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<かつらぎ町>

江戸時代の大庄屋名手妹背家をすぎさらに東へと歩く。道はかなり狭くいが、まわりは古風な建物が多く楽しめる。
穴吹川にかかる妹背橋をわたるとかつらぎ町となる。
坂道がありその中間地点に地蔵さんがある。
再び線路の踏切を渡ると西笠田駅前に出る。
そこに万葉歌碑がある。
船岡山は、紀ノ川の真ん中にあって、対岸の県道から吊り橋でわたれる。島はぐるりと回れるように道がついており、その所々に万葉歌の書かれた看板がある。
道は再びJRの線路を越えるが今度はガード下となる。
このあたりから、大規模な下水道処理場ができているために道が寸断されている。
国道24号線に出て、道の駅背の山パーキング万葉の里の前を通る。
ここで休憩がいい。土産物屋や喫茶店がある。そこからしばらくは旧道がないので国道を行く。
風呂谷川に沿って北の左折し、橋を渡ると旧道になる。

かなり狭い道をくねくね行くと、笠田小学校の前に出るがそこの妙楽寺という神社の楠はかなり大きい。
近畿一というがこれは定かでない。泉南にもこれに近い太さの楠があった。
看板では13.5mと書いているが、マジックの手書きで14.2mと訂正されていた。太ったのだろうか?またそれを測った人もいるのだろうか。
いずれにしろこうした樹木がこれからも大きく長く育ってほしい。
そこを過ぎるとしばらくして、一字一石塔がある。
周囲は昔ながらのお店が多いが戎丁といい、古い町並みがうれしい。
そんな町の真ん中に、かわいらしい宝来戎神社がある。

西笠田駅でかつらぎ町がはじまる。
宝来戎神社を過ぎると再び風情ある町並みが続く。
このあたりは、道路で分断されていないところは昔を色濃く残している。
道路の功罪を感じる。

(かわいい地蔵さん)
 
大きなクスノキがあった)

(また地蔵があった)

(西笠田駅前にある万葉歌碑)
 
(ここにも地蔵さんが)
 
(戎丁にある宝来戎神社)

(昔ながらの金物屋さん) 

宝来戎神社を抜けると、藤谷川の手前で右に折れて国道24号線と交差する。
その交差点には、茅葺きの立派なお家がある。
大和街道はいったん24号線を渡り、裏道を通ったあと再び24号線に戻る。
角角には案内碑があり迷うことは少ないが、交通量が多く、交差点を渡るときには十分気を付ける必要がある。
所々で地蔵さんを見ながら、案内碑に導かれて、西谷川を渡り、中谷川を渡ると、法華塔一字一石がある。
このあたりもまた道幅が広く、車の往来が激しいので気を付ける必要がある。
桧谷川を越えるとすぐににぎやかな所に出るが、ここで24号線とクロスするのである。
右手には郵便局、右手にはかつらぎ町の役場がある。
大和街道は、郵便局のすぐ前を右に国道を渡り、すぐ左折する。
用水路と並行した道路を行くが、この辺の民家は家の入り口がその用水路をまたいである。
大水が出た折りなどは間違いなしに水没するのではないかと思われる。
用水路を流れる水は綺麗であるが、ゴミがかなりひっかかっていた。
大和街道の筋からは少しはずれるそうだが、福田呉服店さんの角を右に曲がると、かつらぎ公園に突き当たる。
大和街道 かつらぎ町
(路傍の地蔵さん)
大和街道 かつらぎ町
(大和街道を示すプレート)
大和街道 かつらぎ町
(ここにもあった)
大和街道 かつらぎ町
(案内碑)
大和街道 かつらぎ町
(昔ながらの自転車店。いいなあ)
大和街道 かつらぎ町
(オート三輪。動くのだろうか)

かつらぎ公園には、園内に平和祈念像がある。
これは巨大である。万国戦没者の精霊を供養し、世界の平和を祈念しての建立という。
保田龍門の設計というが、やさしいお顔をしている。
18mの高さだそうだが、背の高さからいえば、奈良の大仏山をしのぐそうである。
桜の季節にも訪れたが、満開の桜の下で酒盛りをしている人たちがたくさんいた。
ただ平和祈念公園にしてはメンテナンスが悪く、荒れた感じがする。
素材がコンクリートむき出しであり、時間とともにくたびれてきたのだろう。
建立の際には素材のいいものをしないと結局はよけい費用がかさむことになる。
これからの施設造りには、先を見越した、いい素材で長く使用に耐えるものにしていかなければならない。
こうした公園造りは、ヨーロッパに見習ってほしい。

公園を出て、北に道をとると小さな交差点に行き当たるり角には旅館があるが、その交差点を右に曲がると再び大和街道である。このあたりも非常にいい町並みが続いている。
しかし道は狭い。
自転車でも車とすれ違うのがやっとである。だからこの町並みも残ったのかも知れない。

町の中程に法花一字一石塔があるが、この石碑の意味がよく分からない。
町をさらに抜けると、川に突き当たるがその畔に今度は、延命地蔵と法花一字墳がある。
仏教の知識のない私にはこの法花という言葉がよく分からない。

大和街道は、弁天谷川を渡り、商店街の町並みよりさらに古風な町並みを抜けていく。
小田井用水路が今度は右を流れる。
大和街道 かつらぎ町
(誰かに似てる)
大和街道 かつらぎ町
(かなり大きい)
 
(平和記念公園)
大和街道 かつらぎ町
(モニュメントから平和祈念像を見る)
 
(法花全部一字一石塔)
 大和街道 かつらぎ町
(これも法花一字塔)
大和街道 かつらぎ町
(これは信用金庫である。すばらしい)
大和街道 かつらぎ町
(昔ながらの町並みが続く)
大和街道 かつらぎ町
(延命地蔵と法花一字墳)

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