室戸のオガワコマッコウ

 
 
 
「くじらにあえるところ」のページを作っていると、 高知のホエールウォッチングのホームページがたくさんあり、高知ではホエールウォッチングが盛んに行われている事がわかります。
そこで、'99年8月下旬、高知県へホエールウォッチングのはしごをしにいきました。

最初は、大方町へ「ニタリクジラ」に会いに行きました。 その様子は、「大方のニタリクジラ」でご覧ください。



そして、次に行ったのが室戸岬です。
高知県室戸市は、高知で最初にホエールウォッチングを行ったところ。 室戸岬沖では、マッコウクジラやオキゴンドウ、コビレゴンドウ、バンドウイルカ、マイルカなど たくさんの種類の鯨類を見ることができます。

T.ウォッチングボート
U.ウォッチング
V.トローリング
W.町で見掛けたクジラたち
X.関連リンク



T.ウォッチングボート

まず最初は、室戸のホームページやガイドブックで紹介されている、佐喜浜港の「末広丸」長岡さんの ウォッチングボートを予約しました。
ところが、前の週になり「手を離せない出張が入り、ボートを出せなくなった」との事で長岡さんのボートはキャンセル。

そして長岡さんに紹介してもらった椎名漁港「ツナ丸」安岡さんのボートでウォッチングに出かける事になりました。
安岡さんは昨年('98年)からウォッチングボートを始められたそうです。 5月から9月までウォッチングボートを運航されています。


「ツナ丸」安岡さんとご家族です。

<連絡先>
室戸/椎名漁港「ツナ丸」(安岡幸男 TEL:0887-23-2440)




U.ウォッチング

まず椎名漁港につき、クジラのポスターを見ながら船長の安岡さんが簡単に説明してくれました。
この日の前々日のウォッチングでは多数のゴンドウが見られ、この日も6:40頃に300頭の ゴンドウの群れを他の漁船が確認しているとの事でした。

椎名漁港には特にウォッチング用の施設はありませんが、トイレは漁港のトイレを借りることができます。 (もちろん「ツナ丸」にもトイレはあります。)

出発は8:00。
まず、ゴンドウの群れが確認された北東の方角に向かって船を走らせました。 しばらく走りましたが、もう移動してしまったようで、ゴンドウの群れを見つける事はできませんでした。

そこで、進路を室戸岬の方(南)に変更してしばらくたった9:00ごろ、船長さんがクジラの背びれを見つけ、 船を寄せていきました。ところが、びっくりしたのかクジラはすぐにもぐってしまいました。 背びれの大きさと用心深さなどから、多分オガワコマッコウだろうという船長さんの説明でした。 オガワコマッコウはそんなに長くは潜水しないそうですが、なかなか上がってこなかったため、 ここはあきらめて、さらに南に向かいました。


9:45ごろ、室戸岬沖で2頭のオガワコマッコウを発見。ゆっくり近づいていきました。 今度ははっきりと2つの背びれを確認できました。しかし、写真を撮る間も無く、2頭ともスッともぐってしまいました。
しばらくして、1頭が背びれを海面に出したので、あわてて撮ったのが左の写真です。 この時も2枚目の写真を撮る間もなく、スッともぐってしまいました。


この後、室戸岬沖から椎名漁港に戻る途中の、10:45ごろ、2時の方向(右斜め前方)20mくらいの比較的近くに オガワコマッコウと思われる背びれを発見しました。 あわてて船長さんに「船長さん、あそこ、あそこ、背びれが!!!」と叫んだのですが、 エンジン音にかき消されて全然聞こえない様子。 手を振ったりもしてみたのですが、船長さんは双眼鏡で一心に遠くを見てクジラを探してくれていて、全くこちらに気づきません。 あー、どうしよう、と背びれを見ると、今度は結構派手にボッチャン!ともぐってしまいました。 この日はこれが最後でした。




V.トローリング

この日はトローリングしながらのウォッチングでしたが、トローリングの方はなかなか大漁でした。

まず、出航してすぐの8:15にさわらが釣れました。


11:00には、しいら。



そして、11:40に大物”沖さわら”が釣れました!



この日の収穫を並べてみました。大漁!大漁!



お刺身になったさわらです。
安岡さんの「ツナ丸」では、ウォッチング中に釣れた魚は、ウォッチングをしていたお客様に分けてくれます。
私は沖さわらのおいしいお腹の部分をクール宅急便で送ってもらいました。





W.町で見掛けたクジラたち

室戸をぶらぶら散策して見つけたクジラたちです。



町で見掛けたクジラたち(室戸岬編)




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