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むーどす島戦記リプレイ ⇒ リプレイ第7話後:ショートストーリー
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リプレイ第7話後:ショートストーリー
●目次
・
マーコットSS⑤(作者:マーコットP)
・
マーコットSS⑥(作者:マーコットP)
・
オーランジュ&タンジェリンSS③(作者:むーむー)
・
オーランジュ&タンジェリンSS④(作者:むーむー)
・
オーランジュ&タンジェリンSS⑤(作者:むーむー)
・
オーランジュ&タンジェリンSS⑥(作者:むーむー)
・
オーランジュ&タンジェリンSS⑦(作者:むーむー)
・
オーランジュ&タンジェリンSS⑧(作者:むーむー)
・
オーランジュ&タンジェリンSS⑨(作者:むーむー)
・
オーランジュ&タンジェリンSS⑩(作者:むーむー)
・
オーランジュ&タンジェリンSS⑪(作者:むーむー)
・
パーティ女子会SS(作者:トゥ・ナP)
「ついでに、お母さん紹介しておこうかな。」
「え…?」
マーコットは、服をたくし上げるようにしておへそを出します。
「これが、わたしの探していた、母です…」
すると、可愛い女の子のつるんとしたお腹のおへそのあるはずの位置で1つの目玉が開いていて、
きょろきょろと動いていました。

●マーコットSS⑥(作者:マーコットP)
「よくも我が暗闇の月の秘密基地にずかずかと入り込んでくれたな!貴様ら生かしては帰さんからな!」
(罪無き人々の平穏にずかずかと入り込み何もかもを奪っていった人が…!)
とは言え、扉ののぞき窓の向こうから、強烈な気配を感じている。
父の手記にあった、マーベラスだ…。
正直、同時に襲いかかって来なくて助かった…、と思った。
理由は分からないが、今は手出しを控えてくれるらしい。とは言え、それがいつまでの事なのかは分からなかった。
(最悪の場合、マーベラスが参戦した時のことも視野に入れなくては…)
とまれ、込み上がる感情を押し殺し、魔法使い相手に対する初動、魔法防御を詠唱する。
「万物に宿りしマナよ、大いなる真の理(ことわり)よ。我等を邪なる同胞(はらから)の災いより護り給え」
これで万全だ。
教科書通りの対策だった。
今までこれでうまく行った。
つい先刻も、亡霊の怨念めいた呪いを撥ね退けた。
だから、今回も…。
一閃!
光の矢がマーコットの背中を過ぎて行った。
(あ、危なかっ…)
「危なかった。外してくれた」
無意識に後ろへ目をやった。
刹那、全身が総毛立った。体中が凍てついた氷に閉じ込められた気がした。
「アンスリューム!」
誰かが叫んでいた。
マーコットの背後で、褐色の精霊使いが、音も無く倒れていた。
肉の焦げる嫌な臭いが、マーコットの鼻を通り抜けた。
全身の力が抜け、ついで今度は熱い怒りが小さな体を支配した。
(許さないっ…!!)
とは言え、相手も魔術結社を束ねる死霊使い。生半な魔力では済まないだろう。
(アイツがわたしなら、次はきっとわたしを狙ってくる…。
そうしたら…、魔法の支援無しにみんなは奴と…。…やらなきゃ、みんながやられる…っ!)
「あの時は、良くもやってくれましたね!醜い魂にせめて美しい墓標を添えてあげます!」
「出でよ!あまねく、すべてを凍てつかせし、太古の吹雪よ!」
部屋中に白い竜巻が吹き荒れ、風が、冷気が、何物も切り裂く氷の刃が、四方から魔術師たちに襲い掛かった。
「アンスリュームさんの魂の分!」
「ルーシアさんの傷の分!」
「母の分!」
「そして、これは、わたしに託された、お父さんの分だ!!!」
邪悪の徒は動かなくなっていた。死霊使いだけは、まだかろうじて息があるようだ。
「よくもやってくれたな!今に見ておれ!覚えてろ!」
捨て台詞を残し、マーベラスの気配は消えた。
ネクロマンサーは、おのれが行ってきた、
鬼畜のような顛末を、誇らしげに次々と話した。
そのたびにマーコットは、胸を握り潰される様な激痛をおぼえた。
「Scheise…っ」
父がよく口にしていた古代魔法語を呟いた。
言葉の意味は教えてもらえなかったが、父がうまくいかないときに、いつも決まって口走った言葉だった。
意味は知らないが、恐らく口汚い罵りの言葉なのだと思った。
だが、そんな父の口癖を、母が知らぬはずなどなかった。
「痛っ!!…」
ものすごい激痛が臍を貫くが、同時に懐かしい暖かさを感じていた。
…
「取りあえず、お前らのボスの名前を言ってもらおうか。バグナ…?」
「っ!?何故そのお方の御名を知っているのじゃ!ぎゃああああ!!…こんな死に方は、いやじゃぁぁぁぁ…」
「その名を口に出来ない」主人に見限られたのか、死霊使いは、黒い炎に焼かれて、灰も残さずに消えた。
今は物言わぬ、呪われた培養器の中で蠢く肉塊。
かつて、母の身体より生まれい出たもの。
紛れもない、母の身体だったもの。
そして…、マーコットの…妹たち…だったもの。
「ごめんね。ありがとう。愛してるよ」
頬に伝うものを拭う間も惜しむように、クリスナイフで一息に、肉塊に埋め込まれた「石」をえぐり取った。
呪いの獣たちは痛みによるものか、怒りによるものか、悲しみによるものか、
はたまた、呪縛から解き放たれる安堵によるものか、
もだえ、氷の箍を外し、暴れまわろうとしていた。
ここが古代の墳墓である事が、因縁めいたものを感じさせる。
マーコットは自らが着ていた父のローブを脱ぎ、いくぶん動きが弱まったその者の前に丁寧に畳んで置いた。
そして、自らが咲かせた小さな小さな白い花を、頭からひとつ手折り、ローブの上に、そっと置いた。
「お父さん。やっと、3人で会えたね…。これからは、もう、みんな、ずっと一緒だよ」
「マーコット、急げ!ずらかるぞ!」
「じゃあ、わたし、行くね」
そうつぶやいて、枝角の生えた少女は振り返らずにその場を走り去った。
●オーランジュ&タンジェリンSS③(作者:むーむー)
私の名前はオーランジュ。今日も今日とて、研究所造りに勤しむ、真摯な魔術師だ。
今回の拠点は相当頑丈に造ってある。また、地下なので風の精霊を呼び出せないのがまた良い。
長耳共の襲撃にも耐える設計となっている。侵入者対策がもう少し整えば、ほぼ完璧な要塞となるであろ…。
「長耳の侵入です!ぎゃぁ!」
…ええい。少しは待つという事を知らんのか。
この拠点は多少力を入れているので、簡単に明け渡すわけにはいかん。
今日はマーベラスもラグランジュも所用でいない。どうやら私が迎え撃つしかないようだ。
「ふふふ。そのためのデーモンスクリームである」
どうやら手下共はみな逃げたかやられたかで、もはや私一人しか残っていない。これはマズい展開か?
侵入した長耳とやらを確認する。タンバリンだったか?あの生意気な小娘一人のようだ。
どうやら相手はそれなりに消耗しているらしい。手下の攻撃魔法育成は一定の効果があったようだな。
「はてさて、タンバリンとやら?仲間も引き連れず、一人でのこのこ現れるとは、だいぶお焦りのご様子。
いよいよ検体になりに来たか?」
「…タンジェリンよ。あなたたち程度の相手なら、私一人でも十分かと思っていたのだけど…」
衣服がはだけ、血が滲む姿でもなお、この私に向かって来ようと言うのか。
その心意気は褒めてやりたいが、どうやら倒すのは難しくなさそうだ。
捕らえて検体とする為の呪文を考えていると、長耳が突然うずくまり、呻き声を出し始めた。
脂汗を流しながら何かに耐えている。
はだけた素肌から、突如、動物の角が小さく突き出てきた。絶叫して倒れる長耳女。
なんだ、どうやら呪いが掛かっているではないか。倒すのは苦ではないな。
と思うと同時に、誰の呪いに侵されているのか、自分の物でない呪いで苦しみもがいてる事に苛立ちを覚えた。
そんな中、それでも私に向かって敵意を見せているその姿が妙にそそる。この反抗的な態度が良いのだ。
その姿を見ていると、何やらゾクゾクと込み上げてくる。もう少し楽しみたい。
…仕方ない。今検体にするのは止めにしてやろう。
とりあえず何の呪いが掛かっているか、呪文を掛けて調べる。
…これは驚いた。私にも呪いの正体が分からん…。
「何を…したの…」
まだ動けないでいる長耳女が恨めしそうな顔でこちらを見ている。
単に呪いを調べただけだが、正直に言ってやる必要も無いか。
「その弱ってる体に、新たな呪いを掛けてやった。喜ぶが良い。
今日はもう帰っていいぞ。お前如き、いつでも倒せるからな」
「く…」
悔しそうに顔を歪ませる長耳。その表情がまたそそる。
マズい、このまま見続けていたら、おかしな気分になりそうだ。
この反抗的な態度を長く楽しむためには、今こそ自制の時であろう…。
「次もちゃんと一人で来るように。そうしたら、また遊んでやろう」
長耳女はしばらく痛みに耐えていたようだが、そのうち体を引きずるようにしながら逃げて行った。
「もう来ないかもしれんな…」
何故だかそんな事を思いながら、タンジェリンとやらの逃げた方向をしばらく見つめるのだった。
●オーランジュ&タンジェリンSS④(作者:むーむー)
私の名前はオーランジュ。研究施設の防衛機能を充実させ、堅牢な拠点とし終えたばかりの勤勉な魔術師だ。
さすがに穴蔵にずっと居た為に外の空気が欲しくなった。
カタコンベを改良した研究施設を出て、周りにある森の中をうろつく。
腹も空いたので、何か動物でも焼くか。
そう思いながら散策していると、タンジェリンが突如現れた。
「お、今日も襲撃か?」
「約束通り、一人で来たわよ…」
「なんだ、遊んで欲しいのか」
そう言いながらタンジェリンを見る。戦闘でもしたのか、服には薄っすら血が滲んでいる。
この間程ではないが、苦しそうな顔を浮かべている。
「どんな呪いを掛けたの…あれから体に異物が生えてくるようになったわ」
悔しそうな表情を見せるタンジェリン。
…呪い?
ああ、あの嘘の事を信じているのか。
「呪いを掛けてやったという話か?ふはははは。あれは嘘だ。信じたのか?」
「…。最低ね…」
「呪いが既に掛かっていた様だったので、どんな呪いか見てやろうと思ったんだがな」
そう話している自分の苛つきの理由が、何となく思い至り、それもまた苛つく要因でもあった。
「…そうなの…それも嘘なの?」
「いや。嘘では無いのだが。調べては見たものの、残念な事にどんな呪いかはさっぱりだった。
何やら恐ろしく強烈で、時間がかかる呪いが掛けられてる風ではあったのだがな。
何をどうやったらそんなに複雑な呪いを受ける事になるんだ?誰に掛けられた?」
何故か詰問調になる。タンジェリンには答える筋合いも無い話だろうが。
「…あなたじゃないとすると…。遥か昔に倒した悪魔が何やら呪詛めいた事は言ってた気がするけども…」
「悪魔か…」
それはそれで高度な呪文を駆使して呪いをかける事は十分有りそうだ。
「何であなたが悔しそうな顔をするの…?」
おっと。そんな顔をしていたのか。平静を装う。
「いや? 呪いが分からぬとあっては、呪いの習熟者として恥ずかしいのでな。別の呪いを掛けても良いか?」
「…。ほんと、最低ね…」
しばらくお互いに無言の時間が続く。
「…また遊びに来い。その呪いに興味が有る。呪いの正体を明らかにする為に協力してやろう。
多少は勉強しておいてやる」
「結構よ。呪いならマーファのプリーストに診て貰えば良い事でしょう?」
そう言うと、タンジェリンは苦しそうな顔のまま、去っていった。
「だと良いがな」
恐らくはそんなに単純な呪いでも無かろうと思いつつ、彼女が去っていった方をしばらく眺めるのだった。
●オーランジュ&タンジェリンSS⑤(作者:むーむー)
私の名前はオーランジュ。最近はキマイラ研究に余念が無い、堅実な魔術師だ。
今日は珍しい客が来ている。暗い顔をした長耳族、タンジェリンだ。
あの後、マーファの神殿に行ったものの、どうやらそこでは解呪出来ぬ程の物だったらしく、
意気消沈している模様だ。
「だから言っただろうに。相当複雑だったと。どれだけ進んだ。見せてみろ」
渋るかと思ったが、すんなりと上半身をはだけさせるタンジェリン。
白く美しい体のかなりの個所に、小さくではあるが、動物などの部位が生えている。
タンジェリン曰く、体の中から動物のパーツが浮き出てくるらしい。
以前葬ったアークデーモン級の悪魔が、死ぬ間際にこんな呪詛を吐いて逝ったそうだ。
「獣の苗床になり命を蝕まれて死ね」
その後、何事も無かったのですっかり忘れていたらしい。
現状は、呪詛の内容そのものの状況と言える。
だとすると、最終的には寿命なりなんなりに影響を与える事となりそうだ。
…それにしても白い肌だな。
痩せていると思っていたが、一応出るところは出ているな。
「どこ見てるの…?」
「…胸だ」
軽く小突かれる。
術式自体は体の中に何やら召喚してキマイラ化するものに見える。
それがカースなのかギアスなのかクエストなのか、様々な術式が絡み合って、
少しずつ作用する仕掛けになっているようだ。
しかし、タンジェリンが悪魔と戦ってから150年は優に過ぎている。
それだけ長くかかる術式が有るのか?
それとも何か引き金になる事でも有るのか?
獣のパーツは出現してからしばらくは激痛を伴うが、安定すればそうでもないそうだ。
であれば、出始めている獣のパーツの部分に、安定させる為に敢えて成長を促す呪文を行えば、
痛みは早く引くであろう。
「だいぶ痛みが無くなったわ…。呪いが出る時に毎度して貰えると有難いのだけど…」
半ば冗談で言ったのであろうが。
「出そうになったら来れば良い。出始めの兆候も生で見てみたいのでな」
タンジェリンは何とも言えない顔をしている。
素直に受け取って良いのか、疑って良いのか、喜んで良いのか、そんな顔だ。
「…また来るわ…じゃぁね」
研究素体が向こうから転がり込んで来たなとほくそ笑みながら、
タンジェリンが再び訪れるのを楽しみに待つのだった。
●オーランジュ&タンジェリンSS⑥(作者:むーむー)
私の名前はオーランジュ。キマイラ研究に磨きがかかる、熱心な魔術師だ。
最近、検体を手に入れた。体から獣のパーツが無尽蔵に生み出されるという稀有な検体だ。
おかげ様でキマイラの合体・分離に関する多くの知見が得られた。
合体はさすがにさせてはくれないが、分離の実験については獣のパーツを
体から取り除いてやるので喜ばれているようだ。
今研究しているのは、どのようにして呪いが発動し、どうやって組織がキマイラ化するか、
その出現条件と育成術式の解明をしようとしているところだ。
今日も獣のパーツの分離を試みる。毎度この作業は森にある打ち捨てられた猟師小屋で行っている。
今までさんざん結社の建物の破壊をし尽くしている女と一緒に居られるのを見られるのは都合が悪いからだ。
今しがた取り除いた獣の一部を、後ほど研究に回そうかと、保管器に入れようとする。
「ちょっと…何してるの?」
咎めるような口調で手を止められる。
「分離した体を研究しておこうと思ったのだが?」
「それ、私の体よね…? 止めて欲しいのだけど…?」
私の体、と言われて、しげしげタンジェリンと摘出したパーツを見比べる。
白く美しい体のかなりの個所にあった動物の突起は、だいぶ取り除いた。
だがしかし、パーツの出現頻度は前より増えているため、取り除いてもしばらくすると生えてくる状況だった。
取り除いた跡については、それなりに気を使って、なるべく傷の残らぬようにしてやった。
治療は専門外な故、完全にという訳にはいかない。所々白い肌に溶かして付け合わせたような跡が残っている。
様々な傷跡を見やった後、長耳族の割には豊かな双丘に視線を移す。腰が細い分、やけに大きく見える。
「どこ見てるの」
「…胸だが?」
「…こんな傷跡だらけの体…見て楽しい?」
「そそるな。どうにかなりそうだ」
素直に答え過ぎた。また小突かれると思ったが痛みが来ない。
「…馬鹿ね」
潤んだ瞳で見つめられた後、急に口付けをされる。
「こんな化け物みたいな体でそそるなんて…」
そのあと首に手を回され、抱きつかれる。
「むしろ、こういう女でないと、ダメな性質になりそうだな」
細い腰を抱き寄せ、そのまま押し倒す。
長い夜はこれから始まるのだった。
●オーランジュ&タンジェリンSS⑦(作者:むーむー)
私の名前はオーランジュ。最近は研究の進捗が思わしくない。怠惰を貪る魔術師だ。
隣で寝ていたはずのタンジェリンがじっとこちらを見ている。
猟師小屋での逢瀬を重ねて2か月ほどか。
出会った頃とはすっかり異なり、何でも話し合えるような仲になっている。
生まれも育ちも種族も異なるが、今、隣に居るのがこの女である事が
如何にも自然で当たり前のように受け止めている自分がいた。
「何だ?顔に何か付いているか?」
何か物を言いたそうにしているタンジェリンに寝ながら問いかける。
「…大事な話が有るの…」
どうやら真面目な話らしい。こういう時に冗談を入れるとそのあと大喧嘩になるので、
なるべく黙っていようと心に誓う。
「…お腹に赤ちゃんが出来たようなの。あなたと私の子…」
上目遣いで見られる。これは喋って良いタイミングか?
「喜ばしいな。よ…」
「『予備の検体が手に入った』、とか言わないでしょうね?」
おっと。冗談で言おうとした自分の先を制された。
これは言ったらいけない。竜の巣を突くというものだ。
「よ…ろこばしいが…その子供は、私が生きているうちに生まれてくるのか?」
タンジェリンはくすくすと笑いながら答える。
「そこら辺は人間と同じ位のはずよ。多分、あと8か月もすれば生まれてくるわ。お父さん?」
「私が、お父さん、などと言われる日が来るとはな」
想像も出来ない未来だ。
「もう少し授かるまで時間がかかるかな、と思ったけど、相性が良かったみたい…」
「毎日飽きもせず、獣のように貪りあっていたからな、痛っ」
思い切りつねられた。
「言い方!」
少し睨まれたあと、また上目遣いで見られる。
「生んでも…良いわよね?」
「もちろんだ。歓迎しよう。熱心な魔術師にしてやろうというものだ」
「闇の属性は許しませんからね?…精霊魔法も教えようかしら」
「我々の子供だ。最強の魔術適性があるに違いないぞ」
二人して猟師小屋のベッドで笑い合う。
これから生まれてくる子を笑顔で祝福する為に、研究を更に進めなければならないと、誓うのだった。
●オーランジュ&タンジェリンSS⑧(作者:むーむー)
私の名前はオーランジュ。キマイラの研究と育児の研究をこなす、多彩な魔術師だ。
タンジェリンが身ごもった後、呪いによる大きな影響も無く順調に時は流れ、子供が生まれた。
植物の名にちなむのがエルフ流だと言い張るので、名をマーコットとした。女の子だ。
乳飲み子を連れながら秘密の逢瀬、という訳にもいかず、タンジェリンには嫌がられたが、
タンジェリンもマーコットも両方合わせて実験動物という名目で魔術結社の施設の部屋を使って暮らしている。
運が良いのか悪いのか、タンジェリンはアークデーモンの呪いが掛かっている事で
体に動物のパーツが見えており、結社の誰もが私が呪いを掛けたものと思い込んでいた。
自ら呪いを掛けた長耳女を孕ませて、言うなりにコキ使っている鬼畜魔術師という事で、
結社の中での私の評判もうなぎのぼりだ。
むしろ実験動物と思われている事で、他の魔術師から余計なちょっかいを受けずに済んでいる。
タンジェリンの呪いは嘘のように大人しくなり、子を身ごもってから新しく生えてくるパーツはなかった。
しばらく穏やかな時が流れていたが、マーコットが2歳になった時、それは起こった。
マーコットが中々泣き止まないため、しょうがなく、寝かし付けの為に、
森の猟師小屋辺りまでおぶりながら歩いていた時だった。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!痛いぃぃぃぃ!!!」
ようやく言葉を覚え始めたマーコットがそう絶叫したのだ。
タンジェリンが血相を変えてマーコットを奪い取るように抱き抱える。
肩の辺りから、尖った角の様な物が皮膚を突き破って出てきており、血が流れているのが見えた。
久しく忘れていた、あの呪い。
それはタンジェリンの中で落ち着いていたのではなく、マーコットに移っていたのだ。
とっさに成長の呪文をパーツに唱え、痛みを和らげようとする。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁaああああああああああああああああ!!!」
「何してるの!?止めて!」
タンジェリンに突き飛ばされる。殺意すら浮かぶような顔で睨まれている。
「大人でも苦しむ痛みだぞ!このままでは収まらぬだろうが!」
荒ぶるタンジェリンを何とか抑え、呪文の威力を最小限にして再度発動する。
しばらくすると痛みが引いたのか、マーコットは泣きべその顔のまま、疲れて寝てしまった。
マーコットを抱きかかえたまま、2人で座り込んで呆然とする。
「さっきはごめんなさい…頭に血が上っていたわ…」
「いや…。私も動転していた。つい大人と同じだけの魔力を注いでしまった…」
沈黙が流れる。
「呪いは…」
「それ以上は言わないで…分かってる…分かっているから、今日はもう止めて」
親子3人で、ただ呆然と、森の中で座り込むのだった。
●オーランジュ&タンジェリンSS⑨(作者:むーむー)
私の名前はオーランジュ。今から話す事は呪いの移動の儀式に関する事だ。
タンジェリンに掛かっていた呪いが、マーコットに移った事を確信した我々は、
今後、どうしていくか考えていた。
以前のタンジェリンと同じ頻度で呪いのパーツが生み出されてくるのであれば、
幼い体には耐えられないだろう。
呪いの術式は複雑を極めており、解呪をする、という状況には無い。
呪いを消し去ることは出来ないが、カースなり、クエストなり、ギアスなり、
ひっくるめて呪いそのものを移し替える事なら、生贄を用いれば出来そうな一歩手前まで、
何とか術式は組み上がっていた。
後は呪い自体が欠片もマーコットに残らぬよう、呪いそのものを増幅したり移動させる事で、
生贄に呪いを移し替える術式さえ完成すれば、マーコットからは呪いは無くなるはずだ。
問題は、生贄の手配と、生贄に呪いを移し変える術式が未だ出来ていない事だった。
この呪いは動物のパーツの形をとって現れるため、呪いが掛かっている動物のパーツを
生贄に移植していかなくてはならない。
パーツを実験動物に移動し、その生贄が生きていれば呪いが移る事は分かった。
パーツをただ取り除くだけでは呪いは移動せず再びマーコットに出現する。
この事から、呪いの対象を消してはダメだ。
また、呪いの欠片が体に残っている限り、新しい呪いとなってまたパーツとして
現れる事が分かった。
この事から、欠片も残してはならないのだ。
パーツを同じ体の中で痛みも無く、物理的に移動させる術式を組み上げるのは造作も無かった。
が、別の体に移し替えようとすると膨大な作業時間がかかり、
少なくとも幼子が施術中に生きていられる見込みが無かった。
この間、半年を要した。
生贄を使用し、マーコットから呪いを移動させる方式を、意気揚々とタンジェリンに伝えたところ、
大喧嘩となった。
生贄を使う。これがダメだと言うのだ。
我が子を生かすためなら、生贄など何人だろうと用意すれば良いではないか…。
もしそうするなら、自分が生贄になる、とタンジェリンが言い出した。それでは意味がない…。
しかし、そうも言っていられなくなってきた。
日に日にマーコットの呪いの症状が活発化してきたのだ。あと、半年もつかどうか。
タンジェリンもマーコットも両方生かしつつ、呪いをマーコットから取り除く方法を模索した。
私は覚悟を決めた。
タンジェリンも覚悟を決めた。
2人の体を合成し、呪いのパーツを合成した体内で移動させ、そののち、2人を分離する。
タンジェリンは大人の体力があるので、マーコットよりはまだ耐えられる。
時間の猶予がこれで出来るはずだった。
●オーランジュ&タンジェリンSS⑩(作者:むーむー)
私の名前はオーランジュ。呪いの移動の儀式に関する続きを話そう。
マーコットが3歳になるまであとひと月という頃。我々は計画を実行に移した。
まずは、タンジェリンとマーコットの体を合成する。
ここまで研究していたキマイラの研究が役に立った。
肉体の合成や分離は得意分野となっていた。難なく合成に成功する。
マーコットの体に現れていた呪いのパーツをタンジェリンの体に移していく。
同じ体の中であればパーツは流れるように移動する術式を開発した。難なく終わる。
問題はここからだ。呪いの欠片をマーコットに残してはいけない。
呪いが具現化するよう呪いの成長を早める。おびただしい数の獣のパーツがマーコットから浮き出てくる。
取り急ぎ呪いの大きそうな物から手当たり次第タンジェリンに移す。これも思ったより順調に進む。
あともう少し移動すれば、終わりが見える。これは、上手くいくかもしれぬと、安堵した時だった。
タンジェリン側に移した呪いが許容量を超えたのか、もしくは増幅された呪いが相互に作用したのか、
突如としてタンジェリンの体から強烈な呪いの力が溢れ出て、研究施設を覆う程の力になったのだ。
器具で押さえつけていても暴れまわるタンジェリン。
暴れると同時に、体の各パーツが、体中を流れるように動き回る。
施術の早期終了の為の術式がむしろ弊害になってしまっていた。
折角移した体のパーツがマーコットに一部戻っていく。
これはマズい。
必死に抑えながら、マーコットに移動したパーツをタンジェリン側に押し返していく。
このままでは永久に終わらない。
実験は中断だ。
とりあえずマーコット側から危なさそうなパーツを押し返せたのを確認すると、
私は強制的にマーコットとタンジェリンを分離した。
マーコットは幼児から少女といった歳の体の大きさになった状態で、タンジェリンから分離された。
一部移動しきれなかった部位が、マーコットの体にいくつか残った。
後で呪いが残っているか確認せねばなるまい。
問題はタンジェリンだ。
もはや人間の形をとっていない。
体中の部位があらゆる場所に移動した肉塊となっている。
さらに呪いが増幅し、獣のパーツが全て巨大化していく。
押さえ付けていた実験器具が炸裂して外れる。
それと同時に肉塊から更に形を変え、一つの怪物のようになって、暴れ周り辺りを破壊していく。
見た目は醜悪なキマイラそのものとなっていた。
増幅した呪いの魔力は研究所全体にも影響を与えているようだ。
研究施設のありとあらゆる魔道具が次々と吹き飛んでいく。
実験に使用していた動物や怪物が巨大化し、拘束器具やケージを破壊して飛び出してくる。
薬物が爆裂し、生贄が悲鳴を上げ、詠唱中だった呪文はバーストしていく。
タンジェリンを元に戻そうにも暴走した呪いに手が付けられない。
このままではマーコットも私も死ぬ。まずは逃げなければならない。
そのまま騒然としている魔術結社から私はマーコットを連れて姿を消した。
●オーランジュ&タンジェリンSS⑪(作者:むーむー)
私の名前はオーランジュ。呪いの移動の儀式のその後について話そう。
研究施設から逃げ延び、カノン領内の村を転々と移動する日々が続いた。
その間に分かった事は、マーコットの体はタンジェリンの一部を含んでいるという事だった。
マーコットの体の3割近くはタンジェリンの体を受け継いでいた。
一時的に体が大きくなったのはその為と考えられる。
耳や腹の目などはタンジェリンそのものだ。
また角の様に見えるものは、おそらくはエントか何かの枝であろう。
呪いが残っているかを調べたが現時点では無害のようだ。
マーコットの呪いは無くなったと見て良いだろう。
後はタンジェリンをどう取り戻すかだ。
研究施設に戻って取り戻す事も検討したが諦めた。
あれはタンジェリンの体の一部を使ったキマイラと言って良かった。
研究施設に残してきてしまった事は申し訳なく思う。許されない事なのやもしれない。
タンジェリンを取り戻したら、謝る事としよう。
研究所に残されたタンジェリンは恐らく仲間によって倒されるだろう。
部位が残るとも思えない。心苦しいが、居ないものと思って考えなければならない。
体の部位を使って蘇生なり元の状態を取り戻すのであれば、マーコットの体に残っている
タンジェリンの体を使う方が良さそうだ。
何とかして、その方法を見つけ出していかねばなるまい。
しかし今はまだ時ではない。
分離合体に耐えられる体力がマーコットにつかなければなるまい。
マーコットがある程度成長するのを待つしかない。
待っていろよ、タンジェリン。お前を必ず取り戻してみせるから。
●パーティ女子会SS(作者:トゥ・ナP)
ブラスの村、ヴァリスと旧カノンの国境にほど近いこの村は、新たな領主を迎えたばかりだ。
新たに作られた領主の舘、それに並び立つ建物。
領主の大事な客人達の住居のその1つで今宵、少し動きがあるようだ。
―――こんこん
扉を叩く音が聴こえた。
誰だろう?ルーシアは扉越しに問うた。
「…どちら様でしょうか?」
ここは、先日まではルーシアの居室。今はハーフエルフの少女とシェアしている。
「あーしあーしぃー」
帰って来た声は知ったものだった。ダークエルフのアンスリュームだ。
ルーシアは扉を開けて招き入れる。浮かんだ疑問を投げかけた。
「どうしたのですか?もう日も落ちてますけど……」
「いーじゃん、いーじゃん♪ルーシアとマーコットが同室になったしさぁー、やるしかないっしょ!」
ずんずんと部屋に入り込むアンスリューム。来客に気づいたマーコットが挨拶をする。
「はーい、お土産ー。ライトネスの屋敷からぎってきちゃった♪」
出された酒瓶のラベルはルーシアですら知っている高級酒のものだ。
「これは……流石にこれは……」
狼狽するルーシアを尻目にアンスリュームは、
「大丈夫!トゥ・ナも言ってたけどさ、良心は傷んでるよ?だからさぁー、
明日にでもそこら辺の酒場の酒を入れて返しておくよー♪」
そういうことじゃないと思う、ルーシアは言葉を飲み込んだ。
「これについては見なかったことにします」
「おっけー♪」
部屋自体は狭い。もともと1人用の部屋だったところに、
もう1つベッドを運び入れているのだからさらに狭く感じる。
そんな室内、マーコットが腰掛けていたベッドに、アンスリュームは並んで座る。
「じゃあじゃあさぁー、やろっか♪ “女子会” ♪」
その言葉にマーコットの瞳が輝いた。
「その“女子会”とは! レディがくんずほぐれつキャッキャウフフする伝説のあれですね!?」
興奮が一定値を超えたマーコットが立ち上がり叫び出す。
「そそっ、チビッこも知ってるじゃーーん♪」
「はいっ!昔、父に教えて貰っーーーお腹が痛い!?」
どうやらこの女子会、4人いるようだ。
「今日は無礼講ぉー♪チビッこも呑んじゃいなよぉー」
どこからともなく取り出したグラスに酒を注ぐ。
「いえ、一際痛くなったので遠慮させて頂きます……」
母の監視は厳しいらしーーー。
「ほぉらグイッとぉー」
注いだ酒をマーコットに無理矢理呑ませる。
「( ゚д゚)クワッ」
マーコットの様子が変わる。
そして急転し、慈愛に満ちた瞳でお腹を撫でる。
「お母さん、今日…マーコットは大人の階段を登ります」
3人に戻りました。
どうやら酒の力で、お腹の母(目)を沈黙させたようだ。
ただし、マーコットの目も沈黙しそうな様相になっている。
「邪魔者は居なくなったぁー、じゃあ始めるよーー、カンパーーーーーイっ♪」
2つ並んだベッド、片方にはマーコットとアンスリュームが並んで座り、
対面のベッドにルーシアが座っている。
「なんで急に……」
渡されたグラスをチビチビしながらルーシアが問うた。
「さっきも言ったじゃーん、2人が同室になって、あーしだけ仲間はずれ?
っていうかぁー、チビッこが髪型がぁーとか言っちゃうから楽しくなっちゃったぁ♪」
「それは内密にとーーっ!」
慌てたマーコットが立ち上がる。しかし高さは変わらない。
「キャハハハーっいいじゃんいいじゃん♪乙女じゃーん?」
百合もよろしく、アンスリュームはマーコットのアゴをクイッと上げる。
顔は満面の小悪魔。
「気になる子出来ちゃったぁー?」
「そういうのではないですよぉ…」
頭の木の枝に触りながら答える。
「これを隠すのは止めました。わたしは両親に愛されていました。これはその証ですっ!」
人にはないその部位を、マーコットは受け入れていた。ない胸を張って宣言をする。
「けど……わたしは気にしなくても、一緒にいる方々は視線に晒されてしまいます……」
ぺたっとベッドにへたり込む。
「あーしは気にしないよー?っていうかー、あーしダークエルフだしぃー」
高く笑いながらアンスリュームが答えた。
「みんなもさぁー、気にしないよ?あーしのこと仲間にしてくれたもんっ。
そんなこと解ってるっしょ?」
まるで自分の事のように胸を張る。こちらはたわわである。
「はい……でも……」
消え入るような声のマーコットにかぶせるように、アンスリュームは一言を放った。
「なこと言ってぇー、実はぁ“トゥ・ナ”の前では可愛くいたいんでしょぉ?」
―――ガタッ―――
「あーれぇ?どーしたのぉー?」
マーコットは言われた言葉の意味が解らずに、頭上に特大の?を浮かべている。
中腰くらいだろうか、立ち上がりかけたのはルーシア。
コホンと1つ咳払いをして、腰をおちつける。
その時にはすでにアンスリュームはルーシアの隣に回り込んでいた。
「ねぇねぇ?どーしたの?なんで立ち上がったの?どんな気持ち?今どんな気持ちぃ?」
下卑た笑顔を浮かべたアンスリュームはルーシアの肩を抱きながら問い詰める。
空いた手ではルーシアのグラスに酒を注いでいた。
「わ、わたしは……トゥ・ナさんの最近の様子が、放って置けなくて……」
「そうだよねぇー、いつも目線は追いかけちゃってるもんねぇー♪」
間髪入れずにアンスリュームの追撃が入る。
「だから、あの…つい目で追ってしまうのは少し気になってしまっているからdーー
「キャーー♪気になっちゃってるじゃーーん♪」
「いや、そう意味ではなくtーー
「恋?それって恋っしょ?」」
ルーシアの反応全てに被せてくる。
ここでルーシアはようやくアンスリュームの今夜の標的が最初から自分だったのだと気が付いた。
「アンスリュームさんこそ!トゥ・ナさんとどうなんですか!?
いつも潜入作戦だと2人で行きますし、いつも2人で仲良くマーコットさんと遊んでますし、
いつも仲良、くて……」
勢いよくまくし立てて、そして黙ってしまう。
そんなルーシアを撫でながらアンスリュームは応えた。
「あーしとトゥ・ナはなにもないよー、あーしさぁ、兄弟とか居なかったからさ、
トゥ・ナと一緒にチビっ子で遊ぶの楽しーんだよねー」
ケラケラと笑う。
ふと、そんな表情が少し陰った。
「あーしはさ、ダークエルフだから、みんなあーしより早く死んじゃう。チビっ子も…」
絞り出すように、見たくない現実を話した。
「なーんて、こないだ真っ先に死んだのあーしなんだけどねー」
一転していつもの、いつも通りの表情に戻る。
「だから人間と恋なんて出来ないよ……出来ないんだよ」
誰かの耳に届いただろうか、そのか細い声はアンスリュームの心にだけ届いた。
「そーんなーことーよりー♪」
跳ね上がったアンスリュームはルーシアをベッドに押し倒す。
「今夜は寝かさないゼ…」
眉目秀麗なアンスリュームの一言はとある界隈ではご馳走だったであろう。
事実、朝まで攻められたルーシアは全てを話してしまったという。
「うにゅ、これがケーキバイキングぅ……」
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●本コンテンツについて
・本コンテンツは同好者の間で楽しむために作られた非公式リプレイです。
・2021年にオフラインセッションでプレイしたものをまとめたものとなります。
・動画制作とリプレイテキスト公開を同時進行しております。
・個人の趣味で行っておりますので、のんびり製作しております。気長にお待ちいただきながらお楽しみください。
・原作の設定とは無関係の設定が出て来たりしております。あくまでこちらのコンテンツは別次元のお話と思ってください。
・本コンテンツの制作にあたり、原作者様、出版社様とは一切関係がございません。
・TRPGを行うにあたり、皆が一様に分かる世界観、共通認識を生んでくださった原作者様と、
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【プレイヤー】
・トゥナ・P
・マーコットP
・ヤトリシノP
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【挿絵・イラスト】
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【キャラクター(エモーション・表情差分)】
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【リプレイ製作】
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【製作】
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