3ヶ月との余命告知から6年半を過ぎて、がん細胞が消滅したとの検査結果を頂きました。
この間、「オマケの人生」だと割り切って明るく感謝して生きてきました。日常生活としては、快食・快便・快眠の基本を守り、主治医ともよく相談して治療検査等受けていましたが、健康食品や民間療法には一切手をつけませんでした。
そんな私が生還した理由を、各方面の方々にお聞きしました。
次の2枚の写真を見比べてください。
余命告知を受けて疼痛治療をしているころの私と、がんが消滅して半年後の私です。
がん消滅の証拠としてわかりやすいのではないでしょうか。
1997年春
末期癌宣告の頃
2003年5月
癌消滅の半年後
どうして癌が消えたのか当の私にもわかりませんが、癌が消えたことについての周りの方々のご意見を載せさせていただきます。
A)外科医
癌であったというのは誤診で、元々癌ではなかったのではないか。
↓
私の告知直後の写真(このページの上)を見てからは…
↓
別人のようだ。不思議だ。
B)内科医
癌以外の病気だったのではないか。治療せずに治癒するとは思えない。
C)肝臓専門医
C型肝炎ウィルスや癌が消えるはずがない。
↓
私の告知直後を写真(このページの上)を見てからは…
↓
肝臓が悪いのはすぐに解った。しかし治療せずに良くなったのは解らない。
D)泌尿器科医
ホルモン療法のみで、西洋・東洋医学ともなしで治るはずがない。
しかし、あらゆる検査結果で癌が消えているのは認める。
E)内科医
自己免疫の向上でがん細胞が自然退縮したことが考えられる。
F)精神科医
末期癌の告知でウツ状態になることが多いが、発想の転換で心が健康になったから心身とも立ち直ったものと思われる。
G)内科医
多重癌でも、わずかであるが、ほとんどそれらしい治療もせずに、原因不明で自己治癒する事例が増えてきている。
H)宗教家
いつもご先祖に感謝し、我執を放し、どんな時でも腹を立てず、毎日を明るく「有難うお陰様」と感謝しているから、癌細胞が自然廃絶した。
ほかにも、皆さんから次のようなご指摘を頂きました。
・生きがいや希望を捨てなかった
・癌と共存の心があった
・24時間ずつ区切った生き方がよかった
・いつか死が来るのは当たり前という自然な考え方でストレスがなかった
・肉類や油濃いものを取らなかったのがよかった
「これからが完全治癒の本番だから油断せずにがんばれ」との励ましのお言葉も多く頂きました。これからも、更に心身とも修養に勤め、この余生を、いままでお世話になった社会のために少しでもお役に立たせることができれば、と思っております。
2003.6.10
伊藤勇(72歳)
Copyright (C) 2000- Ito Isamu All Rights Reserved.