青年時代のたけし→塚本高史。
100人中102人はおったまげたキャスティング。
オイオイどうなのどうなのどうする気〜?
という気持ちで観た(というより見守った)
冒頭のタップシーン。
「きくじろう、さき!きくじろう、さき!」と言った後
「コマネチ!」と決めポーズでしめる所がナイス!
いきなし青年時代で塚本君ポーンと出すより良かったよね。
でもそんな事言ったら長男役だって賀集さんだし。
賀集さんと塚本君が兄弟って考えれば自然なキャスティング。
(偶然かもしれないが、声質も似てる)
きっときっとそうなんだ!それが愛なんだ。
(←はっちゃけ解釈)
やっぱり陣内さん演じる菊次郎さんが良いわ。
「ん?ん?ん?ん?(←口癖)」がしばらく頭から離れんかった(笑)
学がないので何かと母ちゃんに言われる父ちゃん。
子供の教育の為にとった新聞、「一番最後は父ちゃんだからね」の理由が、
最後に読むのは父ちゃんって意味じゃなくて、
トイレの紙として使用って意味に笑った。
でも一番可笑しいのは、
母ちゃんを怪我させた父ちゃんへの復讐に、担任の先生まで加わってる所。
仕掛け用意してる時も
「創意工夫は素晴らしい事ですからね」って。
いいのかアンタ(笑)
挙句の果てに、謝った父ちゃんへ天誅食らわした母ちゃんに
「謝ってる人にあの仕打ちは!」
って。
そうなる前に止めんかアンタ(笑)
観てたコッチが「ん?ん?ん?ん?(←父ちゃんの口癖)」ってつぶやいちまったぞ。
うしおばあちゃん最後の舞台、そして最期の回。
うしさんが舞台に立って感極まって泣いちゃった時、
エールを送るように歌を歌うたけちゃん。
今後、芸に目覚めるたけしさんの未来を暗示してるような演出でよかったです。
天敵だった父ちゃんと先生の仲も、さりげなく中和されてる所もニクイ。
さびしいんだけど、どこか心温まるドラマですね。
でもあのテレビ泥棒の回はさびしすぎてちょっと笑えなかった。
ううう。。。せつなすぎ(泣)
陣内さんと室井さんがエネルギッシュすぎて、
青年版たけちゃんがかすれてしまうのはシャーないとしても
(タイトルも「菊次郎とさき」だしねん)
浅草の舞台よりも面白いぞ北野家!(笑)
特に陣内さんのオーバーリアクション、反則すぎ(笑)
共演してる役者さんも、笑いこらえるの大変じゃないだろーか。
(ドラマの)菊次郎の方がたけちゃんよりよっぽど芸人の才能あるんじゃ...
って思ってたら、舞台に乱入してお客さん笑わせてた(笑)
ビートたけしさんのノンフィクションものだけど、
ドラマ
「電車男」同様、ウソとホントの境界線が見えません。