ここは、あることで有名な手賀沼のほとり。
左端に写っている大きな鉄塔は、工事がほぼ終わっている「新京葉線−96」です。そして、その手前に写っている小さな鉄塔が今回の主役である『ドナウの兄弟:建設省第2機場線−13・14』なのです。
このアングルで見てみると、その大きさの違いに驚きます。手のひらに乗ってしまうかにも感じますね(笑)。よく見る四角鉄塔に対して、このちっちゃなドナウ型鉄塔のユニークさもなかなか。
![]() (兄弟そろってパチリ) |
![]() (弟のプレート) |
![]() (兄のプレート) |
手前にいるのが「兄:建設省第2機場線−14」、後ろに控えるのが「弟:建設省第2機場線−13」です。
この兄弟は、以前にご紹介した『ドナウの旅人』に比べて、腕金の長さが短くなっています。また、兄弟でも少し形状が違います。兄はずんぐりむっくりタイプ。弟はスリムタイプ、とでも言えますね。頭のてっぺんには、おそろいの赤い帽子をかぶって、兄弟の仲の良さを示しているようです。
兄弟のはるか後ろに見えるのは、おそらく父親ではなかろうか(笑)。
さて、なぜこの鉄塔には建設省第2機場線などという無骨な名前がついているのか?
実は、この鉄塔群は2つ後の16番基で終わっており、終点には「手賀沼浄化中継機場」というものがあるのです。つまり、建設省の建物。ここ専用の鉄塔ということなのです(おそらく)。
それじゃ、建設省第1機場線というのはあったのだろうか・・・という疑問が(爆)。
匿名さん、情報をありがとうございました。
>>「なぜこの鉄塔には建設省第2機場線などという無骨な名前がついているのか?」 >>とありますが、「手賀沼浄化中継機場」は、昔「北千葉第二機場」と >>呼ばれていました。ということで、Y2さんから情報をいただきました。
>>「手賀沼浄化中継機場」というのは「北千葉導水事業」という事業の >>一環でありまして、このページにどんなことを >>やっているか大ざっぱに書いてあります。したがって、「手賀沼浄化中継機場」が「北千葉第二機場」と呼ばれていた頃に、このドナウの兄弟が誕生していたということが考えられるのです。>>通称「北千葉第〜機場」というのは、第三まで存在します。 >>第一は、千葉県我孫子市と印西市の境あたりの利根川のすぐ脇にあります。 >>JR成田線布佐駅の近くになります。 >>で、第三ですがこちらはよく知らないのですが、 >>松戸市にある松戸排水機場のことを言うようです。実は、松戸排水機場は僕の通勤路のすぐ脇にあるのです。これには驚きました。
関連があるとは全く思ってもいなかったことですし、遠く離れた施設同士につながりがあるということにも。
Y2さん、ありがとうございました。
20000206追記