(1)Generalization (一般化・帰納法的推論)
1つのサンプルが、そのグループの他の全てに当てはまるとして立証する方法で、よくアンケートの利用などで用いられるものです。ポイントはサンプルが典型的か否か、ということです。
例)
(2)Classification (特殊化・演繹法的推論)
これは上記の逆で、1つのグループに当てはまることは、そのグループを構成する各々の要素にも当てはまるとして立証するものです。Dataの事象がWarrantで示されたグループに属しているかどうか確認するのがよいでしょう。
例)
(3)Analogy(類推)
ある事象を説明するときに、それと似た事象と比較することで証明しようとするものです。これには2つの種類があります。
a)Literal Analogy (同等比較)
比較する対象物が同じ種類の場合
例)
b)Figurative Analogy(異質比較)
比較する対象物が異なった種類の場合。
例)
これは比喩的類推と呼ばれるように少々不自然さが否めません。Analogyのポイントは「2つの事象に際だった差異は認められない」ということですので、最初から異なったものを比較していることに問題があります。P.D.D.のように客観的・政策的なものにこのFigurative Analogyを用いるときは特に注意が必要です。
(4)Causal Relationship(因果関係)
1つの事象がもう1つの事象を引き起こすという因果関係による立証方式です。これにも2つの種類があります。
a)Cause to Effect
ある事象からそれのもたらすであろう影響と結果を導きます。
例)
b)Effect to Cause
ある事象からその原因を推測するものです。原因がそれ以外にも存在する場合があるので注意しましょう。
例)
(5)Sign Relationship
ある結果の発生・行為の認容などを何らかの事象から予見・判断する推論です。
例)
---T.D.F. Theory Book '96---
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