仏>ブルゴーニュ>ボーヌ/赤
色は凝縮感を感じさせる濃いルビーで縁にピンクの色調。香りはチェリー、ラズベリーのジャム、生肉、ジビエ、ビターチョコ。 味わいはやや甘みを伴った、豊かな果実味が主体。酸はしなやかでバランス的にはやや控えめ、タンニンはきめ細かい。村名とは思えないような凝縮感があり、厚みがあって力強い果 実がフィニッシュに広がる。 繊細さや堅牢な骨格というタイプではないが、なんというか、豊満なスタイルで好印象だった。 【84点】
前ページのテイスティング会終了後にふるまっていただいたワイン。 テイスティング会の時のワインには申し訳ないが、 さすがに1ランク上を感じさせる味わいだ。アントナン・ギュイヨンはサヴィニィ・レ・ボーヌに本拠をおくネゴシアン。「ブルゴーニュワイン」のセレナ・サトクリフ女史の評価は低いが、「ブルゴーニュワインがわかる」のマット・クレイマー氏は「注目したい」と述べている。
仏>ブルゴーニュ>ヴォーヌ・ロマネ/赤
色は縁に紫がかった、輝きのある濃いルビー。香りは果実香主体でまだあまり複雑さは出ていない。ラズベリー、イチゴ、小梅、バニラ。しばらくすると革の香りも。味わいはアタックに丸いがしっかりした酸を感じ、果 実は濃縮感があり、タンニンはやわらかい。粘性は高めでネットリ感がある。フィニッシュには酸味に加えてはっきりした苦みが感じれられ、複雑。…とこれだと良いことずくめのようだが、 バランス的には酸味がかなり強めで、「スッパイ」印象が強く、あんまり面 白みがないワインという印象だった 。 【73点】
まだ喉の調子はよくならないが、久しぶりにワインを開けてみた。 でもやっぱり喉の状態を気にしながら飲むワインはあんまり美味しくない。味覚もまだ完全じゃないし。 ところでこのニコラ・ポテルは、新鋭ながらパーカーも誉めている評判の作り手で、別 の銘柄(ヴォルネイ)をSEIさんが誉めておられたこともあり、期待したが、印象は今ひとつ。ポテンシャルは感じるんだけど… ブルゴーニュってやっぱり難しい。
スペイン> リオハ/赤
色は中心に黒みがかった、濃縮感を感じさせる深いガーネット。香りは焼いた栗、プラムの砂糖菓子、エスプレッソ、回すと生肉、丁字、ユーカリ、燻香など。味わいはジャムっぽい果 実味、タンニンはやわらかく、酸はキメが細かいがやや攻撃的。ボリュームは中程度でフィニッシュは酸が支配的に。 【72点】