維天有漢 監亦有光 跂彼織女 終日七襄
雖則七襄 不成報章 皖彼牽牛 不以服箱
(大意)周王朝の政治に苦しむ東方の人々の嘆きで、天の川に織女がいても
現実には織物ができるでもなく、牽牛の牛に車を牽かせるわけにもいかないと
歌ったものであるとされております。
この詩は「織女」「牽牛」の文字がセットであらわれた最古のものです。
この中の「漢」は「中国の河の漢水」ひいては「天の川」を指します。
また文中で「七襄」という言葉が使われておりますが、
何のことであるか現在でも良く分らないそうです。
○七襄とは
「星は日中に卯から酉までの七星次を経過すること意味する。」
この説では昼間の七時の内に織物が出来上がらないと云っているわけですね。
でも織物は1日で織れるものではないので、当然といえば当然ですね。
また、「織物の作業手順と関係する言葉である。」此の説は、
終日機織りをしても7手順?はできないと云うわけですね。
この七襄の「7」は7月7日から来ているとするのでしょうか!?
なお此の詩自体が七夕とは全く関係ないと云う説が最も有力であるようです。
参考:「西王母と七夕伝承」「年中行事を科学する」「孔子の見た星空」他