99年12月29日(水)〜
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日時 99/12/29
銘柄 コルトン・ブレッサンド89
シャルトロン&トラピシェ
仏>ブルゴーニュ>アロスコルトン村特級/赤
購入店 小田島ワイン倶楽部6000円位
価格
コメント 色はやや淡めのオレンジガーネット。ジョンブは中程度。
香りは華やかで熟成を感じる。ラズベリー、タバコの葉、燻香。
小梅、ジビエ、なめし革などのニュアンスもあるが、いぶした香りがとても特徴的。
味わいはアタックから強めの酸を感じ、ボリュームは中程度、タンニンはキメ細かく、酸にマスキングされている。後半にかけて果実味がひろがるが、余韻には強めの酸。全般にしっかりした酸味が主体。【74点】
総評/
雑感
シャルトロンは白ワインに定評のあるドメーヌだが、ネゴシアン業もやっている。今回はお手並み拝見ということで、コルトンを購入。
残念ながら色合いからしてグランクリュとは思えない薄さ。香りも野太い燻香が強く、味わいは酸味に支配され、個性は感じられるがあまり好きなタイプではなかった。
日時 99/12/31
銘柄 エシュゾー94 (DRC)
仏>ブルゴーニュ>ヴォーヌロマネ(フランジェ・エシュゾー村)特級/赤
購入店 信濃屋にて試飲
価格 グラス2000円
コメント ややオレンジがかった、濃いガーネット。香りは凝縮感があるが閉じ気味。プラム、梅、燻香、ミネラル、回すとジビエ、なめし革など。
味わいはアタックから強めの酸と多量の強烈なタンニン。果実味は豊かだが、いかんせんタンニンと酸の強さにマスキングされている印象。骨格はとてもしっかりしているが、飲み頃はまだかなり先と思われる。【?点】
総評
/雑感
夕刻からY2K対応で出社だったが、その前に(といっても昼前だけど)信濃屋でDRCをかけつけ一杯とはミレニアムにふさわしい贅沢さ。
94ということで、それほど長熟タイプでないだろうと思ったのだが、そんな思いもつかの間、ピノノワールとしては今まで味わったことがないようなすさまじいタンニンに圧倒されてしまった。時間がたてばもっとまろやかになるのだろうけれど、現時点ではキビしさばかりが印象に残る。DRCって若いときはこんなにとっつきにくいワインなの?ということで今回は点数は保留。ますますワインがわからなくなってくる年末…
日時 99/12/31
銘柄 ドンペリニョン85
仏>シャンパーニュ/泡
購入店 部長持参
価格 -
コメント 金色がかった、輝きのある濃い黄緑色。気泡はすでに少なくなっているが、キメは細かい。
香りは複雑な熟成香。熟した洋梨、栗。回すとヘーゼルナッツ、バタースコッチ、ジビエやじゃこうっぽい香りなど。
味わいはアタックにさわやかな気泡が広がったあと、果実の甘みが口中を満たす。酸はすっかり角がとれて丸く、ボリューム感は大きく、芳醇でとてもコクがある。アフターには少しの苦みと甘い果実が広がり、余韻はとても長い。【90点】
総評
/雑感
ミレニアムということで、部長がドンペリのしかも85年ものを職場に持参。普段あまりスパークリングワインを飲まないこともあって、こんなに古いシャンパーニュは初めての経験。ということで期待の一本だったが、予想にたがわず素晴らしい味わいでした。すでに泡の勢いは衰えてスパークリングワインらしさはあまりなくなっていたけれど、代わりに熟成した上質の白ワインのような素晴らしい芳香と味わいが楽しめて。職場で90年代最後を飾るにふさわしいものを飲めて幸せ。ごちそうさまでした!

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