しつもん・本当に「あな」や「みぞ」だけ
しつもん・本当に「あな」や「みぞ」だけ?

たとえば、「たてあなじゅうきょ」を見てみよう。やねにはカヤ
という植物をつかう。また、はしらも木をつかっている。
これでは、朝日いせきのように、2000年も土の中にうまってい
ては、くさってしまって、ふつうはのこらないんだ。でも、「かな
らず」のこらないわけじゃない。これはやよい人が作った、「て
いぼう」のようないせきだ。たくさんの木がのこっているよ。
他にも、じめんに打ちこんだ、「くい」も、のこっていた。
朝日いせきのある場所は、「地下水」がたくさんわいて出ると
ころ。木が水につけられたようになって、ほぞんされていたん
だ。でも、ふつうはのこっていないことが多いなあ。
そうそう、「いせき」の中には、「貝(かい)がら」をまとめてすて
た場所がある。貝は、土の中にある「ほね」などをくさらせにく
くするんだ。だから、そういうところでは、どうぶつの「ほね」や
「つの」、それから「人骨(じんこつ)」なども、くさらずのこってい
ることがあるね。

「あな」や「みぞ」のほかは、のこりにくいんだね。

いせきたんけんをつづけよう!

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