確率と周期

巡りの周期
統計では数値はすべて同じ確率で出ることが知られております。

例えば、サイコロを振ると「2」ばかり出たり、「6」が全く出なかったり、などという事があります。しかし100回~200回~ と沢山のデータで統計をとれば各数字は同じ確率で出てきます。
つまりこれは「出る周期」と「出ない周期」のリズムがあると言うことです。

「よく出る周期」が過ぎれば出なくなる。「なかなか出ない周期」が過ぎれば、こんどはよく出るようになる。
そして長い期間で見ると、各数字はほぼ、同じ確率で、同じ回数出ている事になるようです。

では、各数字はどんな周期で、出たり出なかったりしているのでしょう。そして数字の組合せは、どんな形が出現確率が高いのでしょうか。

競馬はナンバーズやミニロトなどとは違い、数値が同じ確率で出るわけではないはずですが、統計調査してみるとそれなりに傾向がでてきますから不思議です。


2011年の全185レース(37開催×5レース)と2012年の昨日までの人気ごとの出現数を調べたのが下表です。
巡りの周期

2011年では人気に従って順当に各数値が出ております。しかし、2012年(22開催終了まで)では人気に従っては出ていないのが分かります。
1番人気が少ない、特に5レースが極端に少ないです。更に何故か3番人気が1番人気よりも多く出ている、これは本来ならば逆でしょう。

次にWIN5では単独で出ても意味がないので、組み合わせを調べてみると
『 X11XX 0 回・X1X1X 3 回・X1XX1 4 回 』でした。
昨年(2011年)も調べてみると『 X11XX 3 回・X1X1X 0 回・X1XX1 1 回 』でしたので、いまの所は「出やすい」「出にくい」の法則(リズム)にしたがっている分けです。

注意:『 X 』は1番人気は含んでおりません。含めると『11121で14,600円』などがありますが、こんなに安い配当を当てても意味がありませんから。

さて、情報が増えてくればこれからは「寄り戻し」が起きるはずですが、今年中なのか来年に持ち越すのかは分からないところです(まだ1年間の情報がない)。
がしかし、人気に従って順当に各数値が出てこないと理論的にはおかしいですから。
例えば、「2レースの1番人気と3番人気」が逆に入れ替わり、5レースの1番人気が増えるなどです。

各人気の合計値で見ると左側が大きくなっている、つまり「人気に従って順当に各数値が出ている」わけですから「出る周期」「出ない周期」のリズムがあるのは事実と言えそうです。

これは、2012年5月28日に書いたブログ記事です。「巡りの周期」が存在している説明で、パターンマッチング戦略の基本となる話です。