読書録

シリアル番号 893

書名

白洲次郎の青春

著者

白洲信哉

出版社

幻冬社

ジャンル

伝記・紀行文

発行日

2007/8/30第1刷

購入日

2007/09/14

評価

西沢重篤氏よりいただく。

白洲次郎の孫が書いた祖父像。

家族アルバム、著者が祖父の足跡を追って欧米に遊んだ記録が美しい写真とともに装丁されている。

ケンブリッジのクレア・コレッジの学生であった祖父が1925-1926の冬季休暇に学友のストラッフォード伯爵と2人で1924年式W.O.ベントレー3リッター・スピードモデルを駆ってヨーロッパ一周をしたその同じルートをベントレー社に提供してもらった2005年式ベントレー・コンチネンタル・フライイング・スーパーで走った記録である。

そのルートはSouthampton, Le Havre, Le Mans, *Tours, Poitiers, Bordeaux, *Biarritz, *San Sebastian, Vitoria, *Burgos, Valladolid, *Madrid, *Toledo, Valdepenas, Jaen, *Granada, *Seville, *Gibraltar, Marseille, Aix, Grenoble, Aix-Bains, *Geneve, Dijon, Chatillon, Fontainebleau, *Paris, Amiens, Abbeville, Boulogne, Folkestone *印は泊地。

これを読むとイベリア半島とフランスのディジョンからパリまではほぼ同じコースを走ったが、ルアーブルからビアリッツまでのフランス西部のコースは未踏であるため興味深く読んだ。

来年2008年の海外旅行候補地として

@サンディアゴ・デ・コンポステーラの巡礼コースのうち風光明媚な 「ル・ピュイの道」。2007年の映画「サンジャックへの道」に刺激されてのリストアップである。

A本書のルアーブルからビアリッツまでのフランス西部のコース。これはほぼサンディアゴ・デ・コンポステーラの巡礼コースのうち 歴史にあふれた「トゥールの道」とも重なる。

Bアイルランドとスコットランドのバルモラル城

があるが、まだ行った事のないアイルランドかな。国家統制主義の失敗とかを見なければ。2007年の映画クイーンの舞台になったバルモラル城も興味がある。

白洲次郎は世界最初のレーシング場であったブルックランズ・サーキットによく通い詰めたものだそうだ。ここは車の好きな娘に連れられて2006年に訪問したことがある。


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