会員の出版物 1,
1,<ノルウェー・ジェンダー・フリー教育用テキスト>
Likestillingsboka 『男女平等の本』98年3月15日刊
インゲル・ヨハンネ・アルネセン/アウド・ランボー
男女平等の本を出版する会 訳
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定価 一セット 2900円(送料別)
注文先 男女平等の本を出版する会 Fax.03-3305-9346
2,ブラジルと日本をつなぐ「ジャカランダコーヒー物語」
有機無農薬コーヒーの産直活動
協会の会員である(株)ウィンドファームが自分たちで編集して出した小冊子です。ウィンドファームは現在、有機無農薬コーヒーを中心にさまざまな無農薬野菜や環境製品を販売しています。たんなる商売ではなく、いっしょに未来をつくっていける関係を求めて生産者たちと心を通わせ、その延長で事業を行なっている様子がありありと描かれています。環境を考える人にぴったりの冊子です。現在、これをもとに「フェアトレード」の本を刊行しようと、協会とウィンドファームで「フェアトレード研究会」をつくり、研究中です。内容をライブラリに抜粋しましたので、ぜひお読み下さい。冊子の注文はこちらへ!コーヒーの注文はここです。
第2回欧州エコ・ツアー報告書
熊本市で活動する「コミュニティ・ネットワーク協会」は、数少ない自立した民間レベルの社会教育団体で、野外体験、タイの子どもたちとの交流や奨学制度、環境をメインにしたヨーロッパツアーなど、活発に多様な活動を行なっています。当協会の会員でもあります。この度、昨秋行なった「第2回欧州エコツアー」の報告書を刊行しました。
デンマークのロスキレのフォルケホイスコーレ、自然学校や、ドイツのハイデルベルク市の環境行政、スイスの環境教育など、詳しい報告と資料が載っています。環境教育に関心ある方は必読の内容です。A4版36ページ2色刷。一部500円です。申し込みは以下へ。
862-0950 熊本市水前寺4-40-5 コミュニティ・ネットワーク協会
Tel.096-387-7139 Fax. 096-387-6922
4、「放課後の教育論 - 巷の理論と現場の教師たち」
手島 純 編著 彩流社 1800円 ISBN4-88202-470-5 C0037
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目次 第1章 教師はプロか 第2章 脱学校の激震 第3章 教育技術の人気の秘密 第4章 同和教育の普遍性 第5章 輪廻する管理教育 第6章 学校カウンセリングの位置 第7章 第4権力(マスコミ)による教育論 第8章 放課後の教育論(座談会) |
会員の手島さんが、仲間たちといっしょに書いた現場教師からの教育論です。この本は、教育ジャーナリズムや新聞が、何か事件が起こると あいも変わらず、受けの良いヒューマニズムをふりまわして、管理教育批判、学校・教師批判をし、一方で現場教師は「そんなこというなら、アンタがここに来て荒れている生徒と向き合ってみろよ」と耳を塞ぎ、「学校の現象学」や「プロ教師論」で理論武装して閉じこもるという分裂状況を打破するために、巷の理論を現場で検証していったものです。執筆者はいずれも業界でいう「底辺校」「教育困難校」あるいは「底辺校」に「おちぶれたくない」ために「管理教育」をする「中堅校」勤務者たちです。荒れる現場で誠実に対応している教員たちの実践は、進歩的な教育評論家たちの無責任な美辞麗句と違い、心地よくは響きません。それだけに問題がどこにあるのを考えさせてくれます。これを書いた問題意識は以下の記事を参考にして下さい。
5、『原発から風が吹く - 地震・事故・立地に揺れる南の辺境』
橋爪 健郎編著 南方新社 2000円 ISBN4-931376-11-8 C0036
会員の橋爪健郎さん(鹿児島大学教員)が中心になってあらわした、鹿児島県の川内原発および宮崎県の串間原発計画についての批判的検討の書物です。川内地方は昨年から阪神大震災級の群発地震が続いており、幸い神戸などとは違って無謀な都市計画などない過疎地であるために地震被害は最小にとどめられていますが、川内市にある原子力発電所では戦慄するようなさまざまな問題が生じています。しかし、地方であるがゆえに報道されず、世間には知られていません。この本はそうした川内原発や串間原発計画のずさんさを、事故などの九州電力の対応をもとに立証しており、また初心者のためにわが国の原発・廃棄物・プルトニウム問題のやさしい解説の章やこれまでの20年以上にわたる歴史もついています。
原発に疑問を抱くすべての人々に読んでいただきたい最新の本です。
なお橋爪さんたちは鹿児島に「鹿児島グルントヴィ協会」を設立しています。一部Webページをもってますので、ごらん下さい。
6、筑後川水環境マップ第3号 日田市民セミナー「紫明庵」発行
協会の会員でもある、日田市民セミナーの成毛克美さんや甲斐美徳さん久留米大の駄田井正さん、それに下関市立大の坂本絋二さんらが中心となって、筑後川の水環境マップの最新号ができました。これは筑後川沿いの環境関係の市民団体が協力して、毎年活動報告や提言を行っているものですが、今年のそれは各新聞で大きく取り上げられたほど立派な出来で、有益な論文が多く載せられています。久留米大学産業経済研究所が共同制作をしています。水環境、ウォーターフロント、エコロジカルな地域づくりを考える人には必見の文献です。
問い合わせは、877ー0005 大分県日田市豆田町6ー26 成毛克美さんまで
Tel/Fax. 0973-24-2190
7、「子ども権利条約と日本政府への最終所見について - 子どもの権利条約を実現するための政府と市民・NGOの役割」と「日本政府への最終所見にこめられた意味 - 先進国における『子どもにとっての最善の利益』とは何か」
上はパイスさんの講演録
これは昨年12月6日に東京で行われたマルタ・サントス・パイスさん(元国連子どもの権利委員会委員、ユニセフ・ニューヨーク本部企画局長)とジュディス・カープさんの講演会の講演記録です。子どもの権利条約の特徴、意義、日本政府の勧告に対してのコメント、条約実施にあたってのNGOの役割の重要性などが語られています。とくに日本政府の所見に対し、先進国日本としては子どもの権利主体の尊重を重視するべきという指摘がなされています。DCI日本支部で活躍される伊藤美好さんの訳。DCI(Defence for Children International)とは1979年の国際子ども年に、子どもの権利を擁護し、促進するために結成され、世界60カ国以上に支部をもつNGOです。
これは97年9月に行われた知的障害者たちのデンマークスタディツアーの報告集で、デンマークの知的障害者福祉の見学記や旅の感想が載っています。10数名の知的障害者が海外旅行がしたい、福祉の先進地とされるデンマークを見たいという希望を実現したものです。私も当初からこの計画に協力を依頼され、お手伝いをさせていただきました。
定価 1000円(送料別)
申込先 ワークセンター飛行船
535-0002 大阪市旭区大宮1-1-32
Tel 06-6956-9156
宮崎県子ども劇場おやこ劇場連絡会が97年2月に20周年記念行事の一つとして行った「子どもの文化アカデミア」の記録です。私(清水 満)の講演録で、デンマークの教育や表現の重要性などが拙著よりもはるかにわかりやすく書かれています