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さあ、今日はみんなと来たのは、「朝日いせき 」という
ところだ。たくさんの人が、なにかしているよ。あれは、「発
掘調査(はっくつちょうさ) 」といって、地面の下にうまっ
てしまった、大昔の人々の生活の跡(あと)を、土をほって
しらべているんだ。 |
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朝日いせきは、いまから2000年以上も前から、人々が集ま
って住んでいたところなんだ。日本のれきしの中では「やよ
い時代 」とよばれているころだね。だから、「発掘調査
(はっくつちょうさ)」では、そのころ朝日いせきに住んでいた
人々の「たてもの」の跡(あと)などがたくさんみつかってい
るんだ。その一つが「たてあなじゅうきょ」だ。 |
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「たてあなじゅうきょ」というと、わらのような屋根がついたた
てものを思いうかべるだろうけど、「いせき」でみつかる「た
てあなじゅうきょ」は、じつは地面をほった「ゆか」と「柱(はし
ら)のあな」、そして「ゆか」のまわりをめぐらせた「みぞ」くら
いなんだ。
つまり、昔の人が地面にほった「あな」とか「みぞ」だけが「い
せき」として、土の中にのこっている んだ。 |
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さあ、それでは「たてあなじゅうきょ」の中にはいってみよう。
これで、一けんの家のあとだよ。みんなの家とくらべてみて、
大きいかな、それとも小さいかな?
「朝日いせき」では、こんな家のあとがたくさんみつかってい
る。これから、まだたくさんの家がみつかるだろうから、たぶ
ん「朝日いせき」には1000人くらいの人が住んでいたんだろ
う、っていわれている。(これは4時間目にくわしく学ぼう。) |
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そんなにたくさんの人がいたんだから、その人たちが死んで
うめられたいる「おはか」もたくさんみつかっている。あなをほ
って、人をうめた「おはか」から、2000年くらい前の「やよい
人」がみつかることもあるんだ。
とうぜん、みんな「がいこつ」になっている。ちょっと、きもち
わるいかな・・・。 |
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でも、「いせき」からみつかるものは、それだけじゃないよ。
その時代に生きていた人がつかっていた、せいかつの「ど
うぐ」 も、たくさんみつかっているんだ。ほら、あそこでは
やよい時代のやきもの「やよい土器(どき)」が3つもみつか
った。こんな発見も「こうこ学」のたのしみなんだ! |