7300にあるアプリをPBから使うこともできるわけだ。いやあ、よかった。

で、私が最初にやったのは7300に貯め込んだデスクトップピクチャ追加分をPBに流すことだった。われながら、役に立たないことを・・・

さて、ようやく更新できる環境が整ったところでなんだが、最近書き貯めていたテキストを入れたFDを紛失して、なんにもできない状態だったりする。というわけで、すまん、更新は後日なのだ

さて、今晩は夢だった「ベッドの上でネットサーフィン」を疑似体験する。疑似というのは、まだISDNにつながっていないからだ。7300をサーバーに設定してやれないこともないが、どうせすぐルータを入れるのでやめて、自分のサイトのファイルを丸ごとHDに入れて校正も兼ねて読むことにした。しかしだな、Ethernetで直結したとたんに問題続出で、まず7300からISDNにつながらない。いったんAppleTalkを不使用にして、やっとつながった。PBは、WEB共有をいったんオンにしてみたらおかしいので、切って再起動させたのだが、依然おかしく、Commnad+Option+Escで終了させてみるとなぜかWEB共有が起動していた。なぜか、リモートアクセスをかけにいったらしい。この時点では、すでにEthernetからケーブルをはずしており、なのにAppleTalkをオンにしていたのがまずかったらしい。直結にしろ、スター接続にしろ、外部ポートの扱いは慎重にしないといかんのだな。作業環境マネージャーって、こういうときのためにあるんだろうか?

それにしても、重い・熱い・電力がもたないの三重苦なのではあるが、単純にいつも触っていたくなるこの嬉しさはなんなのだろう?(私が単に子どもっぽいというのは、その通りだけども)。ベッドの上で、デスクトップピクチャを差し替えては遊び、雑文を書き散らし、ネットサーフィンする。で、底からじわっと熱気が来る。寒い日にはよいが、夏はどうなることやら。「持ち運ぶ(こともできる)デスクトップ機」という表現は正しい。これを毎日かついだ日には肩か腰が壊れる(冗談ではなく、そういう目にあった人がけっこういるのだ)。それでも、半分以下の軽さのWindowsマシンに浮気しないのがいじらしい。私は25万円を切ったから手が届いたけれども、以前は値段も重さも倍だったわけで。


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