[What's New 4-5月のバックナンバー]

98.5.25

 今日は待望の掲示板(BBS)システムをアップしました。名づけて「FORUM・電脳ホイスコーレ」。このプロバイダではBBSを設置できないので、外部にリンクしています。
 「生きた言葉」と「対話」がホイスコーレの基本ですから、インターネット上のホイスコーレとして、おおいに対話して、生きた言葉をかわしたいものです。訪問者のみなさん、どうぞご遠慮なく、書き込んで下さい。

98.5.24

 98年夏のデンマーク・スタディ・ツアーの要項ができました。まだ計画中で詳細は今後適宜改訂する予定ですが、夏の予定を立てていただくために早めにお知らせします。円安と旅行シーズンのために例年より高くなっているのが残念ですが、それでもじかにネットワークをもつ強みで、かなり格安に抑えています。プロではありませんので珍道中もありますが、参加者の感想は「いままでこれほど楽しく暖かいツアーはなかった!」というものが圧倒的多数です。観光地を見るのではなく、デンマークの人々、今年はさらにラトビアの人たちと出会い、彼らと人間的な交流ができ、また参加者同士親睦ができるというのがこのツアーのだいご味で、これはプロの旅行社にはできない芸当です。どうぞふるってご参加下さい。

98.5.15

 半月ぶりに更新です。いゃぁ、間が空きましたね。その間けっこう訪問者がありまして、ありがたいことです。もう500を突破してしまいました。
 たいていの情報は載せたので、ひんぱんにしなくていいということもありますが、例年この時期は協会の活動が少ないということもあります。とりもなおさず、仕事やその他で私が忙しい時期でもあり、6月26日の株主総会が終わらないと暇ができません。なんて書くと「おおっ、こいつは総会屋か!」などと思われそうですが、ま、似たようなもので、「九電消費者株主の会(代表 松下竜一)」という脱原発株主運動の事務局役もしており、九州電力での総会で株主提案権の行使などで、教育とはとんと縁のない経済や商法の世界での面倒な作業があるのです。最近は岩波新書の奥村 宏「株主総会」で、当会の活動が触れられていますね。この会については、別に近くWebページがつくられる予定です。
 協会関係では、いつもはこの時期は夏のスタディ・ツアーの準備や夏のセミナーに向けての下準備をしている頃です。まもなくスタディ・ツアーの案内をアップしますので、期待してお待ち下さい!
 さて今回は下にも書いた「日田市民セミナー」の公開講座の案内を載せました。すごい内容です。まさにホイスコーレにふさわしい活動ですね。協会もこれだけのものをつくりだすエネルギーをもちたいと思います。お近くの方、ぜひご参加下さい。

98.4.29

 世間は休みというのに私は今日は仕事でした。まぁその分世間が仕事のとき、私は休んでいるんですけど。早いものでもう4月も過ぎてしまいますね。今年ももうあっというまに4ヶ月過ぎたというわけです。自分はいったい何をしているんだろうと内心忸怩たるものがありますね。もっとも身過ぎ世過ぎの仕事に自己実現できている人はそれでいいのですが、私みたいに大人になりきれない人間にとっては、いつもそんな思いがつきまといます。「あ〜あ、早く人間じゃなかった、大人になりた〜い」といった気分の今日この頃です。
 今日は会員の日田市民セミナーの発行した「筑後川水環境マップ」の紹介を挙げました。これはすごい力作です。今年の毎日出版文化賞をとった「田主丸町誌」というのは知人が編集したものですが、それに負けず劣らずの出来ですね。筑後川流域の住民の文化レベルの高さを思い知ります。このページをごらんのみなさんは九州以外の方が多いかと思いますが、中央に知られない辺境の地でこんなに優れた文化・社会活動が行われていて、日本も奥が深いなぁと実感すること請合いです。マスコミが伝えないこうした姿こそがほんとうの姿なのかもしれません。
 日田市民セミナーは協会よりもはるかに積極的で、この度毎週3度の公開講座を始めます。水俣病研究で世界的に著名な原田正純さんやリベラル憲法派の横田耕一さん、あるいは湯布院の町おこしで知られる中谷健太郎さん、それに協会の会員でもある坂本絋二さん、駄田井正さんらその世界では著名な人々を講師陣に迎え、参加費はなんと500円というすごい講座です。この件についてはまた別の機会にお知らせしますが、詳しくは成毛さんまでお尋ね下さい。

98.4.24

 久しぶりの更新です。とはいえ、今日は一部ページの修正などをしただけで、新しいものを付け加えたわけではありません。
 

98.4.16

 ちょっと更新の間があきましたね。この間訪れて下さった方ごめんなさい。早いもので桜が終わったと思ったら九州ではもうツツジが満開です。藤の花も咲いていました。私のすんでいるところには藤棚の立派な神社があり、連休の時期にはここでお弁当を広げるのが毎年の行事です。私にとっては桜よりもきれいで、心洗われるひととき。そういえば雑木林の山のいろとりどりの青葉が目にしみるように美しい季節ですね。
 でも、九州は5月半ばになるともう蒸し暑くなり梅雨の前触れという感じで、美しい季節があっという間に過ぎて、うっとおしい時季が長く続くのがいやですねぇ。今の季節がもっと長く楽しめればいいのですが。北欧では5月から6月が最高の季節で、ちょうど今ぐらいの美しい季節が2ヶ月も楽しめます。日本では北海道がそれに近いのでしょうか。一日一日を惜しんでは「時よ止まれ。おまえは美しい!」などとつぶやきたくなる若葉の頃ではあります。
 さて、今日は会員の橋爪健郎さんの著書『原発から風が吹く』の紹介を載せています。鹿児島の川内原発にかんする本です。橋爪さんは原発に対抗して78年に川内原発をみおろす地に風車発電を建て、そこから風車の国デンマークとの縁が始まりました。そしてその中での最大の発見がフォルケホイスコーレでした。彼の帰国談から私とフォルケホイスコーレとの出会いが始まり、グルントヴィ協会へと至ったわけです。鹿児島では独自に(鹿児島)グルントヴィ協会」をつくっています。著書の購入をお願いするとともに、どうぞこのページものぞいてみて下さい。
 あと、リンク集に新しく「いるふぁ」を付け加えました。ここは衣食住からエコロジーを考え、行動する場所で、一番大事な生活にしっかりと根差しています。まだページを徐々にととのえている段階ですが、有益な情報が一杯です。主宰者の一人の大谷ゆみこさんももちろん当協会の会員です。

98.4.12

 下の記事は10日づけになってますが、私がボケてて、これは11日のまちがいでした。ところで今日はとくに大きな更新はしませんが(ネタはたくさんあります)、みなさん協会のページには「隠しレベル」があるのをご存知ですか?ホームの田舎家のどこかをクリックして下さい。そうしたら、みなさんを別世界へおつれします。重いページですみませんが、この堅苦しいページで唯一楽しめる場所です。今日はここになんと音楽(MIDIファイル)までつけたというわけです。ぜひ一度訪れてみて下さい。

98.4.10

 やっと東京から帰ってきました。事務的な会議で疲れましたが、旧友の人たちに会うことができて、それがとてもうれしかった。一人は私の大学時代の先輩で、もう一人はこのページでも大きく紹介している新評論の編集者の方です。私が時間がないために、三人で新宿の喫茶店で話すのがせいぜいでしたが、身過ぎ世過ぎで「物言えば唇寒し」の環境に置かれている身としては、気持ちの通じ合う人との語らいは何ものにも代えがたい幸福と充実でしたね。春の陽射しを受けて窓際で鉢植えの花が咲く喫茶店で、三人で談笑したのがたとえわずかな時間であっても、年月をかけても色あせない春の思い出の一つになりそうです。
 協会のセミナーもそういう役割を果たしていますけれど、回数が少ないのが残念。生涯教育とは知識や技術を得ることではなく、ともに語らい啓発を受けて生きることが楽しくなる空間と時間をつくることだというのが、グルントヴィ協会の立場です。
 さて、今日はその先輩の手島さんが出した新著の紹介彼の一文を加えました。本の方はぜひ購読してみて下さい。

98.4.8

 雨で桜も散りますね。明日から出張で東京行き(いやだなぁ)。もう20年近く行ってません。外国へいくときやむえをえず羽田から成田へ連絡バスでいく便もあるのですが、途中下車せず、そのままいってました。
 昔はいろんな集会でいくことが多く(三里塚が一番多かったか)、そのときはついでに神田の古本屋街や洋書店、あるいは名曲喫茶や名画座などへいく楽しみもあったのですが、今は洋書はインターネットでアメリカ・ドイツ・フランスの本も安くで買えるし、和書もいながらにして注文できます。名曲喫茶はなくなり、名画座もいまはパッとしません。あとは演劇ぐらいしか東京ならではのものはなくなりましたが、これにはあまり関心がないし。私には東京よりもコペンハーゲンやベルリン、あるいはアムステルダムの方がよほど親しいし、演劇、ジャズ、絵画、クラシック、市民運動などのレベルも高いですね(いっときますが、私はヨーロッパびいきではありません)。
 そういえば、70年代後半、原宿でタケノコ族なるものが出て、ブームになり始めたころ、三里塚からの帰りに、そこにある婦人民主クラブの事務所に仲間が用があってよりました。私はそのとき、首からデモ用の赤く塗った笛をぶら下げたままで、途中腹が減ったということで、喫茶店か何かにより、クレープを食べました(こんな店しか発見できなかった)。そのとき、近くのシャレた女の子が数人寄ってきて「その笛どこに売ってますか」と尋ねます。こんなもん、どうするの?と思いつつ「スポーツ店で買って、自分で色を塗った」などと答えておきました。
 そのときはそれで忘れていたのですが、それから一月ほどして、雑誌あるいはテレビで、「今、原宿ではプラスチックのカラフルな笛を首からさげるのが流行」といっているではありませんか。私が通りを通ったとき、誰もそんな人はいませんでしたから、何と「原宿ファッション」を一つつくった!というわけです。当時の私はファッショナブルどころか、風呂は一週間から10日に一度という暮らしで、梅雨時、部屋の中に「一夜ダケ」という一晩で数十センチ伸びるキノコが生えてまして(これホント。バタ焼きして食べました)、「男おいどん」という漫画を地でいってました。ま、偶然なのか、それとも私が流行の発信地なのか、真相はわかりませんけど、若いころの思い出の一つですね。
 などとくだらない長話が続きましたが、今日は「リンク集」にあたらしく三つ付け加えました。一つは不登校の若者たちが自主運営している「Self Assertのホームページ」。発足時には当協会の会員も関与してました。二つ目は、「郷土教育全国協議会」。これはこの会のメンバーの方が当協会の会員でもあるというご縁です。三つ目は、協会とは直接の関係はありませんが、私が事務局をしている「九電消費者株主の会」のメンバーでもある「脱原発大分ネットワークです。ぜひ、のぞいてみて下さい。

98.4.6

 昨日のスタディ・ツアー関連の記事の続きで、参加者の「スタディ・ツアー感想文」を載せました。当時16才の高2の女子高生の文章です。とてもさわやかな娘さんで、一行のアイドル的存在でしたが、しっかりと見るべきものをみたようです。彼女は今春大学生になりました。たぶん、これに書いてある通り大きく飛躍することでしょう。

98.4.5

 今日はスタディ・ツアーの報告をアップしました。96年8月のものです。昨年は協会主催では行なっておらず、今年が主催する年です。このページでもお知らせしますので、そのときには、関心ある方はどうぞお申し込み下さい。現在、デンマークのKristianがプランを練っている段階です。今年は、ラトヴィアからの人たちと一緒に交流します。日程は8月16日から23日頃までです。案内は5月ごろには公開できるはずです。

98.4.4

 4月になって最初の更新です。だいたいページが落ち着いてきたので、間が空きましたが、まだまだいろいろ出てきますので、ちょっとだけ期待して下さい。でも、こんなページでももう150近くの訪問があるんですねぇ。しかし、こむずかしい内容がたくさんありすぎて、一度来たらもうコリゴリという感じでしょうか。
 ところで今回は熊本のコミュニティ・ネットワーク協会のヨーロッパ・エコ・ツアーの報告書の紹介を挙げました。ここは協会と似た感じの組織ですが、専従体制で動いていますので、はるかに組織的で本格的な団体です。こうした市民主導の社会教育のパイオニア的役割を果たしています。
 そういえば、この前書店で、「主体形成の社会教育」とか「市民主体の社会教育」とかいった書物がようやくならんでいました。内容はたいしたことありません。当協会の活動の方がよほど進んでいます。行政主導の社会教育は限界があり、社会教育は本来的に市民運動、民衆運動でなければならないということに教育学者はいまごろ気づいたのでしょうか。お粗末なかぎりです。
 70年代から自主講座運動や市民運動などをしてきた人々はそれを知っていたのですが、「社会教育」「生涯学習」という手あかのついた言葉が自分たちの活動をあらわすことはできないと思ってました。私もその一人ですが、デンマークや発展途上国では「社会教育とは解放教育のことである」と体験するにおよんで、ようやく「社会教育」なる言葉を復権させようと思い、あえて使うようになりました。はやくそうした意味が浸透するようにしたいものです。

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