2000年1月1日(土)〜1月7日(金)
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日時 2000/1/1
銘柄 trhiva83
スロヴェニア/赤
購入店 いただきもの
コメント 縁にオレンジがかった、濃いガーネット。ジョンブ中程度。
香りは腐葉土、湿った土やチョコレートっぽい樽香もあるが、かなり変質を予感させる強めの醤油、ヨード香が主体。
アタックはやや強めの酸と果実。その後口中にウマミというかエグミ系の味わいが広がり、タンニンはしっかり。苦みを伴ったエグミのような不快なフィニッシュ。【50】
総評/
雑感
イタリアからの輸入ということなのだが、ものはスロヴェニア産。ちなみにラヴェルは結局どう読むかわからなかった。とてもオシャレな木箱に入っているのだけど、ボトルやラベルはまさに手作りの地酒。いただきものでもあり、正体不明の怪しさもあり、飲むのがもったいなくて結局寝室で3年過ごしてしまった代物。したがって、上記のコメントはワインそのものの実力ではなくて、明らかに熱による劣化だと思われる。ひょっとしたら生きてるかとも思い、年初の運試しに開けてみたが、結果は大はずれ!これは苦難の2000年の前触れか…(苦笑)
日時 99/1/2
銘柄 ガロ・ファミリーリザーブ・カベルネソービニヨンBIN#3
米>カリフォリニア>?/赤
購入店 やまや
価格 正価は3400円くらいのはず。
コメント 色は中心に黒みがかった濃いガーネット。
香りは開いていて華やか。カシス、ブルーベリーのジャム。甘草、シナモン、バニラ。豊かな果 実香と甘い樽香がよくマッチしている。
味わいはやや甘みを伴った豊かな果実をアタックに感じ、酸はしっかりしているが丸く、タンニンも角が取れていて、ボリューム感が豊か。アフターにはやや酸を伴った果 実味を感じ、余韻は中程度。総じて、新世界のワインらしく、グラマラスでやわらか、健康的なワインで好印象。
【82】
総評
/雑感
この日はカミサンの実家にあいさつ回り。持参したのが上記のワイン。これを選んだのには理由があって、1.カミサンの実家まで持っていく間に振動を受けるであろうからあまりデリケートなワインはNG。2.普段はあまりワインを飲まないあちらのお宅ではそれほど大きなグラスがあるわけでもないので、香りよりは、味わいがやわらかで飲みやすいのがよいだろう。ということで、上記のワインに決めたというわけ。 E&Jガロは世界最大のワイナリー。アメリカに行くとスーパーなどでよく見かけるるので、「安物」のイメージがつきまとうが、それなりの値段のものにはいいものが多いとの評価だ。このワイン、実は秋のやまやのセールの景品でもらったものだが、やまや用のスペシャルキュベとかで、店頭でも3500円くらいで売られている。かなりレベルが高いと感じたので今度店頭で見つけたら買ってこようかとさえ思った。
日時 2000/1/3
銘柄 Ch.グランピュイラコスト83
仏>ボルドー> メドック5級>ポイヤック村/赤
購入店 エノテカ広尾店
価格 7500円位
コメント 縁にオレンジがかった、濃いガーネット。ジョンブはしっかりめ。香りは熟成感があって複雑。ドライフルーツ、枯れ草、腐葉土、キノコなど。
味わいは、まろやかな甘みをともなった果実のアタック、ボリュームは中程度で、酸は丸くおだやか、タンニンはとけこんでいて、角がとれた印象。アフターにはウマミをともなった果実味を感じ、余韻は長め。かなり熟成が進んだ、まろやかでやさしいワイン。【86点】
総評/
雑感
一年半近く前にエノテカのセールで蔵出しのものを2本購入、一本は早々に飲んだが、残りの一本は飲む機会を逸したまま久しくセラーに置き去りにしていたもの。来客がなければ開けないクラスのワインだが、せっかくの三賀日だからということで開けてみた。結果は上々、以前飲んだときはやや生醤油香が目立っていたけれど、今回はそれもあまり目立たず、きれいな熟成状態だった。あと、ちょっと意外だったのは、残った分を翌日飲んでみたら、香りはさすがに衰えていたけれど、味わいのほうはほとんどへたっていなかったこと。多少古いものでも結構保存がきくこともあるんだと妙に感心してしまった。とりあえず正月三賀日はこれで二勝一敗ということろかな。
日時 2000/1/5
銘柄 Ch.ブラネールデュクリュ97 (demi)
仏>ボルドー> メドック4級>サンジュリアン村/赤
購入店 やまや池袋東店
価格 1980円
コメント 縁にピンクがかった、やや濃いガーネット。香りはバニラ、カカオなどの特徴的なロースト香をトップノーズに感じる。回すと青っぽいハーブやカシス、ブルーベリーの果実、ミネラルなどの香り。
味わいはアタックから豊かな果実味を感じ、続いてしっかりした丸い酸。ボリューム感は中程度。タンニンはきめ細かくすでにおだやかで、アフターには若い果実と酸を強めに感じる。全般にやさしくおだやかで、すでに飲むことができるが、やや果実の青さも目立つ。【75点】
総評/
雑感
年末やまやのセールでタルボーやクレールミロンのハーフとともに何本かずつ買ったもの。 97年は早くから飲めると聞いていたが、たしかにそんな感じ。ただ、現時点では果 実の若さというか青っぽさは否めず、ツボミという感じ。あと半年から一年くらい寝かせるとちょうど良い頃合いとなるかもしれない。
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日時 2000/1/7
銘柄 ボーヌ87( ミシェル・ゴヌー
仏>ブルゴーニュ>ボーヌ村/赤
購入店 土浦鈴木屋
価格 3480円
コメント ややニゴリが見られる、濃いめのガーネット。ジョンブはゆっくりめ。香りは強めで、なめし革、ジビエの香りが強烈。
味わいはなめらかなアタックでまず旨みをともなった果実を感じ、酸は丸くしっかりしている。ボリュームは中程度でタンニンはキメ細かいがやや収斂性がある。フィニッシュまで果実の旨みが強く感じられ、余韻はやや長め。【74点】
総評/
雑感
これも年末に土浦鈴木屋で買ったもの。年代が多少古いので本来ならもう少し寝かして状態を落ち着かせたほうがよいのかもしれないが、とりあえず正月気分のうちに、と思い開けてみた。コルクは表面がカビでびっしり、抜いたらワインがしみこんで非常に重くなっていた。村名ということもあり、また値段的に3000円台ということもあって、あまり期待しないで開けたが、まあ価格相応というところ。品位のあるタイプではないがそれなりに熟成感を楽しめる。
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