| 2002年7月 |
| 日時 | 2002/7/18 |
| 銘柄 | ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニヤーノ ・ラ・コスタ・リゼルバ2000 (ピエトラフィッタ) |
| 産地 | イタリア>トスカーナDOCG |
| 購入店 | エノテカトスカーナ |
| コメント | エノテカトスカーナのKIYOMIさんより送っていただいたボトル。色は黄金色がかった濃いめのイエロー。香りはパイナップルや黄桃、カリン、黄色い花、ミネラル、バニラ。味わいはまず思いのほか厚みがある果実味に驚かされる。酸は丸いがしっかりとあって、後半にナッティなフレーバーが苦味を伴って広がる。ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニヤーノって、よく言えば爽やか系、悪く言うとシャバシャバした味わいのものが多い印象があったが、この銘柄はずっしりしたストラクチャーがあって、実に豊かな味わい。おかげでクリームソースのパスタにもよく合いました。【87】 |
| 日時 | 2002/7/16 |
| 銘柄 | コート・ロティ98 (ロベール・ジャスマン) |
| 産地 | 仏>コート・デュ・ローヌ |
| 購入店 | ウメムラ |
| 価格 | 2980円 |
| コメント | 月、火、水と早めの夏休みを取得。といっても遠出するわけでもなく、子供の送迎やら車検やらセミナーやらと雑事をこなしているうちに時間だけが過ぎていってしまう。休みとなるとなぜこうも一日経つのが早いのだろうか。そんな慌しい中、開けたワインは2月に一度飲んだのと同じ銘柄。 濃いガーネットで、エッジはピンクの色調。香りはブルーベリーやカシスなどの果実、スパイス、ドライハーブ。含み香にやや腐葉土というか厩臭が感じられるが、不快というほどではない。味わいは伸びやかな酸がグイグイと引っ張る感じで、タンニンは豊かな果実味の裏に隠れている印象。以前飲んだボトルほど腐葉土っぽいフレーバーは目立たず、総じて豊かで純朴な味わいに仕上がっているし、この価格ならコストパフォーマンスも良好と言えるだろう。 【86】 |
| 日時 | 2002/7/8 |
| 銘柄 | モンテクッコ・リゼルバ98 (テヌータ・ディ・モンテクッコ) |
| 産地 | イタリア>トスカーナDOC |
| 購入店 | いただきもの(エノテカ・トスカーナ) |
| コメント | エノテカ・トスカーナのKIYOMIさんより送っていただいたボトル第二弾。前回、「課題は夏場の輸送」と書いたら、6月になってわざわざEMS郵便で送っていただいた。ただ、残念(?)なことに、このボトルたちが到着したのは、梅雨時の異例に気が下がっていた時期(到着日の最高気温は18度)だったので、おそらく日本国内での熱の影響はほとんどないに等しいと思うけれども。モンテクッコはモンタルチーノに隣接していつ98年認定の新しいDOC。ビアンコ、ロッソに加えて単一品種のサンジョベーゼとヴェルメンティーノの4種類の呼称が認められている。リゼルバは2年間の熟成。 色は濃いガーネットでエッジは紫。香りはカシスやブラックベリー、黒オリーブ、丁子に加えて、オークの心地よいロースト香。口に含むと力強さはそれほど感じないものの、みずみずしい果実味と明朗な酸、それにしっかりしたタンニンがあり、たっぷりした豊かな味わいを見せる。フィニッシュはやや木質的なフレーバーと収斂性を感じるけれども、もう少し寝かせればタンニンがこなれて柔らかい味わいになりそうな予感もある。見慣れないDOCだが、このボトルに関しては、状態もよく、なかなか現代的なサンジョベーゼだという印象を受けた。 なお、写真のラベルが破れているのはたまたま梱包時のミスとのことで、今後配送時にはこのようなことがないように 気をつけるとはKIYOMIさん自らの弁。 【86】 |