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 山口の秋の風物詩は何といっても公智神社の秋祭りだろう。毎年10月10日前後の「体育の日」の前日の日曜日に催行されている。
 「山口村誌」には公智神社の秋祭り大祭について以下の記述がある。『秋祭り大祭は近郷近在の圧巻で、各区から山車(だし)七台が当日午後一時ごろから下山口のお旅所付近に集まり、お旅所での祭祀が終わると、御神輿の渡御式に引続き、それぞれ若者達によって、鐘や太鼓の囃子も賑やかに宮の馬場を社前に向って宮入りする壮観は、さながら秋の一大絵巻である。』 下記の画像は、筆者が2005年10月9日に撮影したものである。
 公智神社の秋祭りは、山口町の各地区の七基のだんじりが境内に次々に宮入する中でクライマックスを迎える。鐘や太鼓の囃子の音響と深紅の地紋に錦糸文様の鮮やかな色彩のだんじりが本殿前の境内を埋める。だんじりの宮入の後、社務所前の境内では地域の子ども達による獅子舞が奉納される。
 だんじりは名来、下山口2台、上山口2台、中野、金仙寺の各地区で維持運営されている。戸数は最大の上山口でも1276世帯である。この戸数で維持し担ぎ手を確保する苦労が偲ばれる。地域の伝統文化を支えることの大変さを想った。
 上記の画像は、公智神社公式サイト掲載のものを管理者の了解を得て加工し掲載させて頂いた。