御遊戯結社

トップ  ⇒ むーどす島戦記リプレイ  ⇒ リプレイ第6話:シムブラス、のち、カノン自由軍との出会い:その2

←[ 1話前の話へ] [このページ] [次の話へ]→


リプレイ第6話:シムブラス、のち、カノン自由軍との出会い:その2

●目次

ブラス村、魔術師ギルド、誕生
神託による混乱
グロース、エルフの吟遊詩人の話を聞く
ヘリオス、巨人に破壊された町
アイリス、情報収集でレックと出会う
ジュノー、カノン自由軍との出会い、死の商人との接触

●ブラス村、魔術師ギルド、誕生

GM 魔術師ギルドはすでに出来上がっておりまして、もう活動を開始しています。
一同 エンラト、有能すぎるやろ。w
GM という訳で、エンラトさんはいそいそと働いております。
なお、ここにはエンラトの主たる研究物である喋る鏡が常設されております。w
トゥ・ナ テレポートの場所登録しといた方が良いんじゃね?
マーコット では早速登録させていただきますw
エンラト 毎度ありーw 1,000GPとなりますw
早速の収入でギルド運営としては大変助かります…。w
GM これで、ブラス村、リスモアの町のテレポートはいつでも可能になりました。
エンラト (揉み手をしながらライトネスに向かって)
いつもいつもご贔屓にして頂いております。
本日はどのようなご用件でしょうか!w
一同
トゥ・ナ (ルーシアに向かって)良いか?これが人間だぞ?w
(とか何とか言いつつ、自分もたまにこういう事するけどな!
ルーシア (固唾を呑みつつ)勉強になります…。w
マーコット (若干引きつつ尊敬の眼差しをもってエンラトさんを見ています)
何かお困りの事は有りませんか?w
エンラト 特に困っている事は有りません。
ただ、折角ここに拠点を置いたのですから、何かここの特色を出していきたいなと思っております!
インテリジェントデバイスの研究を鋭意続けて行くつもりなので、古代遺跡などで何かそういった物が有りましたら、ぜひぜひ買い取らせて頂きますので、今後ともご贔屓にして頂ければ!w
トゥ・ナ(プ) 実はダイセイドーのショートストーリーの話って、喋る鏡からヒントをもらっての話って事になっててさ…。w 何かまとまってきちゃったぞ?w
エンラト 喋る鏡ですが、ようやく話をするように戻りまして、お貸出しはさすがに出来ないのですが、ここで質問等はいつでもして頂ければと思いますので、なんなりとお申し付けください。w
マーコット(プ) インターネット端末を手に入れた!w
トゥ・ナ 古代カストゥール王国の情報が検索できるAIみたいなもんなんだよね?
GM そうですね。
ただ、ある程度キーワードは正確性を求められますので、曖昧な情報を聞こうとしても、404、File not found!とか言ってくるやもしれません。
訳すと、知らん!ですかね…。w
という訳で、またここにも強力な情報ソースが集結している感じです。
トゥ・ナ どんどんリスモアに帰る理由が無くなってくな…。w
マーコット 治安の問題さえ解決すれば何の問題も無いところに…。w
トゥ・ナ それも、強面の自警団が出来る訳でしょ?
GM 聖騎士隊、神官戦士隊、暗黒騎士隊が常駐する感じですしね。
そこから選出された自警団とか、悪い人から見たら悪夢ですね。
トゥ・ナ ここで悪事を働いたら、3回死ねるぞ?w
GM ライトネスの鉄拳制裁も有りますので、4回死ねますね…。w
マーコット では早速なんですが、鏡さんに、マジックリアライザーについて聞きたいです。
一同 お。それは良さそう。
喋る鏡 先天的に魔法を非詠唱、無制限で実行可能という極めて特殊な能力に恵まれた優良個体を指す。
但し、魔法を実現至らしめる精神力の消耗が極めて激しく、魔力ソースとの直結性を欠く場合、精神力の枯渇により死に至らしむ場合がある。
GM (魔法が言葉無しに何の制約も無く発動可能な凄く恵まれた体質。
但し精神力使用量が半端ないので、古代カストゥール王国では普通だった魔法の塔からの魔力供給が無いとあっという間に死んじゃうよ:意訳)



GM補足:
 古代カストゥール王国では魔法の塔という魔力を供給する塔から魔力が無尽蔵に出ており、古代カストゥール王国人は
 体に埋め込まれた水晶でその魔力を受け取り、魔法を自由に使っていました。
 この水晶が無いと魔法が使えないまでに最終的には退化してしまい、魔法の塔の暴走によって、魔力供給が絶たれた後は、
 蛮族とバカにしていた種族に殺し尽くされて、滅んでしまいます。

ルーシア (自分は呪われた血を持つ者だと思っていたので内容を驚いて聞いている)
GM 古代の価値観から言ったら、勝ち組な訳です。まさに魔法の申し子ですからね。
トゥ・ナ 時代による価値観の相違だよね。
マーコット エンベデッドマジックデバイスはどうでしょう?
喋る鏡 一般的な王国人に施される、魔力ソースとの直結性を維持する水晶を埋め込む儀式に使用される、呪文名称のことを指す。
同一個体に対して2つ以上の埋め込みを実施することは不可能。
一般的でない使用方法に関しての事例もあるが、それは王国人の使役する奴隷階級への施術であることが多い。

GM補足:
 古代カストゥール人の額に水晶を埋め込むための呪文。
 この水晶で魔力の塔からの魔力を受け取るのが普通。奴隷に対しても時折使われる事もあった様です。
 (その場合は制約を設けるなどの使い方だった様です)

マーコット ルーシアさんに聞くとどうなるんでしょう??
ルーシア 私の知識では、肉体にマジックデバイスを埋め込むための呪文です。
またマジックアイテムにマジックデバイスを埋め込む為に使用する事も可能です。
そのマジックアイテムはインテリジェントデバイスである事が条件です。
喋る鏡 その情報を補足訂正する。
口述にて条件として表現されたインテリジェントデバイスは、2種類、規定される。
一つは知性を模した物。我もそのうちの一つである。この系統のインテリジェントデバイスに該当呪文を付与する事は不可能である。
一方のインテリジェントデバイスは、人格、感情を有した物。本質的には生命活動を模した物である。該当呪文は対象の生命活動に根差した部分に干渉する呪文であるため、この種類のインテリジェントデバイスにしか付与する事は出来ない。
マーコット なるほどなるほど。
トゥ・ナ ルーシアにそのエンベデッドなんちゃらが掛かっちゃってるのは、ある意味セーフティな訳だよね?
GM そうですね。古代人から見たら、愚の骨頂ですね。
マーコット 今凄く気になってるのは、ルーシアさんにそうやってリミッターがかけられて魔法が使えない状態にされているのに、どうやって、マーベラスは魔法を作り出すためにルーシアさんを利用する事が出来たんだろうって、そう思ったんです。
そういう方法が有るのか?何か有るのかな?と。
喋る鏡 (AIが判断するには固有名詞等が多く、非常に曖昧な質問だったので長考中)
魔術行使制約状態の個人が、マジックリアライザーであると仮定。
その状態の個人から、呪文を行使させる方法論について推測。
当該方法を推測するに、魔術行使制約状態の影響範囲外から、呪文効果を搾取する呪文を実行することにより、その個人の行使しようとした呪文を代理実行することは理論上可能。

GM補足:
 フォビットマジックの範囲外から呪文を盗む呪文を別の人物が使えば出来るんちゃうの?:意訳

マーコット なるほど、なんとなく納得しました。
今後とも鏡さんとはいっぱい話したいですね…。w
正直なところ、エンラトさん、ルーシアさん、鏡、私がいれば、ここの魔術師ギルド、凄い知識量になっちゃうんじゃないかと思ってるんですよ…。w
GM そうですよね。
鏡で古代の英知に触れて、それを研究するエンラトが居て、うっかりするとダークマジシャンに呪文を供給する能力・魔法知識の有るルーシアが居て、それらの集大成の呪文書を集めようとしちゃってるマーコットがいるという…。
このギルドは、発展する未来しか見えない。w
ヤトリシノ (色んなものが揃って)ロードス一ヤバい街になるかも?w
マーコット ライデンの商業には敵わないくらいで、後揃っちゃいますかね?
トゥ・ナ 特産品が無いからなぁ。
ヤトリシノ 特産品なら有るんじゃない?(歓楽街などの事を指して)
トゥ・ナ そりゃ、どっちかってーと、サービス…かな?w
マーコット でも、山も有って、川も有って、海も有って、未開の土地も有って、ってなったら何かしか作れちゃいそうですね…。
GM 今後の課題、でしょうかね。w

ひとまず魔術師ギルドでの用事を済ませたので、今日のところはライトネス宅に戻って一休みすることにしたパーティ。
さて、翌日はどんなことが待ち受けるのやら?

●神託による混乱

GM さて、翌日になりました。
ライトネス じゃぁ、今日はみんなを聖騎士やら神官戦士に引き合わせる事にするので、付いて来てくれ
GM という訳で、まずは聖騎士たちの所に来ました。
ライトネス (かくかくしかじか)
で、このメンバーは私の仲間なので、良く顔を覚えておいてくれ。
村の中に入るのも顔パスで頼むぞ?
聖騎士たち (フードの怪しい人物が2名もいるのにその発言を聞きつつ不承不承)
…畏まりました。
GM 次は神官戦士の所です。
ライトネス (かくかくしかじか)
で、このメンバーは私の仲間なので、良く顔を覚えておいてくれ。
村の中に入るのも顔パスで頼むぞ?
神官戦士たち (恭しく)
この方々が聖女様のお仲間なのですね。畏まりました。
GM という訳で、聖騎士と神官戦士で、ライトネスへの忠誠度が断然に違うのが分かります。
聖騎士は、聖とは付いていますが、単なるヴァリスの貴族の子弟からなる騎士達ですので、特段、信仰心が篤い、という事も無いです。ライトネスの事を、騎士として位が同じはずなのに、神の声が聞こえるだかで、持てはやされている奇行の噂の絶えない女騎士、くらいの認識の者も中にはいます。
神官戦士の方はというと、神官であり、戦士でも有りますので、中には神にお伺いを立て、神の声を聞く事が出来る者もいます。そんな彼らからしたら日常的に神の声を聞いていると言う噂のライトネスはそれこそ預言者そのものに見えています。
神官戦士たち わたくしたちもライトネス様の警護として一緒にご同行させて頂いても…。
ライトネス(プ) 丁重に断らないといけないな…。
ライトネス うん。断る。
一同 丁重、とは?!w
ライトネス(プ) 殴ってないぞ?w
一同 基準、そこかよ!w

さて、そんな話をしておりますと…ライトネスが突然空の上を見上げます。

ライトネス お…? (その後、慣れた様子でうんうん、頷いている)
GM 皆さんMSチェックしてください。
一同 成功。
GM そうすると、数回前のセッションで、ライトネスと酒場で30分ほど話し込んでいた、見覚えのある神官戦士もまた、感動に満ち満ちた顔で天を仰いでいます。
GM 名をローランドと言います。
ライトネス (特に変わった様子も無く、普段通りの感じ。何か言おうと言う気もない)
ローランド (しばらくライトネスを見ていたが、その後、突然大きな声で叫び出す)
神託が下った!!!!!
ライトネス (ぎょ、っとした顔でローランドを見ている)
GM 補足しますね。
ライトネスと、ローランドの認識の違いというか、態度の違いは、その頻度によるものが大きいです。
ライトネスにとって、神託(というよりは神の啓示)は、日常茶飯事です。多いときは日に10回くらいは聞きます。
トゥ・ナ(プ) マブダチやんけ。(´・ω・`)
マーコット(プ) 5G端末ですかね。
GM アンテナ強度マックスレベルですね。w
通常の神官や、信者にとっては神の声が直接降りてくるなんて事は、滅多に有る訳でなく、まさしく身に余る光栄です。
恐らくですが、ローランドはライトネスの近くにいた為に、一緒に神の声を聞く事になったものと思われます。今、ローランドは至福と興奮の中にいます。

GM補足:
 神託とは、神様から何かを託される事を言います。
 基本的には神託は声の形をとって降りてくるか、占いなどを通じて推し量るか、イメージとして脳内に浮かび上がってくるかなどします。
 日々神様の声を聞こうと努力して時折聞こえるか、といった様なもので、神官や熱心な信者からしたら、大事件です。
 高位の神官になると(具体的にはレベル11くらい)神様に対して聞きたいことをお伺いを立てる呪文が使えるようになり、
 神の助言や神託を聞く事が出来るようになります。ただ、必ず答えが返ってくる訳ではありません。
 ライトネスは、ファリスの信者ではありますが、神官ではありませんので、お伺いを立てて意見を聞くことは出来ません。
 彼女の場合は「天啓」というのが近いかもしれず、神様から一方的に言われる状態なのです。
 ただ通常と異なるのはその頻度。ライトネスは神の声を日常的に聞いてしまう。受信感度が段違いなのです。

GM ライトネスも聞こえていましたが、ローランドが高らかに神託を宣言します。
ローランド 神託!
巨悪の誕生の芽を摘むため、巨人の子供を保護せよ!目的地はジュノー!

GM補足:
 ライトネスが神託を聞いていたなら、本来、神託はライトネスが宣言するものです。
 ところが、ライトネスが普段と何も変わらない感じで何もしようとしないので、ローランドさんは
 自分に来たものだと喜び勇んで宣言してしまった訳です。
 実はこれがプレイヤーを悩ませる原因の一つとなります。

ライトネス (首を傾げながら小声で)…そう言ってたか????
一同 (ライトネスがどうせポンコツ記憶力だと思っているので苦笑しスルーする)
神官戦士たち (全員がいきり立って)よし!行くぞ、いざジュノーへ!!!
アンスリューム ね、ねぇ…止めないとヤバくない?ジュノーってカノンだよ…?
トゥ・ナ こんな奴らが侵入したら侵略戦争になるだろう…。
ライトネス え? 皆で今から行くのか?
トゥ・ナ いやいやいや…wお前は頼まれた張本人なんだろうから行くしかないだろ…。w
ライトネス (やや拗ね気味に)
折角ブラス村で色々やろうと思ってたのに、もう行かなくちゃなのか?
準備しろって言ったり、行けって言ったり、どっちなんだよ(´・ω・`)
そもそも、巨人の子供って何だ(あ、小さき巨人って事か?)

ライトネスは神官戦士の熱狂度にやや飲まれてしまっていて、ここで戸惑ったまま、正しい情報を伝え損ねています。
ライトネスの記憶力をアテにしてないパーティは、特にライトネスに神託の内容を問うことをせず、
この後どうするか考え始めてしまいます。
ライトネスの口振りでは、何かの準備をする事なども含まれてる模様でした。
また「巨人の子供」にも首を傾げています。
実はここでライトネスの言動をもうちょっと聞いていたら、この後、だいぶ違う流れになっていました。
とはいえライトネスの普段の行動によるものなのでどうしようもない事かと思います。

GM後日談:
 GMは普段のライトネスがああだし、まぁこうなるよね、後で軌道修正すればいっか…、と思って、スルーしたのですが、
 これが後々尾を引く事になります。
 このローランド版の神託はかなり不完全な内容なのに、一部固有名詞には正確な情報が混じっている状態です。
 いわゆるミスディレクションの情報です。
 このまま丸ごと信用してしまうと上手くいかないようになっているのでした。
 色んな組織のたくさんの伏線が、この情報に入り混じってると言う、ちょっと意地悪なシナリオ構成になっているので、
 GMとしてはこの時点ではシナリオ通り、混乱させたまま進むつもりでいます。

GM 神官戦士たちは、当然みなでジュノーに進軍するものと思い込んでいますので、異様な興奮に包まれているところですが、どうしましょう?w
トゥ・ナ いや、お前らはここで待ってろ。俺らで様子見てくるわ。
ヤトリシノ 先行偵察は必要だからね?
神官戦士たち (ものすごい形相)
ルーシア (神官にとって神託の意味が良く分かっているので慌ててフォロー)
あ、えっとですね…? 皆さんよく聞いてください。
神託は聖女ライトネスに下されたのですよね?
カノンの地はまず聖女と私達で責任を持って見て来ますので、皆さんはこの村で聖女ライトネスの活動の拠点の構築を急いでもらえないでしょうか?
何かあったらすぐに戻ってきますし、皆さんを頼りにしているのですよ?
…ね?
ライトネス (実はライトネスが聞いていた神託の正しい内容に、たまたま重なるところがちょっと有ったので、そのまま、うんうん頷いている)
という訳で、この村での(神官戦士の)拠点構築などを急いでくれ。
後、村の警護も頼む。
神官戦士たち (物凄く物足りなさそうだけどライトネスが言うのでしぶしぶ承諾)

このままここで話すと混乱が増すので、一旦ライトネス邸に戻って作戦を考える事にするパーティ。

ライトネス (首を傾げながら)
トロールって言ってた気がするんだけどなぁ…。(ぽつり)
ジュノーって言ってたかな…。それだけじゃ無かった様な…。
でもきっとそう言ったんだろうなぁ…。
(時間が少し経って記憶力に自信が無くなってきた)
マーコット そこ、大事です…。w
もっかい聞く事って出来ないんですか?w
ライトネス …向こうから勝手に凄い勢いでどんどん言われちゃうんだよ…。(´・ω・`)
こっちから話しかけたところで聞いてるか分からないし…。
トゥ・ナ(プ) 一方的にラインで長文送ってきてこっちからのは既読スルーみたいな奴だな?

結局、ライトネスが神託をきちんと覚えてないだろうとの思いから、ライトネスの話は概ねスルーし、
パーティはとりあえずジュノーを目指す方向で、旅立つのでした。

GM後日談:
 ここでもうちょっとGMが親切に神託を再現してれば、と、リプレイ書いてる時に思いました(汗)
 本来の神託は何であったかは、次回シナリオにも関わるので今回は明かせませんが、次回以降で明かすこととします。

●グロース、エルフの吟遊詩人の話を聞く



GM さて、ではジュノー方面まで向かうということなので、街道をそちらの方に進んでいます。
地図を見て、グロースと書いてある街まで来ました。
時間帯は夜になっていますので、食事にありつくため、酒場兼宿屋のお店に行き、そこで食事をしています。そうするとこの地方では珍しいエルフの吟遊詩人が酒場で歌を披露し始めました。
マーコット 初めて見ました。(*´ω`*)
吟遊詩人 (テーブルを回りながら)一曲、いかがですか?
一同 じゃぁ何か一曲。(ルーシアがお金を払いました)
GM そうすると、リュートを奏でつつ、聞かせるような悲しい恋愛歌を一曲歌ってくれます。
そして歌が終わって皆さんに礼をした後、ちょっと小声で、こんなことを聞いてきます。
吟遊詩人 皆さん、エルフの巫女姫、という噂、聞いたこと有りませんか?
トゥ・ナ ちっと何言ってるか、分かんねーな。
ヤトリシノ うん。知らないね。
マーコット(プ) キャラは…知らない。
一同
マーコット(プ プレイヤーは何かピンと来る物が有りますが…w
おっと鳥肌が…w 寒いのかな…w
マーコット 存じませんねぇ。
吟遊詩人 そうですか…。
(ちょっと思案してから)
ではちょっと質問を変えて…。年の頃は80歳くらい(人間でいうと13~14歳位)、髪は緑色、身長は165cm位、シャーマン風のエルフ女性を最近見かけませんでしたか?
マーコット(プ) このGM、どこまでプレイヤーの設定を拾うんですか…。w
GM (世界観を壊さない程度に、可能な限り、全てです…w)
一同 (マーコットを見ながら)本当に知らないの?w
マーコット(プ) あ、これはほんとに知らないです…。w
GMと雑談してる時の戯言だったので、まさか拾われるとは思っておらず…。w
どう繋がるんだ…。w
吟遊詩人 わたくし、ベイオースと申します。
もし先ほどの特徴のエルフを見かけたら、教えていただければ嬉しいです。
私はしばらくこのグロースの村に逗留している予定ですので、宜しくお願いいたします。
マーコット それ以外の情報って、何か有りますかね?
アンスリューム (ベイオース分のお酒を頼みつつ)まぁ、ちょっと座んなよ。
ベイオース 私は、先ほどお伝えしたエルフを探している者なのです。
彼女とは同郷の生まれでして、カノン領の奥、パストールから北にある森に住まうエルフでした。
マーコット(プ) ふ、ふぅん。w
一同
マーコット(プ) このGM、ほんと、全部拾いますね…。w
GM 巫女姫がどういう存在なのかは教えてはくれないのですがこんな情報が聞けます。
・先程の特徴のエルフが3か月位前にエルフの森を出て行ったっきり行方不明。
・エルフの巫女姫が何をしてるかはちょっと教えられないが代々受け継がれていくようなそういう存在。・15年くらい前に代替わりした比較的新しい当代の人。
・ベイオースは同郷のよしみでエルフの里から頼まれて巫女姫を探している。
マーコット(プ) は、はぁん…?w
ヤトリシノ(プ) きゅ、休憩いるか?w プレイヤーがダメージを受けているぞ?w
トゥ・ナ その巫女さんってのは、3か月前にいなくなったそうだけど、その前からちょくちょくいなくなったりしてたの?
ベイオース 長い期間出ることは無かったそうですが、何しろお転婆な性格だとの事で、役目をほおって、ちょくちょく数日間いなくなるような事は有ったそうなんです。
いつもは一週間経たず戻って来たのですが、今回は全然戻ってこないらしくて。
里では仕事が捗らず困ってるらしいのです。
(口を滑らす感じで)
巫女とは言っても、私達エルフは神など信じませんので。
マーコット(プ) ドルイドみたいなものでしょうからね。
マーコット 他に探すとした時の特徴とか無いですか?
ベイオース 特徴的なのは緑色の髪、でしょうかね。
これはそうそういません。後は普通のエルフです。
マーコット 名前とかは…?
ベイオース (ちょっと困った顔をして)
名前は明かせないと言うことになっていまして…。
あくまで見た目だけの話です。
マーコット もし、お見掛けするような事が有れば、どうすれば良いですか?
ベイオース しばらくはこの町に逗留しておりますので、お手数ですが来て頂くか、お手紙などを頂くか…。そうして頂けると大変助かります。
マーコット ベイオースさんはどちらからグロースに来られたんですか?私たちはこの後ジュノーの方まで足を運ぼうと思っていまして、何かあったら聞きたいのですが。
ベイオース 今回は、パストールの森の方から来ました。人探しを頼まれていたので、やや危険でしたが、ジュノーの町には入りましたよ。
リボーは入れませんでした。カノン国内の町は治安の問題で、入れたり入れなかったりしましたね。カノンでは街道沿いは危険だったのでちょっと避けて、カノンを出てからは街道沿いにこちらの町まで来ましたよ。
マーコット ジュノーには緑の髪の人は居なかったんですね?
ベイオース ええ。そうですね。大体3週間くらい前に行ったと思います。
危険を冒して町の中に入ったは良いものの、大した情報も得られず、すぐに撤退しました。
その後、通ってきたリボーは、マーモの軍の撤収兵が多くて、さすがに入るのは危険すぎたので諦めました。
本当はアイリス辺りで話を聞ければ良かったのですが、殺気立っている感じであまり多くを得ることも出来ず…。吟遊詩人として逗留するのは中々無理があるなと思いまして、この辺り(グロース)まで来て聞いて回っている次第です。
ヤトリシノ ジュノーの町の様子ってどうでした?
ベイオース いやぁ。特にジュノーは、私としてはいわゆるマーモ支配下のカノンの街、でした。あまり長居できる状況じゃなかったので、速やかにいなくなっただけです。
何か有ったか、と言って思い出すのは、ヘリオスですね。巨人族の何体かが町を襲ったらしくてかなりの場所が壊れていました。
一同 おやぁん?
ベイオース ヘリオスでは簡単な情報収集だけして、ほとんど寄らずにここまで来たんです。
トゥ・ナ トロールとかってさっきライトネス言ってたよね?
ヤトリシノ そうだね。
トゥ・ナ 目的地と違うんだけど、とりあえず寄るだけ寄ってみるか。

という訳で、ベイオースと別れ、ヘリオスを目指して旅します。

●ヘリオス、巨人に破壊された町



GM (馬車で)2日ほど経ちまして、ヘリオスに着きます。
見るからに町が破壊されております。街を守る防壁は壊され、中にあった建物も、だいぶやられちゃっております。
ビジュアルイメージは進撃の巨人で破壊されている街でしょうか?
宿も機能してない状況です。
トゥ・ナ ちょっと住人の心を抉るような事になるやもしれんけど、どっちから行って、どっち行ったくらいは聞こうか。
GM
来た方はアイリスの方から来て、アイリスの方に戻って行ったそうです。
子供を返せ、というような事を叫びながら建物をしらみ潰しに調べて行ったようです。
結局見つからなかったようで、アイリス方面に戻って行ったそうです。
ヘリオスからしたら、とんだとばっちり、といったところでしょうか。
一同 ふむふむ。
トゥ・ナ 結局、アイリス方面には行かなくちゃだな。
馬車が使えるのもそこまでだろうから預けないといけないし。
GM 補給物資を買うことすらままならないですね。
一同 じゃぁ、アイリス向かおう。

という訳で、速やかにアイリスに向かいました。

●アイリス、情報収集でレックと出会う

GM また2日ほどかけてアイリスまで来ました。
遠巻きに見て町の壁が壊れてるような事も無く、何事も無いかのように見えます。
街の中に入って、簡単に巨人周りの情報収集をしますと。
・ジャイアント数体が来たことは確か。
・ヘリオス同様、子供を返せ、というようなことを言って城壁を壊そうとしていたが、アイリスの壁は頑丈に作ってあり、巨人で壊すことは出来なかった。
(かろうじて壊れなかっただけで、投石による被害はいくつか有った模様)
・巨人が訪れたのは2週間ほど前。
・北の方角(ナザール山脈の方角)から現れた。去って行ったのはヘリオスの方角。その後は現れていない。
・恐らく、巨人の襲撃が一番初めに遭ったのはアイリスじゃないだろうかとのこと。
・今現在巨人の目撃報告は特に無い。



さて、そんなことを酒場で情報収集しておりますと、戦士風の気のいいおにーちゃんみたいな風体の男が、
皆さんに話しかけてきます。

戦士風の男 そんな話聞いて回って、どうするんだい?
トゥ・ナ まぁどうするも、なんか解決出来るんなら、しようかなってさ。
戦士風の男 ほうほう。あ、そうそう俺の名前、レックって言うんだ。宜しくね。
GM ちなみに、レックさんはみんなが聞いて回った情報と同じ情報を大抵知っていて、同じような回答をしてくれます。
ヘリオスの事も知ってます。
マーコット 何でへリオスの情報まで知ってるんだろう…?
GM (良いですね。そこ大事なポイントです。カノン周辺の事なら知ってる人なんです)
レック あんたら、発音からして、カノン方面の人じゃないよね?ヴァリス?
トゥ・ナ (ヤトリシノを指して)カノンです!
ヤトリシノ (目を逸らしてます)
GM ヤトリシノさんさ? 魅力値いくつだっけ?
ヤトリシノ(プ) 11だけど?
GM はいはい。(さいころころころ)
ヤトリシノ(プ) 何をしてるんだ?w クリティカルの出し方なら教えるよ?w
GM いや戦闘じゃないです。w
ヤトリシノ(プ) そろそろ、クリティカル教とか立ち上げようかな…。w
GM クリティカル狂だったりして…w
レック (ヤトリシノを見ながら)どっかで、会ったこと、無い?
ヤトリシノ 無いと思う。(即答)
レック その天パの赤い髪、物凄く見覚え有るんだよね…。
ヤトリシノ (目を逸らしながら)
気のせいじゃないかなぁ。どこで見たことあると思ってるんだい?
レック カノンの人だよね?
ヤトリシノ 出身はね?
レック リボーから北の方じゃない?w
ヤトリシノ う…うん。(嫌そうな返事)

ここでGMからヤトリシノさん宛てに情報が開示されます。

ヤトリシノ(プ) 今北三行!
GM (ほんとに3行程度の情報です…w)
マーコット(プ) 端的に言って、敵なの?w 味方なの?w
ヤトリシノ(プ) そういう感じで行くと、お知合いかもしれないね…。w
レック ちなみにさ、自分と同じミドルネームだったなって思ってて、親近感有ったんだけどなぁ。自分、ミドルネーム、アレクサンデル。で、レックって呼ばれてる。
ヤトリシノ (苦笑い)

GM補足:
 レックさん、恐らくは「ほにゃらら・アレクサンデル・うにゃらら」が名前なのでしょう。
 あだ名でレックなんだと思います。
 で、レックさんはヤトリシノのことを自分と同じミドルネームを持つ誰かと思っている。
 「かくかく・アレクサンデル・しかじか」さんだと思ってる、という事ですね。
 親近感を持っていた友人の誰かと勘違い?してるのかもしれません。

ヤトリシノ(プ) えっと、どうしよっかな…。w
ヤトリシノ …私は、ヤトリシノだよ。
レック ふーん。ま、いいんだけどさ。同郷のよしみで、何かあったら力になっからさ。
自分はアイリスにいるから。(何かを確信したような目)
ヤトリシノ(プ) 心の準備が出来てないでぶっこまれると…w
マーコット(プ) プレイヤーのMP削られます…w 第1回目からずっとそうですよwいやぁ。
全部出きったと思ってたんだけどなぁw
一同
マーコット ちなみに私たちに何か言う事は無いですか?w
ヤトリシノ も、もうちょっと待って…。w
ヤトリシノ(プ) プレイヤーとして、ぶっこまれ慣れてないんで(困惑中)

という訳で、アイリスでの行動はこれで終わります。
パーティは馬車をここに預けて、マーモ管轄カノン領、ジュノーを目指すようです

GM後日談:
 うわちゃー。どないしょ。これ。
 シナリオの準備資料から逸脱したわ、という状況で、やっちまった感が満載のGM。
 後々で出てきますが、このレックさんはカノン自由軍という秘密のレジスタンス組織の一員で、カノン領内での探索行為について、
 最大限の協力をしてくれるはずの人物でした。
 GMがうっすら考えていたのは、ここでヤトリシノとの繋がりを出していこうとしていたのですが、その部分がGMの思惑通りに行かず。
 レックとしては、同郷のかつての知り合い?である事が分かれば、カノン自由軍の存在を仄めかすことが可能だったのですが、
 違うと言われている以上、その先の情報を与えるのは危険が伴う状態です。
 レックから、カノン自由軍の話が出てきて、先に進んでいく予定としていたため、ここで一旦手詰まりに。
 実は導入時の神託の足りてない情報の答え合わせもレックとの会話で見えるように帳尻合わせしようと思っていたので、
 アテが大きく外れてしまいました。
 ここから先はマーモ支配領域のカノンなので、プレイヤーがシティアドベンチャーをするにはカノン自由軍の手引きがいる前提で
 シナリオが作られてしまっています。
 ミスディレクションする(推理小説などで使われる、わざと違う情報を与えて後で種明かしされた時に意外性を持たせる手法)つもりが、
 単なるミスリード(間違った方向に導くこと)に変わった瞬間でした。
 GM、痛恨のミス2連発により、ストーリーがじわじわと狂っていきます…。w
 ここから先、とある屋敷の探索に至るまで、1回目のフルアドリブプレイとなるのでした…。w

●ジュノー、カノン自由軍との出会い、死の商人との接触

GM (さて…どう進めるべかな…)

とりあえず、リボーの町はマーモの撤収兵で一杯で危険との情報を信じて迂回します。
そしてジュノーの近くまで来ました。すぐに町に入れる訳では有りません。



ジュノーの壁はアイリス並みには厚みがありますので、もし巨人族が来ていたとしても、壊されることは無いという位には厚そうです。
また、ここはすでにマーモに支配されている領域のため、普通の旅人が素通りで入れるような場所ではありません。
この町に入ったというベイオースは、恐らく何らかの手法で、こっそり入ったかしたのでしょう。

トゥ・ナ 巨人に襲われている様子が無いのなら、まぁ良いんだけど…。
でも入れないとどうしようもないんだよな。
マーコット 入らない間に巨人が来てしまうかもしれませんね。
トゥ・ナ きた混乱に乗じて入っちまうか。
ヤトリシノ そういうこと?w
マーコット その発想は無かったです…。w
アンスリューム もしくは、あーしだけ先に行って偵察してくるか。
トゥ・ナ キンカンと一緒に行ってもらって、ピンチの時は知らせてもらうとか。

方針を考えるパーティ。
巨人の子がいるんだろう、と思いつつ話を進めていますが、ほんとにここにいるかすらも分かっていません。
さらに言えば巨人が来たのかもまだ分かっていない。
そして来るのかすらも確証が無い、という状況です。
また、アイリスなどで聞いた話を元にジュノーで情報収集をしようにも、ここはだいぶ離れたマーモ占領下のカノンの街。
アイリス方面の旅人との交流など頻繁にあるとも思えません。
情報ソースや接点となる存在がほとんどない状況下での情報収集は困難を極めます。
ある意味スパイ活動と言えましょう。

トゥ・ナ(プ) ジュノーに来ちゃったは良いものの、何の確証も無いんだよな。
マーコット(プ) 勝手に受信した情報ですからね。
トゥ・ナ(プ) それも2人受信したうちの片方は地名すら把握してない。
マーコット(プ) それも受信感度の高いはずの方が、ポンコツですからね…。
トゥ・ナ(プ) たぶんアンテナ感度でいえばライトネスは5Gで神官戦士はLTEとかさ。
でも表示文字数はライトネスのは制限付きみたいなもんだろうな…。
GM ポケベル並みかもしれませんね。

GM補足:
 これ、ライトネスの信頼度があまりにも低いなと感じました。
 今回はしょうがないにしても、神託によるヒントが全く機能しなくなる恐れがあるなと。
 未来的には、対策をしないといけない…。
 そのため次回神託時から、あるアクションを取ることがGMの中で決定したのでした。

しばらく悩み続けるパーティですが妙案は無く。
アンスリュームとトゥ・ナとフクロウのセットで街中に侵入する方向性で情報収集することとしたのでした。
ダークエルフのアンスリュームがいるおかげで、ジュノーに入ること自体は問題有りませんでした。
情報収集と言えば酒場ということで一旦酒場に行きます。

酒場の主人 いらっしゃい。何飲む?
トゥ・ナ (お酒を飲まない設定なのでいかにも自然なポーズを取りつつ)
…ミルクで。
アンスリューム (お酒は飲めるけども、同じポーズを取りながら)
…あーしもミルクで。
酒場の主人 (変なものを見る目で)あいよ。
トゥ・ナ 最近変わったこと無かったかい?
酒場の主人 酒場に来たのにミルクを頼む奴がいるくらいかな?
マーコット(プ) www
トゥ・ナ じゃぁ。このフクロウに、ロックで!
酒場の主人 変わったことねぇ…。別に特に何もねーなぁ。平穏そのものさ。
トゥ・ナ なんか面白いもんが運び込まれたとか、そういう話って無いの?
酒場の主人 運び込まれたってもなぁ。荷物なんて言い出したらきりねーよ。なんかアテのある話かい?
トゥ・ナ 何か、レアな動物ひっ捕らえたとかさ?
酒場の主人 あああ。人買いの話かい?
トゥ・ナ いや、人じゃないんだよなぁ。人だったらほら、そんな珍しい話じゃないだろ?
酒場の主人 まぁ、そうさなぁ。最近だと、人買いどもが、サキュバスの姫だの、エルフの姫だのを探しまくってるとかってのは聞いたけども。
トゥ・ナ ふーん。人買いって、よく酒場に居たりするのかい?
酒場の主人 そこら中に居るよ。
トゥ・ナ(プ) サキュバスの姫は居場所なら知ってるけど。
一同
GM (なるほど。そう思うよね)
トゥ・ナ エルフの姫って聞かねぇなぁ。ちょっとそれ教えてよ。
酒場の主人 2杯目は何飲む?w
トゥ・ナ うぇw えっとー、ミルクを、ロックで!
マーコット(プ) うっすい牛乳に…。w
それを見た周りの客は、「そういや俺は最近かーちゃんに会ってねぇな! げはははは」とか言ってそうですね。
酒場の主人 カノン側の人間をひっ捕えては高く買ってくれる組織があるようだよ。
魔法使いだったり、死の商人と呼ばれてるようだね。
処女の生贄を求める事が多い様で更に魔力が高い者が高く買われるらしいよ。
マーコット(プ) 何でみんなこっち見てるんですか!
酒場の主人 なもんで、サキュバスやら、エルフやらって話が聞こえてきてるね。
とはいえ、サキュバスに処女ってのもね。
トゥ・ナ 存在意義に反してるよな。
酒場の主人 サキュバスの位の高い王族やら女王やらってのはそういうのが居るって話だけど、眉唾だよな。
トゥ・ナ エルフの姫は?
酒場の主人 何だったっけな。噂が出回ったんだよな。
緑の髪をした珍しいエルフの小娘がいて、パストゥールの森辺りでちょくちょく見かけられるらしくって、そいつがすごいお宝級の価値なんだってさ。
死の商人が高値で買ってくれるって、人買いどもがなんか話してたよ。
トゥ・ナ 捕まったって訳じゃないんだな?
酒場の主人 聞かないねぇ。なんでも城が立つくらい金貰えるって息巻いてたぜ。
どこにも城なんざ建っちゃいねぇな。
トゥ・ナ 他においしい話転がってない?
酒場の主人 …(思い出し中)。卵がどうのこうのって何かあったなぁ。
マーコット(プ) トロールとかジャイアントって卵でしたっけ?
GM 哺乳類っすね。
トゥ・ナ このフクロウの卵じゃダメか!?w
酒場の主人 いやぁ、なんか、ドラゴンだとか、ヒュドラだとか、お目にかかったこともない話だった気がしたけどな。こういう話が聞きたかったんじゃないか?
トゥ・ナ どちらかというと魔物だったんだが、まぁ。他には聞いてないか。
酒場の主人 他は、知らねぇなぁ…。
トゥ・ナ(プ) これ…いねーんじゃね?
マーコット(プ) 意図的に隠してるんでなければ…。
酒場の主人 なんだ。あんたも人買いになるのかい?
トゥ・ナ 人買いは今んとこ目指してないっちゃないんだけども…。
酒場の主人 人買いの長がいるようでな。名前はポゥって言うらしいよ。
トゥ・ナ(プ) ポゥ?
GM あなたの知り合いは、プゥ、ね。w
トゥ・ナ ふーん。なんか興味湧いたわ。会ってみようかな。
酒場の主人 そのポゥなんだがよ。誰も顔知らねーんだわ。フェイスレスって二つ名があるらしいぞ。
トゥ・ナ まぁ、探してみるわ。

GM補足
 実はここで、しれっと設定の一部が出ています。
 情報量が多いので、後々混乱する事になってしまっていますが、人買いと、死の商人と、魔法使いは、それぞれ別の組織である、
 と言われている訳です。
 人買いは長がポゥという人らしく、主に死の商人や魔法使いに人を売っている。
 魔法使いや死の商人は人買いから人などを買っている。という事です。

ちなみに、この間、アンスリュームは暇だったのか、ぷらぷら、他のテーブルを回って何やらしていた様子です。
人間の男と、何やら和気あいあいとテーブルで話し込んでいます。
そしてトゥ・ナを手招きでテーブルに呼びます。

トゥ・ナ(プ) ほいほい付いていきます。
アンスリューム 来た来た。
ああ、そうそう、あーしとこの男の人、しれっと仲間なんだよ。
(数回ウィンクをトゥ・ナにする)
GM アンスリュームは魅了の呪文を使って、仲間と思わせています。

GM補足:チャーム(シャーマン、レベル3魔法)
 目標を魅了する。
 命令を与えることはできないが、提案を行うことはできる。
 また敵意を奪い戦闘を中止させられる。効果時間は1時間。

アンスリューム(プ) MP8引いときますねw
アンスリューム でさ、この場所マーモだから、おっきな声では言えないんだけど、あーしたちマーモの敵って訳。ねー(*´ω`*)。
人間男 ねー(*´ω`*)。
トゥ・ナ どこの、どいつだ(小声)
アンスリューム カノン自由軍だってば。やだなぁ、もう。w
一同 あぁ…そんな人たち、いましたね…。w
トゥ・ナ(プ) そういえばそんな時代背景だったな…。w

カノン自由軍は、占領されたカノンをマーモから奪還するため、レジスタンス活動をしている人たちです。
本来であれば、ダークエルフにしか見えないアンスリュームなど、敵中の敵ですが、アンスリュームの
強烈なチャームに勝てなかったらしく、あっさり魅了されてしまっています。

マーコット(プ) 地味に重要な組織ですよね。
GM どうやらマーモ人に成りすました密偵のようです。
トゥ・ナ(プ) この密偵、敵地であっさりチャーム掛けられてんじゃねーよ…。w
アンスリューム(プ) まぁ、あーしの手にかかれば、イチコロだからね…。w
アンスリューム あ、それでね。このロン毛も仲間だったよね?w
人間男 そうだね(*´ω`*)
GM アンスリュームのチャームが強烈に掛かっていますので、そのアンスリュームの言う内容を素直に受け入れています。
アンスリューム 何聞こっか?w
トゥ・ナ あ、新入りなんで、よろしくっす。
実はカノン自由軍、いまいち良く分かってないっす。教えてください。兄貴。
人間男 まぁ、しょうがないよな。隠れて活動しないといけない組織だし。大っぴらに言って回れないからどうしても認知度低くなるしね。カノン解放のため、マーモに抵抗してる、これはさすがに分かるよな?
アンスリューム (大きく頷く)
人間男 カノン領内だとマーモの目がきついので、本拠地はカノンの外にあるんだ。拠点はグロースとか、アイリスとかそういった所にある。
カノン領内に潜伏して、圧政に苦しめられているカノンの民の状況を確認したり、場合によっては復讐のため個別にゲリラ活動して襲ったりそういう事をしているんだ。
トゥ・ナ 最近、カノン自由軍で、巨人捕まえたとか、戦ったとか有るっすか?
人間男 それは、無いな。聞いたところによると死の商人の奴らがレアな生き物を買い漁ってるって話だな。カノン国民(人間)じゃないからあんまりチェックしてなかったけども。
トゥ・ナ(プ) ということは、死の商人が巨人かっさらった可能性が有るな。
トゥ・ナ その死の商人って奴らは、何なんすかね?
人間男 うーん。たまに聞く話だと、人買いの奴らから大量に奴隷とか、妖魔とかを買い漁ってたりするらしいね。で、それを死の商人に売りつけて、死の商人は別の客に引き渡すとかしてるらしい。
人買いは人とか生き物の取引をするらしいけど、死の商人は何でも扱うそうな。武器とか、怪しい薬とかね。
良く分からんのだけど、首領がパァとかペェとか、そんな名前らしい。人買いの首領ってのも、ポゥだかピィだかみたいな名前らしくて、何か良く分かんないんだよな。
トゥ・ナ(プ) 林家ぺーかよ!
トゥ・ナ レアな生き物集めてるってんならさ…。
角の生えたエルフを売るってどうかな?w
マーコット はっくしょん!はっくしょん!
人間男 角の生えたエルフ???w
まぁ、レアなのかもしれないけどね…。どうだろうね。
それで思い出したけど、何かエルフの森の秘蔵っ子みたいなのを人買いが探し回ってるってさ。
トゥ・ナ(プ) ということは、まだそっちも捕まってないんだな。
人間男 (しばらく考えて)
それとは関係無いのかもしれないけど。トロールだかジャイアントだかが町を襲ってるってのは聞いたわ。
最近だとヘリオスの町がジャイアントに襲われたって、アイリスの本部の奴に聞いたわ。
ヤトリシノ(プ) 今、本部がアイリスにある、とかしれっと言ったよね?w
で、レックさんはアイリスにいる…と…。w
マーコット(プ) そう言えば、この人の名前、何なんでしょう…。w
GM シカードさんです。
ヤトリシノ こっちから話を伝えることは出来ないんだっけ?
マーコット キンカンは、ホウ、としか言えません…。
トゥ・ナ 死の商人とかに接触するにはどうしたら良いっすかね。
シカード そうだなぁ。(密偵としては)接触することも無いからなぁ。
門番とかに金を握らせて聞いたりする方が早いかもしれないね。
アンスリューム(プ) んなことしなくても、あーしがちょいちょいって魔法かけて、聞けるよ。w(魅了する気満々)
マーコット(プ) 有能…w
トゥ・ナ(プ) アンスリュームがどんどんビッチに見えてくる。
アンスリューム(プ) いたしてませんので…。w

アンスリュームのショートストーリーが作成されていますが、そこでもアンスリュームは一人で
情報収集、探索、陽動、救出者への援護、脱出補助、敵船の無力化、遠距離伝達…などなど、
一人でなんでもこなせる、最強のレスキュー能力を見せています。
という訳で、一旦酒場を後にし、門番にこっそり魅了の呪文をかけて、死の商人との連絡をどう取ったら良いか聞いてみることにします。
どうやら、ジュノーの旧魔術師ギルドに盗賊風のつなぎ役がいて、その盗賊に要件を伝えると死の商人たちに話がつながるらしく、
数日後に取引出来るそうです。
再度、トゥ・ナ、アンスリューム、キンカン(フクロウ)で旧魔術師ギルドの建物に向かいます。
魔術師ギルドの建物を調べるにあたっても、アンスリュームが聞いて回って場所を特定しました。
寂れた建物の中に入ると、そこには、トゥ・ナの盗賊団の一人、名前はいまいち覚えてませんが、顔は見覚えのある盗賊が
何故かつなぎ役としているのでした。

トゥ・ナ(プ) 後ろに回り込みます。
GM ど、どうぞ?w
トゥ・ナ 振り向くな。貴様らのボスと繋いでもらおう。
盗賊のつなぎ なんかこの声どっかで聞いたことあるぞ?
トゥ・ナ (再度、異様に高い声色・早口で)貴様らのボスと繋いでもらおう!
アンスリューム(プ) ヤバい予感しか無いんでインビジビリティ(姿隠しの呪文)をトゥ・ナに掛けます。
トゥ・ナ(プ) 回り込んだ努力を無駄にするなw
アンスリューム(プ) 振り向かれたら一瞬でバレるっての。w
盗賊のつなぎ まぁいい。何か獲物が見つかったのか?
トゥ・ナ 角の生えたエルフなんてどうだ?
マーコット はっくしょん!はっくしょん!
一同
盗賊のつなぎ そんな、オーダー、あったか???(疑いの目)
まぁ、一応確認するが、いつなら面通し出来る?
トゥ・ナ 明日にでも。
盗賊のつなぎ (予定を確認する仕草)明日なら、都合が良い。それでいいぞ。

GM補足:
 GMは裏で判定をしています。このつなぎ役だったら、どうするか、の判定です。
 結論から言うと、こんな怪しい人物をボスに引き合わす事はしません。
 では、どうなるのでしょうか?

その後、しれっと旧魔術師ギルドを後にし、町の外のパーティと合流します。

トゥ・ナ という訳で、マーコットを縄でふんじばって、捕まえときます。
マーコット 何をするんです?!何をするんです?!
トゥ・ナ 如何にもとっ捕まえた風に作り上げときます。
GM 酷い人たちだなぁ…。w
マーコット (棒読み風に)えーん、えーん。(と泣いてるフリ)
ライトネス (呆れて物が言えない様子)

ここで作戦会議を開きます。
死の商人が巨人の子供を攫ったものとある意味断定して、死の商人をふん縛ってでも、匿われている在りかを聞き出す、
というだいぶ賭け要素の強い作戦に出ることになりました。
そして翌日になります。
縛られたマーコットを見て、ライトネスとルーシアはすごく不服そうな顔をしています。
とりあえず、門番にチャームをかけて、今度はパーティ全員で、アンスリュームの仲間の人買い、という体で、
ジュノーの中に入ることに成功しました。
旧魔術師ギルドまで赴きます。
昨日のつなぎ役の盗賊はおらず、魔術師風の男が出てきました。
パーティは、魔術師風の男が来たことには一瞬驚きますが、そのまま話を続けます。
昨日、死の商人のつなぎ役には、ボスを出せ、と繋いだつもりでしたが、果たしてこの人は誰なのでしょうか?

魔術師風の男 昨日連絡を受けて念の為に希少価値の確認に来たぞ。どれの事を言ってるんだ?
トゥ・ナ (マーコットを差し出し)こいつだ。
マーコット きゃぁ、きゃぁ。(棒読み)
魔術師風の男 …ハーフエルフじゃねーか。
トゥ・ナ いや、角生えてるだろ?
マーコット えっち!
魔術師風の男 (角を持ってぐりぐり動かしてみる)
マーコット 痛い!痛い!
魔術師風の男 こういうのは、要らないわ。
トゥ・ナ なん…だと?
魔術師風の男 こういうこと、言ってんじゃないんだわな。これじゃないんだわ。
マーコット(プ) これじゃないロボ扱い!急に泣く演技が迫真になります…。w
トゥ・ナ そうすると何かい?トロールとかジャイアントの子供みたいなのが欲しいってことかい?
魔術師風の男 (「トロールの子供」みたいなと聞いて若干思案した後)…分かってんじゃん。
トゥ・ナ こないだ捕まえたんだろ?後、何匹要るんだ?
魔術師風の男 (少し思案し目的を考えた後)…まぁ、いればいるだけいいな。

GM補足:
 捕まった「トロール」がいたのは確かなようです。

トゥ・ナ 捕まえた奴らはどこにいるんだ?
魔術師風の男 (即座に)そんなこと知ってどうする。
トゥ・ナ いや、捕まえたらそこに連れてった方が楽だろ?でかいし。
あと、あれだよ。この角娘もそれなりにレアだと思うから、もうちっと交渉したいんだよな。
マーコット そのうちたわわになりますよ!(*´ω`*)希少ですよ!
GM 何で自分で売り込んでんねん…。w
トゥ・ナ こういう良く分からない戯言も言えるんだ。
魔術師風の男 そんなこと言われてもなぁ…やっぱり一回戻って上の者と相談しないことには…。(早く帰りたそうな状態)

GM補足:
 ボスと繋いで貰ったはずですが、どうやら上の者がいるので、ボスでは無かったようです。
 残念ながら、パーティはそのことに気付いていないようです。

アンスリューム(プ) (魔術師なので、テレポートで逃げられる可能性を考えて)ヤバそうなんでチャームします。
アンスリューム ねぇ…。そんなこと、言わないで?…教えてよーん(*´ω`*)
トゥ・ナ(プ) こいつ、今日はマジでチャームしまくりだな。w
GM (さいころころころ、魔術師相手に成功するんかい…)
魔術師風の男 しょうがないなぁ(*´ω`*) 今日だけだよ?w
トゥ・ナ(プ) 絶対、キャバにドハマりした中年男性やんけ!
将来、ブラス村の歓楽街の上客になるかもしれないな…。w
GM ………。
(パーティが特に彼に対して質問もしてこないのを確認した上で。予定から大分ズレたけど、この情報のぶっこみ、今からいきますか)
魔術師風の男 ここから北西の方角に行くとな? 
旧カノン貴族で、辺境伯だったバルバロッサ家っていう大きな屋敷が有るんだよ。
ヤトリシノ(プ) (苦笑)
魔術師風の男 そこが拠点。(*´ω`*)



GM補足:
 捕まえられた「トロール」が、どこに連れて行かれたかという観点で、その拠点を答えています。
 ただ、この人物は少なくとも死の商人のボス、では有りません。
 この拠点は何の拠点なのでしょうか…w

一同 おおおお。
トゥ・ナ(プ) ああ、なんかそこ行ったことあるよね?
GM それは、ディルクセン邸。子爵ですね。
ヤトリシノ アイリスで、レックさんを訪ねて、そこに行くって感じですかね(汗)
GM (今からそっち行く事にしちゃう?それならそれでシナリオの正規ルートかな?)
トゥ・ナ レックさん、訪ねる必要、あるの?w
ヤトリシノ え?なんで?
トゥ・ナ (バルバロッサ家)知っとるんやろ?(*´ω`*)
一同
ヤトリシノ(プ) まさかトゥ・ナから突っ込まれるとは思ってなかったよ;;
プレイヤーは知ってるけどね…w
ヤトリシノ その場所は、うん…。知って…うん。………案内する。;;
GM (まぁ、そうなるよねぇ…w 直接かぁ。おっけおっけw)

色々な葛藤があるようですが、とりあえずヤトリシノが案内をしてくれる事になりました。
この葛藤は、一体何だったのでしょうか?w 後で明らかになります…。w
なお、この地方はアンスリュームの警備していた領域から大分離れている為、アンスリュームはこの土地の事は良く知りません。
現時点では確かにヤトリシノに案内してもらうしか行けません。
というよりは、その屋敷ならヤトリシノは案内出来てしまうのです。

GM (ヤトリシノに資料を渡す)
ヤトリシノ(プ) あれー???w 何かこんな事、前にも有ったな…。w

GM補足
 第4話、喋る鏡を取り戻せ!の時のことを言っています。

こうして、パーティは、死の商人の拠点と思い込んだまま、バルバロッサ家を目指すことになるのでした。

GM後日談:
 だいぶ、流れが変わってしまいましたが、とりあえずメインストーリーである、バルバロッサの屋敷に行く道筋が整いました。
 途中で用意されていた、伏線やら、組織との絡みやらは全てすっ飛ばして、いきなり目的地に到達する流れです。
 とはいえ、後で軌道修正が大変だな、と思いながら、GMは冷や汗を流しながらプレイを進めています。
 まだこの段階では明かせませんが、正しい神託内容や元々の予定とは違う情報を元にここに到達していますので、
 パーティにはいろいろ誤解がある状況が続いています。
 色んな組織が出てきてはいたかと思いますが、それぞれの思惑があってのことですので、それぞれ目的が異なる事をした結果、
 妖魔狩りや、卵探しや、エルフの巫女姫探しや、その他もろもろが動いています。
 現時点では、今から向かう拠点は、どこの誰の拠点か実は知らないまま向かっている、という状況です。

(次回に続く)


←[ 1話前の話へ] [このページ] [次の話へ]→


●本コンテンツについて

・本コンテンツは同好者の間で楽しむために作られた非公式リプレイです。
・2021年にオフラインセッションでプレイしたものをまとめたものとなります。
・動画制作とリプレイテキスト公開を同時進行しております。
・個人の趣味で行っておりますので、のんびり製作しております。気長にお待ちいただきながらお楽しみください。

・原作の設定とは無関係の設定が出て来たりしております。あくまでこちらのコンテンツは別次元のお話と思ってください。
・本コンテンツの制作にあたり、原作者様、出版社様とは一切関係がございません。
・TRPGを行うにあたり、皆が一様に分かる世界観、共通認識を生んでくださった原作者様と、楽しいゲームシステムを販売してくださった関係者の方々に、深く感謝申し上げます。

●本コンテンツの著作権等について

・本コンテンツのリプレイ・ショートストーリーの著作権はむーむー/むーどす島戦記TRPG会にあります。
・本コンテンツのキャラクターイラスト、一部のモンスターイラスト、サイトイメージイラスト等の著作権は、むーむー/マーコットPさん/アールグレイさんにあります。
・その他、原作、世界観、製作用素材については以下の権利者のものとなります。

●使用素材について

・本コンテンツは以下の製作者、原作者、製作素材等の著作物を使用して製作されています。

【プレイヤー】

・トゥナ・P
・マーコットP
・ヤトリシノP
・むーむー(GM)

【挿絵・イラスト】

・アールグレイ
・マーコットP
・むーむー

【キャラクター(エモーション・表情差分)】

・マーコットP
・むーむー

【使用ルール・世界観】

・ロードス島戦記
 (C)KADOKAWA CORPORATION
 (C)水野良・グループSNE
・ロードス島戦記コンパニオン①~③
 原案:安田均、水野良、著者:高山浩とグループSNE
 出版社:角川書店

【ウィンドウ枠デザイン素材】

・ウィンドウ&UIパーツ素材セット3
 (Krachware:クラハウェア)

【マップアイコン素材】

・Fantasyマップアイコン素材集
 (智之ソフト:tomono soft)

【Web製作ツール】

・ホームページデザイナー22
 (ジャストシステム)

【シナリオ・脚本】
【リプレイ製作】

・むーむー

【ショートストーリー・小説製作】

・トゥナ・P
・マーコットP
・ヤトリシノP
・むーむー
 (むーどす島戦記TRPG会)

【スペシャルサンクス】

・Kei

【製作】

・むーむー/むーどす島戦記TRPG会

←[ 1話前の話へ] [このページ] [次の話へ]→