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2017年の総括

2017.12.23. 掲載
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目次
 1.重点をおいたこと
 2.新しく始めたこと
 3.続けていること
 4.変わったこと
 5.サイトに載せた記事
  ●言葉 ●映像
  ●PC ●旅行
 6.交流
 7.健康
 8.まとめ


2003年から、年末にその年の総括を載せてきたので、今回で14回目となる。

1.重点をおいたこと

●私の人生のまとめ

体力の低下が著しくなってきたことから、人生のまとめの時期に入ったことを自覚し、書籍、写真、動画、PC内データの整理を行った。

全体的なまとめとして、年譜を作り、私にとっての重要な事項を網羅して、Webサイトに野村 望 年譜のタイトルで掲載した。このWeb版の年譜は、通常の書籍版の年譜と違って、ワンクリックで関連情報の表示が可能である。

Web版年譜を作り、その有用性はよく分かった。しかし、これは項目の辞書的な集合体で、読み続けたい気持にはならない。そのわけは、ストーリーがないからだと考えた。

今回の年譜作成にあたり、これまでにサイトに載せた記事の多くに目を通した印象は、自分の人生が幸運の連続であったこと、その幸運のほとんどが「時」「偶然」に因っていることだった。これは大発見だと思い、「運は時なり」ということばが、心の中に住みついてしまった。

そこで、この「運は時なり」をテーマにしたストーリーのある自分史を書くことを思いつき、書き上げて運は時なり物語のタイトルでサイトに掲載した。

これは面白くて、読み始めると書いた本人が読み続けたい気持になる。しかし、分量が膨大で、そのため読むのを中断したくなる欠点がある。その時「百聞は一見に如かず」のことばが頭に浮かび、私自身が写った写真で私の人生をまとめることを思いついた。

このような写真による自分史は珍しいのではないかと思うが、それが可能な時代に生きてきた幸運を思う。まさに「運は時なり」である。

これをパスポートサイズに準じて正面顔写真でまとめ、顔貌の年齢変化 のタイトルでサイトに掲載した。

この試みは成功だったのではないかと思っている。人間の身体の中で一般的に一番注目されるのは顔であることに異論はあるまい。

リンカーン大統領は「40歳になれば自分の顔に責任を持て」と言ったが、その人の人生が顔に表れる場合もあるだろう。

この顔写真による自分史に続いて思いついたのは、全身または上半身の写真を使って自分史を作ることで、私の服装60年のタイトルでサイトに掲載した。

顔写真の場合は各年齢あたり最大2枚としたが、服装の場合は、自分が恣意的に選び、枚数に制限を設けなかった。その方が、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)などを推測し易いのではないかと思ったからである。


2.新しく始めたこと

●自分の人生全体を振り返り、複数の見方でまとめた

私は自分が関わってきた分野で、そのまとめと記録をWebサイトに残してきたが、人生全体を通したまとめは初めてである。それを、年譜、物語、顔写真、服装という4つの異なった観点からまとめたが、そのような試みも初めてである。

●映像のサブカテゴリに人物を設けた

私は中高生のころから写真に関心があったが、それは記録と説明の道具としてであり、芸術的な意味はほとんどなかった。それは今も変わらない。

Webサイトに掲載した記事の静止画のカテゴリに、「風景」というサブカテゴリーを作ったが、「人物」は作らなかった。それはプライバシーに関係するからだった。

しかし、自分の写真であれば、プライバシーの問題はなくなるので、「人物」というサブカテゴリーを今年から作り、顔貌の年齢変化 私の服装60年をここに収めた。


3.続けていること

1.朝食は、毎日うどんか蕎麦を、一味唐辛子を思いっきりかけて食べるのは変わっていない。
  これは結婚以来で、今年は結婚50年だから、それほど長く続いていることになる。

2.文書作成はMifesというテキストエディタを専ら使ってる

3.サイト作成は、1996年8月15日以来 Mifes を使い、サイト作成ソフトは使っていない

4.メーラーは2001年1月より、Becky!2を使っている
  1996年より使っていたWindows添付のいくつかの無料メーラーのデータは、このBecky!2に移行さ
  せてあるので、インターネットをはじめてからの、すべてのメール・データを調べることができる。

5.夕食は家で、午後7時から9時頃まで、休肝日を設けずスーパードライ350mlをほぼ3缶飲みながら
  食事をするのに変わりはない。

6.夕方約2時間程度の妻とのウォーキングは2007年末から続けて来たが、今年は7割くらいがウォーキ
  ング、3割は地下鉄利用だった。

7.年賀状のスタイルは、2008年から変わっていない。

8.2014年から使用している補聴器は、1日8時間程度の装着を続けている。
  音色が悪く、音程が分かり難くいのは変わらない。話の理解がし難くいのは程度を増した。補聴器を
  外すと静寂にホットする。

9.毎日およそ10時間くらいPCに向かっていることは、2005年から続いている。
  PCを使って作りたいことが、相変わらず思い浮かぶので、したいことをして楽しんでいる。


4.変わったこと

●マンションの大規模修繕工事が始まった

私たち夫婦の終の棲家となったこのマンションは、2003年の建築で、最初に息子夫婦が入居し、2005年9月から私たち夫婦が入居している。

築後13年となった本年10月より、大規模修繕工事が始まり、来年12月に完了する予定になっている。

それに対応しなければならず、かなりの不便を強いられたが、住みながらの工事現場で、その実際を見ることができたことは面白かった。現役時代に居宅の増改築をした時も、住みながらの工事現場をずいぶん楽しんだことを思い出す。


5.サイトに載せた記事

今年サイトに載せた記事は、この「2017年の総括」を含めて9件で、サイト開設以来最少だが、内容は自分にとって有用なものばかりである。

●言葉

人生 まとめのとき (03/28) Google検索: 1位/約 1,810,000 件
野村 望 年譜 (04/16) Google検索: 4位/約 9,830 件
運は時なり物語 (09/14) Google検索: 1位/約 724,000 件
2017年の総括 (12/23) Google検索: ?位/約 410,000 件

●映像

顔貌の年齢変化 (11/03) Google検索: ?位/約 41,000 件
私の服装60年 (11/14) Google検索: ?位/約 3,000,000 件

●PC

サイトのハイパーリンク (01/17) Google検索: 5位/約 1,390,000 件
私のパソコン歴 (08/03) Google検索:2位/約 835,000 件

●5.旅行

ハンガリー・スロバキア・オーストリア・チェコの旅 (06/30) Google検索: ?位/約 2,060,000 件


6.交流

●高校3年クラス会

高校3年のクラス会は、最近は毎年1回開かれ、ほぼ毎回参加してきた。しかし、聴力低下で会話に加わることが難しくなったため、今年で最後の参加にさせて頂きたいと申し出たところ、「ドタ参歓迎」のコメント付きで了承された。

●小学4年庄野学級クラス会

敗戦の10ヶ月後から始まった小学4年庄野学級は、私の幸運の出発点であった。

当時10歳だったクラスメートが、56年後の66歳で最初のクラス会を持ち、以来、ほぼ毎年クラス会を開き、合わせて16回になる。恩師の庄野先生は、2014年に91歳でお亡くなりになるまで、ほぼ毎回出席してくださり、皆で庄野学級のころの思い出ばなしを、いつも夢中で楽しく語りあってきた。

聴力低下で会話に入れないことから、全ての同窓会・クラス会を今年で最後にする心づもりをしてきたが、小学4年当時の無二の親友だった山下哲男君が、通訳をし、フォローしてやると言ってくれたので、好意に甘えることにした。

●年賀状交換を続けてきた知人の物故

今年は、年賀状交換を続けてきた知人が11名も亡くなられた。これほど多くの物故は初めてである。その内の5名が年長、2名が同年、4名が年少で、自分の生命も終わりに近づいたことを自覚する。住所録から物故者名を削除しながら感慨を覚える。


7.健康

快眠、快食、快飲はこれまで通り続いている。快便ではなくなり、不規則だが、困るほどではない。
食後の満腹感が強くなり、夕食の食事量が2割ばかり減った。

「野村 望 年譜」によると、2009.11.に、「1歳を過ぎたばかりの孫と、息子夫婦と一緒に北海道旅行。孫を抱き、旭山動物園の雪の急坂の上り下りを、何の不安もなく行うことができたのに感慨を覚える。この頃は体力的な衰えはなかった。」とある。

また、年間の総括に「健康」の項目が加わったのは、2010年 74歳で、「これまで、あまり体力の衰えを意識して来なかったが、最近消化器系がやや不調気味である」と書いている。

これらの記事から、体力低下を意識し始めたのは74歳ころからと判断して良かろうかと思っている。


8.まとめ

1.昨年の総括で「老いの時期」に移行したと書いたが、「人生の終わりに向かう時期」に改める。

2.この時期に入ってから、思考と行動のパターンがずいぶんスローになったが、それまでのクイック
  だった時期と変わらない楽しさ・幸せを感じている。

3.この、迅速な思考と行動から、緩慢な思考と行動への移行は、人間の生命の自然な姿だと思う。
  人間の一生は、この「人生の終わりに向かう時期」が加わって完結する。

4.一つのテーマを、幾つかの視点から分析し、まとめるという手法を思い付き、実行した。

5.観点が違えば、物事の実体の把握に違いが生じる場合があることを自覚するようになった。

6.生き方に、偶然ではなく、ストーリーが必要な生物は、人間だけではないかと思う。

7.生きる価値の基本を、生きることを存分に楽しむことと考えてきたが、その考えは死ぬまで
  変わらないだろう。それは、私の生きるためのストーリーである。

8.81年間の人生全体をまとめた後で、「運不運は時による」「運不運は偶然による」ことを覚った。

9.「時」「偶然」がすべての現象に関わり、支配していることに気づいたことは大きな発見だと思う。

10.人生で一番良かったことは結婚だが、今年、50年の金婚を迎えた。ただただ、感謝あるのみ。


<2017.12.23.>

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