
成長ホルモンとは、文字通り、子供から大人に成長するために体の機能の発達を促
すホルモンで、筋肉を作ると同時に脂肪を分解します。
加圧トレーニングによって分泌された成長ホルモンは、血流によって全身に送られます。そし
て、トレーニングによって、よりストレス状態に陥った部位に、より多くの成長ホルモンが作用
します。ですから、おなかの脂肪をとりたいときは、加圧する直前に腹筋運動をするなど、脂
肪を燃焼させたい部位を集中的にトレーニングすると効果的です。
加圧トレーニングは、まず体の中の脂肪を筋肉に変え、基礎代謝の高い体質に変えて
いきます。皮下脂肪が落ちるのはその次です。 体型だけでなく、体質そのものを変え
るので、リバウンドの心配はほとんどありません。
また、筋肉を形成するのは主に男性ホルモンの働きによるものです。女性の場合は、
筋肉が引き締まり、脂肪がとれることにより、シェイプアップされた美しい身体にな
ります。

体脂肪を少々減らしますが、同時に筋肉の量を減らし、筋肉のエネルギー代謝も衰え
させるため、体にプラスをもたらしません。減食して減量した時に失った筋肉は一部
しか戻らず、増量する体重のほとんどは脂肪で占められてしまいます。もう一つのマ
イナス効果は、骨量を減らしてしまうことです。
女性の場合、骨粗鬆症にかかる危険性を増やしてしまいます。

中高年になると、肥満、糖尿病、動脈硬化、高血圧、心臓病などの成人病が発生
しやすくなります。その基本的な原因は、筋肉の衰えと基礎代謝の低下にありま
す。 筋肉が衰えると基礎代謝が低下し、ブドウ糖と脂肪の分解が悪くなります。
ブドウ糖は、分解されるほかに、グリコーゲンになったり、アミノ酸に変化して
タンパク質になったり、脂肪酸に変化して脂肪になったり、糖尿を起こして尿に
捨てられるなど5つもの系統で処分されます。
しかし、脂肪の分解が悪くなると
脂肪は脂肪組織と動脈壁に沈着して、体を不健康にします。脂肪が脂肪組織に蓄積
すると肥満をもたらし、動脈壁に沈着すると動脈硬化を進めます。
肥満すると糖尿病が起きやすくなり、動脈硬化が進めば、高血圧、心臓病が起きやす
くなります。ですから筋肉を増量し基礎代謝を活性化する必要があります。
加圧リハビリは、成長ホルモンの分泌を促進することにより、筋肉を作ると同時に
脂肪を解します。成人病の予防とリハビリにも効果的な運動療法です。
「加圧リハビリ」は株式会社サトウスポーツプラザの商標です。
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