気づいたときは7:30だった。ここは、ニューメキシコ州はアラモゴルド。行程は結構きつい予定だったので朝食も採らずにホワイトサンズ国定公園に行きました。
ホワイトサンズ国定公園は国立公園ではありません。と言うわけで、たまに、米軍のミサイル練習も実施するところだそうで、たまに入れてくれなくなるそうなんですが、今回は大丈夫でした。また、ウルトラクイズ通なら、「バラマキクイズ」でご存じの方がおいでかも知れません。金さんはやってたと言ってました。
入り口にビジターセンターがあり、白い砂についての話や書籍などが置いてありました。もちろん、お土産屋を見て来、Tシャツを購入。
さて、車に乗り、奥の方に入って行きます、途中に料金所があり、スタイルはまさしく「国立公園」のスタイルでした。
料金は5ドル/台なのですが、一応、「国立公園のパス」があれば、お金はかからないらしく、見せてみたら難なくOKでした。
所で、ホワイトサンズ・・・というだけあって砂が白いんです。奥に入るにつれてだんだんまぶしくなってきました。砂の反射がものすごいのです。
やっと、ロッキーマウンテンの入口、ラブランドで買った7ドルのサングラスが役に立つようになりました。コレがなかったらメチャクチャ悲劇だったかと思います。
さて、道を入って行くと、大きな駐車場に着きます。そこに自動車を置き、だだっ広い砂地を見て、写真撮影なんかも・・・
とにかく、広いばかりで、コレという被写体がピンとこないんですが、まぁ、サボテンをネタに・・・という程度にはカッコウつけて、この、国定公園をあとにすることになりました。
さて、今度は大本命の「カールスバッド洞穴国立公園」に向けて車を走らせることになります。
ホワイトサンズから、この、カールスバッド洞穴までは、地図で見ると180マイル(290キロ近く)もあり、結構な長旅になっちゃうから・・・ということで、昼食用にバーガーキングでハンバーガーを買いました。
地図で見ると、途中は峠になっていて、時間がかかりそうだったので、前もって2人には、「ここだけは”峠スペシャル”で行くから悪いけどそのつもりでね・・・」と言っておき、気合いを入れて走っていたのですが、箱根や碓井峠のようなハードな道ではなく、比較的速く行け、3人とも拍子抜け、と言うか、安心!と言う感じでカールスバッドへ。
途中、アーテシア(Artesia:読みわからん)で給油、リッター約12km/L。ここで運転を金さんに変わって貰い一眠り。気づいたらカールスバッド洞穴の入り口はホワイツシティーに到着し、そこでおそらく唯一の宿を確保しました。
カールスバッド洞穴国立公園は、その宿から一本道を入って行った突き当たりになります。
すぐかな?・・・と思ったのですが、それなりの距離はありました。
そして、カールスバッド洞穴国立公園に入る。通常、入り口に料金所があり、そこで車1台ナンボでお金を払うんですが、それがない。「ラッキー、タダだべ。」などとほざきつつ駐車場へ。
さて、駐車場に着いたはいいけど、どこに行けばいいんだ?・・・まぁ、アメリカ人の連中についていけば、どっか行けるだろ・・・とばかり、ついて行きました。
みんなが入って行った建物に一緒になってはいるとそこには受付やみやげ物屋なんかがあり、受付でハナシを聞いてみると、ヒトリ5ドル払う事になっており、それでエレベーターに乗って洞窟内に入ると言うのです。
巡回のコースなんですが、「Red Tour」と「Blue Tour」があり、「Red Tour」は、エレベーターで洞窟に降り、中を1週するコース。2キロ、所要約1〜1時間半、「Blue Tour」はコウモリが出てくる所から階段をひたすら下り、降りきると「Red Tour」に合流し、レッドを回るコース。4,8キロ、2時間半〜3時間。最後は、エレベーターで上に戻ります。
早速、エレベーターに乗って洞窟に入って行く、三脚をおいてきたので、今回の撮影は手持ち・・・ストロボも使っちゃえ・・・
中にはいると、やっぱり広いんです、世界一の洞穴だと金さんは言うのですが、まさしく・・・という迫力でした。
さすがに2キロ、真っ暗なトコを歩くと結構体に来るかな?・・・エレベーターに乗り、元の場所に・・・
このとき使ったチケットは保管しておけば、翌日、Blue Tourに行く際、使えるそうで、大事に保管しました。
そろそろ夕方、コウモリが出てきそうな時間になってくる。ナチュラル・エントランスなるコウモリが出てくる入り口からは何匹かのコウモリが飛び交っている。カメラにはこの日のために支度したISO1600の高感度フィルムを装填し待ちかまえる。
そろそろ18時になるのだが日は一向に暮れる気配はない。国立公園の係(オカーチャン)がユーモアあふれる説明をしてるのですが分かったことは「ストロボを使うとコウモリの超音波がおかしくなって、飛行コースが乱れるから使っちゃダメよ」位であとは上の空でした。
いよいよ18時、一斉にコウモリが飛び出す。洞窟からウズを巻いて出てくる出てくる。目が回りそうな程であります。早速、一番明るい50mmレンズで捕らえ、明るいのでズームレンズもフルに活用。
流石はISO 1600!! 何でもあり級の感度で、ばしばし高速シャッターが切れる。実際枚数こそ少なかったのですが、いい感じで撮れたのと、あの迫力に圧倒され、興奮してしまいました。
その後、宿泊場所から20マイル(32キロ)ほど離れた、カールスバッド(と言う街もあります)で中華屋を探し、ありつく。今度の店は、店長かコックが2〜3代目らしく、東洋人向けと言うより、献立がアメリカ人向けになってた様な気がしました。
とにかく量が多いのは「アメリカ」の特徴らしく、金さん、確か、2種類頼んだんです・・・何かとチャーハンを頼んだと思ったのですが、その「何か」にチャーハンがおまけについてきたのには3人ともショック!
最初、どっか注文を間違えたのかと思ったのですが、献立を見直してみると、やっぱり、それに「Fried Lice」がついている様でした。
そんな感じで頼んだモノですから、当然食いきれるワケもなく、余ったヤツを「テイクアウト」にしてもらおうと頼んだつもりだったのですが・・・
何となく、レジでゼニを払い、自動車に乗った頃、持っていこうと思ってたモノがない・・・あ、余ったチャーハン持って帰らなくちゃ・・・と店に掛けあったら、既に処分済みでした・・・
やむなく宿に帰り、ビールでもやって寝よう・・・
そしたら、今度は、日曜だったモノだから、お店で「酒類」は販売できない日だったんですね・・・
と言うわけで、すごく健全な夜になりました。