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尺岩魚と幽霊岩魚、楽しい源流酒場
 柔らかい春の日差しに輝く源流岩魚。
 ゆっくり山菜を採りながら小沢を下り、いつものテン場にたどり着く。流木や倒木を集め、テントを張る。本日の釣りは3時間しかなかったが、野性味あふれる岩魚が出迎えてくれた。感謝、感謝・・・。
 虫食い状の白い斑点。何千年の時を経て生き続ける野生の輝きに、言葉を失った。冷たく、透き通るような水の透明度・・・白神のブナの森があればこそ撮れる写真だ。
 やればやるほど病み付きになる山釣り。雪代に沸き返る流れ・・・萌黄色に染まる渓を釣る。
 柴田君に初めて釣れた岩魚。斑点と腹部の橙色が鮮やかだった。  長谷川副会長に釣れたアメマス系の岩魚。
 1年間、忙しくて山釣りに来れなかった章に、何と尺岩魚が釣れた。1年間の苦労が吹っ飛ぶ笑顔が、何とも印象的だった。
 柔らかい春日に輝く精悍な岩魚の顔。この沢の岩魚は、なぜか頭部が虫食い状の斑紋をしているものが多い。全体的に橙色の斑点を持つニッコウイワナよりも白い斑点のアメマス系が多く釣れた。
 滝壷で釣れた幽霊岩魚。尺を超えているが、頭だけがデカク、体はガリガリに痩せていた。恐らく、病弱で過酷な源流ではいつも負け続けた岩魚だろう。
 せせらぎの音、さえずる鳥たちの鳴き声を聞きながら楽しい昼食。  萌え出たばかりの渓を釣る柴田君。
 本日採取した山の野菜。ウド、ヤマワサビ、アザミ、アイコ、シドケ・・・
 3時間ほど釣りを楽しみ、早々に納竿。山菜と岩魚料理に夢中。 私は、岩魚の腹を割き、6人分の刺身を作る。半年間夢にまで見た岩魚の刺身は、もちろん最高の味だった。
 雪代で沸き返る渓の傍らで山菜を調理する金光コック長と章カメラマン。右は、調理したシドケ。
 燃え盛る焚き火を囲み、早春の岩魚と旬の山菜をツマミに酒を酌み交わす。本日の源流定食は、岩魚の刺身、岩魚のムニエル(バター・ニンニク風味)、岩魚の空揚げ、シドケ、アイコのおひたし、アイコのゴマ和え、ウドの酢味噌和え、アザミの味噌汁、激辛のヤマワサビ・・・。

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