しつもん・やよい時代
しつもん・やよい時代


こげた「お米」


銅のしずく


土器にのこる
布のあと

朝日いせきでは、紀元前3世紀(およそ2300年前)から紀元
3世紀のあいだ、人があつまる大きなムラがあったんだよ。
この時代は、ちょうど日本のれきしで「弥生(やよい)時代」と
呼んでいる時代のはじまりから終わりとかさなるんだ。
なわ目もようの土器「じょうもん土器」がつかわれていた「じょ
うもん時代」と、大きなおはか「こふん」が作られた「こふん時
代」の間の時代だ。この「やよい時代」のとくちょうを、いくつか
あげてみよう。

1.米つくりが、ほんかくてきにはじまった。

2.「鉄(てつ)」や「銅(どう)」などの金ぞくのどうぐが作られた。

3.布(ぬの)をおった。

他にもいろいろあるけれど、あたらしい文化がとりいれられた
時代にはちがいない。それでは、この「弥生時代」という名前
について、説明しよう。今から110年以上もむかし、東京の弥
生町というところで、「じょうもん土器」でも、「こふん時代の土
器」でもない、めずらしい土器がみつかった。そこで、この土
器を、はっけんされた地名をとって「弥生(やよい)しき土器」
と呼んだんだ。「じょうもん時代」と「こふん時代」の間の時代を
「やよい時代」というのは、ここからはじまっているんだ。

どのくらい前のおはなしか、そうぞうできる?

いせきたんけんをつづけよう!

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