平成28年度肝炎ウイルス検診 
 平成28年6月22日更新

 平成14年4月、ウイルス肝炎検診が国の老人保健事業の基本健診に組み入れられ、平成14年度は全国3212市町村のうち、59市町村(1.8%)で実施されなかったがその他の市町村では何らかの形で実施された。
 わが国のHCVキャリアは約150万人に上るといわれており、その50分の1の約3万人が確認できたことになるが、正しい知識の普及で更なる受診率の向上が望まれる。
 検診期間:平成28年7月4日(月)〜平成28年10月31日(月)
 検診対象者:乙訓医師会二市一町に居住する 
   昭和51年4月1日 から 昭和52年3月31日までに生まれた人。
   受診票は7月上旬に市町側より対象者にのみ送付されます。
 受診票の記入:
 問診1〜4 で一つでも 「はい」 があれば、受診できません。
 問診1〜4 すべて「いいえ」 の方のみ 受診できます。

                           

1:B型肝炎ウイルスの検査
 HBs抗原定性検査で実施されます。陰性、陽性と報告されます。
2:C型肝炎ウイルスの検査
検診を希望された方について、まずHCV抗体の検査を酵素抗体法(多くはAXSYM法)でその値により陰性、低力値(1〜15未満)、中力値(15〜100未満)、高力値(100以上)の4群に分けます。採血は通常の生化学用スピッツ + HCV核酸増幅検査用スピッツに入れてケンサセンタ−に
 HCV抗体の検査で中力値・低力価とでた人はHCV抗原検査により、ウイルスのコア蛋白を測定し、陽性・陰性を判定します。陰性の人にはHCV核酸増幅検査でC型ウイルスの核酸RNAについて調べ、陽性か陰性かをみます。なお採血は最初の段階で全部の検査が出来る血液量を採血いたします事をご了承ください。平成14年度はHCV抗体中力価の人にのみHCV核酸増幅検査を実施していましたが、平成15年度よりHCV抗体が低力価の人にも更なら精密検査が加えられることになりました。したがって平成14年度にHCV抗体が低力価であった人には平成15年度に再検のため行政より低力価用受診票が送付されますのでその受診票を持参して医療機関に受診してください。
HCV抗体検査 HCV抗原検査 HCV核酸増幅検査 判定理由 結果について
高力値 @ @AB:
現在C型肝炎ウイルスに感染している可能性が極めて高い。


CD:
現在C型肝炎ウイルスに感染していない可能性が、極めて高い。
中力値 陽性 A
陰性 陽性 B
陰性 陰性 C
低力値 陽性 A
陰性 陽性 B
陰性 陰性 C
陰 性 D

注意事項   厚生労働省のパンフレットを少し改訂しました。
 日常生活の場では、C型肝炎ウイルス(HCV)に感染することはほとんどないことがわかっています。従って毎年繰り返してC型肝炎ウイルス検査を受けなくても現在のところ、上記に示した手順を踏んだ検査を1回受ければよいとされています。
 なお、「現在,C型肝炎ウイルスに感染していない可能性が極めて高い」と判定された場合でも、C型肝炎ウイルス以外の原因による肝炎になる可能性があること、検査後新たにC型肝炎ウイルスに感染する場合(きわめてまれとされています)があること、検査による判定には限界があることなどもありますので。「ウイルス検診を受けられる方へ Q & A」に記載してあるような症状や肝機能異常を指摘された場合などには,必ず医師(肝臓,消化器病の専門)に相談してください。
 また、HBs抗原検査が陰性となった場合にも、「ウイルス検診を受けられる方へ Q & A」に記載してあるような症状や館機能異常を指摘された場合などには、必ず医師(肝臓,消化器病の専門)にご相談してください。
私がよく知っている肝臓を診れる医師:
長岡京市:済生会京都府病院内科・足立内科 向日市:堀医院・角水医院
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