変電所の奥行き(投稿作品)
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新岡部変電所の威容
(見よ・新岡部変電所の威容を!!)

 茨城県つくば市のフルタニアンさんの作品をご紹介します


 JR高崎線の岡部-本庄間の線路脇にある新岡部変電所の正門からの一枚です。

高崎線を日常の足にしている人にとっては、見飽きた光景でしょうが、 じーっとみてみるとその建造物の異様さに気付くハズです。
 普通の人には、線がたくさんあるなぁ、と思うことしかできませんが、 みる人がみれば、すべてが深い意味をもって構成された構造物にみえます。 もちろん、私は前者ですけども。

 高さ制限4.5mという表示があるのが面白いところです。 一瞬、意味がわかりませんが、よく考えたら理解できますよね。 制限を守らなかったら何が起こるのか……。





 僕は高崎線でそこまで北上したことがないので、電車から新岡部変電所を見ることはありませんでした。でも、上越方面にスキーに行ったときは、本庄児玉インターから関越道を利用するので、近所を通りかかったことはあります。
 この変電所のから各方面に延びていく送電線には、大きいのやら小さいのやら変わったのやら・・・の鉄塔がたくさん立っているのです。その鉄塔群を目の当たりにして、ハンドルを手にしながら冷静な運転をしていなかった、と僕は告白します(笑)。

 そして、総本山の変電所。この威容。どこまで続くのか、と思わせる鉄骨と送電線の密度と奥行き、立体感。滑らかな曲線を描き、鉄骨梁を迂回していく姿。いやはや。モノクロの、ストイックな雰囲気ともあいまって、背中が痺れるような感じがします。
 この変電所は、街中の変電所よりも発電所側に近いのでしょう。どの電線も4本(ないしは8本?)組になっていて、扱う電力の大きさを示しています。

 僕も一度、ぜひ、この目で見てみたいです。
 フルタニアンさん、ありがとうございました。



追記:
 その後、このページがきっかけとなり、フルタニアンさんと共に『新岡部変電所』を見学することが出来ました。まさに、僕らは送電線で繋がっていたのです。
 詳しくはこちらへ
 『新岡部変電所シリーズ』
 感想注意報『ついに変電所見学!!』

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